Summits On The Air (SOTA)の楽しみ
2024年1月15日掲載
皆様あけましておめでとうございます。今年の正月は元日から北陸地方の大震災で大変な年明けとなってしまいました。数多くの方がお亡くなりになり、家屋倒壊、ライフライン、インフラの崩壊、避難生活で大変なことと思います。心からお見舞い申し上げます。
そのような中ではありますが、今年もSOTAを盛り上げていきたいと思います。くれぐれも安全第一でSOTAそして大自然を楽しみましょう。今月もひきつづき超簡単に登れるSOTA登録の山を紹介してみたいと思います。
昨年末にスイスからHB9DST局(日本でのコールサインはJK1VFX) Paul氏が来日し、100リージョンアクティベーションを完遂されました。その際にも99番目のリージョンとして彼が選んだところがJA5、そしてそのアクティベーションを行った山がこの城山(きやま)です。標高は462mですが車で登ることができる山です。
このように時間節約ができるため、海外から日本を訪問する局には人気です。SOTA日本支部設立に大きなご努力をいただいたVK3ARR Andrew氏もここから運用しております。私も四国を妻と旅行した際に少しだけ時間をもらってこの山から運用しました。特に山にはあまり興味のない妻と一緒に行った旅行の際に運用するなどの場合には、この「時間節約」はとても重要なカギとなります。(笑)
城山の場所は倉敷市から瀬戸大橋で四国に渡ったすぐの場所にあります。
山頂には展望台の建物がありますが、この上にあがらなくとも360度のパノラマが展望できます。下の写真では瀬戸大橋が見えています。
下の写真は西方向。右側手前に讃岐富士と呼ばれる飯野山が見えます。この山もSOTA対象の山JA5/KA-020です。香川県の山にはいくつか登らせていただきましたが、この飯野山のように低山の単独峰が多いです。おとぎ話の絵本によく出てくるような山容です。
下は南東方向です。SOTA JA5/KA-27の鷲ノ山、府中湖が見えます。
展望台でアンテナを張ると邪魔になるのでベンチから運用しました。
山頂は芝で展望台もありますので家族でピクニックをしに行くのも楽しいと思います。是非、ご旅行の最中にでも時間を少しもらってSOTA運用をしてみたらいかがでしょうか?
この山も車で登ることができますが、SOTA運用とするためには車の中から運用したり、車から電源を取ることは禁止されています。また、多くの人が訪れる公共の場所での運用ですので大声を出したり、ノイズをまき散らしたりすることの無いよう気を付けるなどマナーを大切に運用してください。 山を愛する者は山の自然を傷付けたり、山に何かを残したり取ったりしないことも一番大切なSOTAの基本ルールで取り決められています。 SOTAという看板を美しく保つのはSOTAを楽しむ方、ひとりひとりの心がけによるものです。
それでは今年が皆様に取り素晴らしい一年となりますよう祈念申し上げます。
SOTA日本支部ではSlackを使ったコミュニティプラットフォームがあります。すでに100人以上のSOTA愛好家の方々が参加されています。このコミュニティに新たに参加をご希望の方は私宛のメール、ja1ctvアットマークjarl.comでも結構ですし、SOTA日本支部のホームページの問合せのページから連絡を頂いても結構です。登録案内を送らせていただきます。
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