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2024年2月15日掲載
本年1月、神戸市にある六甲山から5600MHz帯と10.1GHz帯において下記ビーコンの発射が始まった。
コールサイン: JL3ZPO
周波数: 5756.50MHz、10.23650GHz
電波形式: F2A
送信パターン:
5600MHz: 毎時偶数分(0分,2分,4分,6分,・・・,56分,58分)
10.1GHz: 毎時奇数分(1分,3分,5分,7分,・・・,57分,59分)
5600MHz/F2A → 10.1GHz/F2A → 5600MHz/F2A → 10.1GHz/F2A →
運用時間: 常時
運用市区: 神戸市灘区
5600MHz帯ビーコンの受信の様子
10.1GHz帯ビーコンの受信の様子
昨年のIC-905の発売により、徐々に運用者が増えているSHF帯ではあるが、まだまだ実運用局の絶対数が少なく、一時的に運用者が集まるコンテストや、一斉運用イベントの日以外では、バンドワッチを行っても、アマチュア無線の電波は何も聞こえないといった状況があったり、呼び出し周波数で何時間もCQを出しても全く応答がないといったケースもあるようだ。
市販の機器が少ないために運用者も少ないSHF帯では、ビーコンを受信することで、受信機やアンテナの動作を確認することができるため、関西在住でSHF帯の運用を始めた局や、これからSHF帯の運用を考えている局には朗報と言えるだろう。
なお、下記のJARLのサイトを確認すると、日本全国のビーコンの情報を得ることができる。1200MHz帯以上の運用を始めた際には、まずはビーコンの受信にトライしてみてはいかがだろうか。
https://www.jarl.org/Japanese/1_Tanoshimo/1-6_beacon/beacon.htm
JARLビーコン局一覧(JARL WEBサイトより)
ビーコン局(個人局あるいはJARL以外の社団局)一覧(JARL WEBサイトより)
また、上記以外にも、JARLへのビーコン登録を行っていない局(個人局/社団局)のビーコンも複数発射されているので、JARLアマチュアバンドプランの「ビーコン」帯やその周辺をワッチすることで、それらJARL未登録のビーコンが受信できるかもしれない。
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