アパマンハムのムセンと車
2024年2月15日掲載
連載17回目となります。まずは積雪の話題から行きます。
この記事を書いている2月5日に、関東地方で大雪が降りました。雪国の方から見たら笑っちゃうくらいのレベルなのですが、東京やその周辺地域では、高速道路が通行止めになったり、電車が遅れたりしました。翌6日になっても通行止めが続いていて、本業に差し障りが出ています。
私は1月にスタッドレスに履き替えていたので特に問題にはならなかったのですが、実は自宅で、今まで経験したことがないような事態が起きました。まず、スノーノイズです。バンド中S9+のノイズが出ており、IC-7300でOVF(オーバーフロー)が点灯していました。ノイズだけでオーバーフローって初めて経験しました。
HF帯のメインで使っている釣り竿ロングワイヤーですが、雪が釣り竿に着いてしまいその後の強風で竿が下がってしまいワイヤーがたるみました。
たるんでしまったワイヤーエレメント
ワイヤーにも雪が着いて重たくなってしまい、伸びてしまったようです(今までの同調点から変化してます)。今まで積雪に対する対応は全くといっていいほど取っていなかったので、今後の課題となりました。
ワイヤーは現在直径1mmのアルミ線ですが、もっと別の線にしたほうがいいかも知れません。張ることを考えたらステンレスワイヤーもよさそうに思います。ただ、ステンレスワイヤーは、扱いがちょっと面倒そうです。
アルミ線(左)とステンレスワイヤー(右)
雪が溶けたら、釣り竿(移動では太すぎて扱いづらいものを固定用にします)とワイヤーを交換する予定です。
最近、お財布にやさしい軽自動車で移動していることが多くなっています。軽自動車なら燃費も良く、高速代も安い(普通車の約2割安い)ので、その分であちこちに移動してしまおうという魂胆ですhi
移動専用なら、以前にもご紹介しました、いわゆる軽バン(エブリイ、ハイゼットカーゴ、N-VANなど)を使えばいいのですが、運転席や助手席への乗り降りがにしくい弱点があります。
軽バンの一例(スバル サンバーバン)
また重心が高くなることで、強い横風への恐怖があります。コーナリング中にコテッとコケてしまう可能性もないとはいえません。ですので、今、移動に使っているのはダイハツのミラです。
現在の愛車 ダイハツ ミラ
ただし、収納の面ではとても軽バンにはかないません。いろいろなバンドでの運用を考えていくと、どうしても荷物が増えてしまいます。ルーフキャリアに直接むき出しでアンテナをしばって運ぶのは、防犯上や見た目の点で問題が残ります(仕事の移動の途中で運用することが多いので)。そこでお得意のAmazonでルーフボックスを探してみました。その結果コチラを購入しました!
購入したルーフボックス(Amazon.co.jpサイトより)
これから取り付けて行きますが、室内の荷物が少しでも少なくなれば、車内がスッキリするんじゃないかと思います。余談ですが、ルーフボックスの中にATUを入れてしまうのもひとつの手だと思います。これで運用が楽になるかも知れませんねhi いずれやってみます。
今まで、釣り竿の根本部分にコイルを巻いて、いわゆるベースローディングタイプのアンテナを自作して使ってきました。
電波の飛びはフルサイズにはかないませんが、お手軽移動では十分満足行けるものでした。今回、ちょっと丈夫そうなペットボトルを見つけました。
アサヒ ウイルキンソン タンサン
形状は全体的にストレートなので、コイルも巻きやすそうです。これを使って3.5MHzのセンターローディングを作ってみます。
短縮コイルは、1/4λの場合、先端に入れると一番効率が良いと、その昔、習った記憶があります。しかし、コイルのような重たいものを先端にいれるのは、強度的には不利です。だからベースローディングを自作してきたのです(移動先で危険な目に遭うのはまずいので)。
今回は少しでも効率を良くするために、先端は無理でも中間地点にコイルを入れて、センターローディングとすることで、効率がアップすることを狙っています。今回使用したペットボトルより太いものもありますが、欲張ったところで、受風面積が増えますので、アンテナとして強度的に心配です。まずはこの程度のもので試していきたいと思います。
アンテナの全景
コイル部分 調整が済んだらビニールテープで固定する
今回使用した竿は、以前にグラスファイバー製ということで入手しておいたものです。長さは実測で6.3mです。3.5MHz用ということで、非常にコイル部分が大きくなります。ということは短縮率も高くなります。どこまで実用になるか実戦投入してみてまた報告しますね。
IC-705やIC-905、IC-7100は、カメラの三脚に着いているネジで、操作部分を止められるようになっています。このネジのお陰で、いろいろな使い方が考えられます。
まずは、以前使っていたクランプです。これでどこかはさんでしまえばガッチリと取り付けできます。
カメラネジが付いたクランプ
次に、ネジで直接固定するタイプのスタンド2種類です。シンプルで値段も安いのですが、車の内装に穴を開けてしまうのがネックです。
カメラネジ付スタンドその1
カメラネジ付スタンドその2
あとはYouTubeなどで良く見かけるスタンドです。固定運用で使うなら角度も変えられてアリですね。
Z型のスタンド
なおご意見、ご感想、ご質問等については、筆者である私宛(jf1kktアットマークgmail.com)へご連絡頂けますと幸いです。
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