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東海ハムの祭典開催される

2025年11月17日掲載

10月26日(日)、第57回東海ハムの祭典が岡谷鋼機名古屋公会堂で開催された。本年も通常の対面による参加とZoomミーティング(ブレークアウトルーム)を使用したオンライン参加の両方で実施され、参加者数はオンライン参加を含んで2,900名(主催者発表)となり昨年の参加者を上回った。

東海ハムの祭典は、日本で一番古いアマチュア無線のイベントで、今回のテーマは「はぐくもう 無線でつながる みんなの未来」と題され、様々なイベントや展示が行われた。


会場の岡谷鋼機名古屋公会堂。朝から多くの来場者が詰めかけた


オープニングセレモニーの様子。来賓によるテープカット


Zoomミーティングの登録画面

会場内の各部屋では、様々なイベントや展示が行われた。それぞれのイベントをフロアごとに紹介する。

●2階、3階: ビジネス展示、一般展示、DXCCフィールドチェック
2階、3階ではビジネス展示、一般展示が行われ、ジャンク品や各種パーツの品定めする人で賑わっていた。また3階和室では恒例のDXCCフィールドチェックが行われていた。


一般展示はどの部屋もお目当ての品を探す大勢の来場者で賑わった

●4階: イベント、講演など
4階では様々なイベントや講演会、メーカー展示、展示のみの団体の出展が行われた。ロビーには特別記念局(8J2TKI/2)の運用ブースが設置され、通常運用や体験運用が行われ、JARL森田会長(JA5SUD)やMasaco氏(JH1CBX)も運用を行った。


8J2TKI/2を運用するJARL森田会長とMasaco氏

また特別記念局の隣では、特別展示として総務省東海総合通信局による「特別企画 臨時災害放送局」の展示、実験試験放送が行われた。これは災害発生時に被害の軽減に役立てることを目的とする基幹放送が行われるそうで、周波数は76.1~94.9MHz(100kHzステップ可変)、出力は10~100W(可変)で送信されるそうだ(当日は79.5MHzの10Wで仮設したフォールデッドダイポールで送信)。


臨時災害放送局設備

午前(11:10~)と午後(14:40~)のイベントタイムで約20分間生放送が行われ、午前はJARL森田会長とJARL木村副会長(JA2HDE)がゲストとして登場した。当日の放送の受信報告を東海総合通信局放送課へSASE同封で提出(11月11日消印有効)すると特別なベリカードが発行されるそうで、特に生放送中は受信する来場者が周辺に集まった。


生放送中の様子

ホールでは各メーカーの展示や、クラブなどの展示が行われた。今回初出展の警察庁中部管区警察局と、海上保安庁第四管区海上保安本部に注目が集まったほか、どのブースも賑わっていた。


4階ホールは終始、来場者で賑わった


警察庁


海上保安庁



メーカー各社のブース

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