アパマンハムのムセンと車
2025年11月17日掲載
連載38回目となります。11月に入りました。今年も残り1ヶ月半です。このところ急に寒くなって来ましたね。1ヶ月前に「10月にあるまじき暑さ」なんて書いていたのがウソのようですhi この原稿を書いている今日は、朝から雨が降っています。そのせいか、寒い! さっき、車に付いている外気温計は12度でした。この手の温度計は高めに出るので、もしかしてヒトケタ?!ということで、驚きましたhi
皆さんも風邪ひかないように気を付けてお過ごしください。では、今回も原稿を進めていきましょう。

雨模様でちょっと寒かったですhi
11月も半ばになると、もう年末の声が聞こえてきます。年末にはいろいろなイベントがあります。忘年会、クリスマス、大掃除、年賀状の準備など・・・ ローカルさんと忘年会を楽しむのも、仲間との交流にもなりますので、楽しい一時が過ごせそうです。

忘年会シーズン、飲酒運転と飲み過ぎはダメですからね
クリスマスで思い出すのは、JARL神奈川県支部のフィールドミーティング会場である神奈川県愛甲郡清川村のクリスマスツリー。自生しているもみの木を使っているそうです。今年も11月22日から12月25日まで、17~22時の間、点灯するそうです。でも、私はあっちのクリスマスツリーのほうがいいなぁhi

清川村の日本一のクリスマスツリー(清川村Webサイトより)

私の好きな方のクリスマスツリーhi
大掃除のついでに使わなかったジャンクを処分する方も多いことと思います。昔、1年使わなかったジャンクは処分するか誰かにあげろ、と教わりました。根が貧乏性の私は、なかなかジャンクが捨てられず、家族から白い目で見られていました。ヤフオクとかを拝見していると、断捨離したり終活したりして、出てきたと思われるジャンクが多数見受けられます。中にはとてもジャンクとは呼べない立派な無線機があったりしますhi
そういったものに目が行ってしまうのが、やっぱりジャンクが減らない原因じゃないかと思っています。そういえば、最近はジャンク屋さん巡りの代わりにリサイクルショップ巡りが流行っているようですね。YouTubeとかでよく見かけます。やっぱり掘り出し物を見付けた時の快感は、なかなか忘れられるものじゃありませんねhi

ジャンクもリサイクルのひとつだと思いますhi
年賀状もQSLカードと同じく、紙のものは年々少なくなっているそうです。SNSでの新年の挨拶が主流になっているということでしょうか。私たちのQSLカードも、電子化が加速すると思いますが、紙の文化も捨てがたいですね。JARLのQSLビューロー問題もどうなっていくことやら・・・

年賀状じまい。でもQSLカードじまいはしたくないなぁ
原稿を書いている最中ですが、「JARLかながわハムの集い」に参加してきました。現在は都民である私ですが、長く神奈川県住みだったこと、ローカルのOMさんに手渡しする物があったこと、なにより近所で開催されること、この3点で参加することにしました。午前中はコンテスト関連の表彰があり、午後からはメーカーさんの技術解説などがありました。

オール神奈川コンテスト等の表彰が行われました
最後に抽選会があったのですが、仕事の関係で急遽職場に戻ったため、せっかく当たった草加せんべいをいただくことが出来ませんでしたhi もっとたくさんの方とお話が出来れば良かったのですが、そんな時間も機会もなく、ちょっと残念でした。
今後はそういった時間を作ってもらえると、もっと楽しいイベントになるんじゃないかと思います。個人的にはフィールドミーティングの方が、ジャンク市があったり、モービルシャックの見学が出来たりと、楽しかったんですけどね。
先日、ローカルのOMさんと話をしていた時のことです。アンテナの偏波は垂直がいいのか、水平がいいのか? 現在、これが問題になるのは、ほぼ50MHzだけだと思います。元々、50MHz大好きの私としては、FM以外のモードは水平、FMはモービル運用が絡むので垂直、というのが50MHzでは理想と思っていました。
30年前の我がシャックには、タワーの上のビームアンテナ(水平)と、Eスポ&FM用のGPが建っていました。アパマンハムになって、垂直と水平の両方のアンテナを建てることが難しくなりました。で、どっちか片方しか建てられないとなった時に、どっちを取るのか? 私は水平偏波を優先しました。アンテナとしてはデルタループを使いました。

50MHzデルタループの一例
垂直偏波は、要はモービルホイップでも実現できますから、必要になればいつでも建てられます。次に話題になったのは、移動先でのアンテナです。SSBやCWでの運用で、どちらの偏波を使うのがいいのか?
安易に建てられるのは垂直偏波です。市販でノンラジアルのモーボルホイップがあります。これを釣り竿などを使って建てれば、簡単に設置ができます。ご近所しか相手にしないローカルコンテストならこれでもいいでしょうが、JARL主催のコンテストのように、全国を相手にする場合は、やはり水平偏波で、かつ利得のあるものが良くなってくると思います。それでも、可能であれば垂直偏波のサブアンテナがあれば、垂直偏波で呼んで来る局をピックアップすることがやりやすくなるので、両方用意できる人は用意するのがよいと思います。
結論は、水平偏波メインで、サブとしてモービルホイップ程度の垂直偏波のアンテナも用意する、これに落ちつくと思います。そういえば、40年くらい前に、144MHzで水平偏波を広めようという動きがありました。今でも水平偏波を推進している方がいらっしゃるそうです(理論的には水平のほうがいいと聞いたことがあります)。またEMEでは水平偏波を使用することで、垂直偏波の多いFM局からの影響を軽減する効果があるようです。でも、EMEの話はまさに浦島太郎級のネタですねhi

144MHz帯EME用アンテナの例
なおご意見、ご感想、ご質問等については、筆者である私宛(jf1kktアットマークgmail.com)へご連絡頂けますと幸いです。
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