
Masacoのうたのせかい
2025年11月17日掲載
11月9日、2年ぶりとなるふるさと・明石の子午線ホールでのコンサートを目前に控えて今、この原稿を書いています。この記事がアップされた頃には、きっとあの日のステージが無事に終わり、笑顔と拍手に包まれた時間になっていることを想像しながら、今も準備に追われています。イメージトレーニングって大事ですよね! 陸上をしていたころは、毎日自分のフォームをイメージトレーニングしていたなぁ・・・ と懐かしいです。
さて、今回も本当にたくさんの方がチケットを手にしてくださっていて、その思いに応えられるよう、最後の最後まで奮闘中です。季節の変わり目で寒暖差も大きいこの時期、体調を整えながら、会場で皆さんと笑顔で元気に過ごせること! それが今の私の一番の願いです。
2年ぶりのステージに向けて、「前回とは違う景色を届けたい」と思いながら、見応え・聴き応えのある構成を練り続けてきました。目で見ても元気になれるような、音や声、そして言葉そのものからもプラスの風が吹くような、そんなステージをつくりたい。メンバーとのリハーサルも終え、あとは本番を待つばかり。とはいえ、前日まで細かな準備が続くのはいつものこと。きっと眠れぬ夜を過ごしてると思います。ほぼ眠れないまま、当日を迎えて、アドレナリンの勢いで乗り切る!! これ、業界アルアルです(笑)

リハーサル終えたばかり♪
ピアノ:高藤大樹、ギター:山口和也、バイオリン:菅野朝子、パーカッション:福長雅夫
そして、今回もうひとつの挑戦がありました。それが「新曲づくり」。今年は特に、外に発信し続けるエネルギーが多く、創作に向き合う“内向きの時間”をなかなか取ることができませんでした。外に届ける力と、自分の内側を掘り下げる力は、私にとってまったく違う種類のエネルギーです。その切り替えが思うようにいかず、書こうとしても心の奥が静まらない。そんな日々がしばらく続きました。いただいたメロディに言葉をのせようとしても、どこか他人の言葉を借りてきたような感覚で、自分の声が見えない。そんな暗闇の中を手探りで歩くような制作期間。大げさかもしれませんが、「光はどこにあるんだろう」と思いながら、それでもどこかにヒントがあるはずと、移動中も浮かぶ言葉をメモして外の刺激も感じて。
そんなとき、ふと原点に戻って、曲を書いてくださった方の思いをもう一度丁寧に聞き、寄り添うように歌詞を書いてみようと。深く聞いていくと、テーマは、大阪・関西万博を通して感じた“未来への希望”。その思いをそのまま受け止め、「自分らしく書こう」と気持ちを切り替えた瞬間、言葉がすっと流れ出しました。
今、原稿を書いているこの時点で、コンサートまであと3日。まだ制作の真っ最中ですが、ようやく“この歌を届けたい”と思える形になってきました。果たして本番までに完成し、ステージで披露できるのか──。その結果は、次回の連載でお伝えしますね。
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