Monthly FB NEWS 月刊FBニュース 月刊FBニュースはアマチュア無線の電子WEBマガジン。ベテランから入門まで、楽しく役立つ情報が満載です。

特集

「Masaco&あーちゃんのARDFに挑戦!」 ~準備編~

月刊FBニュース編集部

初ARDFは「東海地方ARDF競技大会」!

FB NEWSの企画会議で「何か新しいことにチャンレンジしよう」ということになった。SSTV、JT65、EME、上級免許・・・数ある案の中で、FB Girlsのあーちゃんが興味を示したのは、ARDF※だった。

FB NEWS編集部「5~10km、走ることになるけど、大丈夫?」
あーちゃん「大丈夫です。私、体力には自信があります!世界大会を目指します!」と、高らかに宣言。

ARDFの経験ゼロ、ルールもほとんど知らないのに、この自信はいったいどこから来るのだろう。「目標は世界大会出場!」と最初から自らハードルを思いっきり上げたあーちゃん、本当に大丈夫?

企画スタート時点(昨年11月)で申し込み可能な大会を探してみたところ、2月19日に岐阜県関市で「東海地方ARDF 競技大会」が開催されることがわかった。今から準備すれば十分間に合うと判断し、当大会に参加することになった。

※ARDFとはAmateur Radio Direction Findingの略。4~5kmのフィールドに設置されたTX(チェックポイント)から発信される信号を受信機とアンテナ、地図を使って探査していく。見つけたTXの数やタイムで順位を競う。

Masacoさんの参戦も決定!!

「FB NEWSの企画で今度、ARDFにあーちゃんが挑戦することになったんですよ」とMasacoさんに話したところ、「私も出たいです~」との返事。Masacoの「むせんのせかい」で何度か体験し「面白そうなので、機会があればチャレンジしてみたい」と思っていたそうだ。ということで、新企画は「Masaco&あーちゃんのARDFに挑戦!」に決まった。Masacoさんは、学生時代は陸上競技ランナー、全日本インカレ出場という輝かしい経歴があるだけに、期待できそうだ。

新企画のタイトルが決まり、参加の申し込みを済ませたものの、ルールもわからない、何が必要なのかもよくわからない。そこで、昨年、Masacoの「むせんのせかい」(2016年2月号)で取材させていただいた奈良育英中学・高等学校情報技術部(JA3YTF)顧問の菊一先生に相談してみることにした。するとARDFのレクチャーと実践トレーニングを実施していただけることになった。

想像以上に高い?ARDFの壁

10:00、奈良育英中学・高等学校に到着。まずは部室で菊一先生のレクチャーを受けることになった。「ARDFとは」からはじまり「基本的なルール」「必要な機材」「実際の競技の進行」「注意事項」まで、みっちり70分。聞けば聞くほど、奥が深い。知れば知るほど、難しそう。ルールも厳格。これはもう、完全に競技だ。

先生から「競技中に他の競技者と話をしたら失格です」
「迷子になって帰って来れなくなり、捜索隊が出たこともありました!」
そんな話を聞き、いつしか2人から笑顔が消え、レクチャーが進むにつれ緊張感が増していった。もし遭難したらFB NEWSの前に、テレビのNEWSになってしまう。


菊一先生の説明を真剣に聴くMasacoさんとあーちゃん

「以前訪問した学校の生徒さんが『こんなの(ARDF)、簡単っすよ』」とか言ってたのに~」と珍しくボヤくMasacoさん。「世界大会出場」を高らかに宣言していたあーちゃんも、その時の勢いは明らかになくなっていた。

こんな2人の不安を察してか、先生は
「最初は1つか2つ見つければいいんです。時間内にゴールすればいいんですよ」と優しくアドバイスしてくれた。それを聞いて、ようやく少し元気を取り戻したMasacoさんとあーちゃんだった。

さらに難題!地図とコンパス、ARDF受信機の操作

レクチャーの後は休む間もなく、地図の見方とコンパスの使い方、ARDF受信機の基本操作を学んだ。地図と言えばイラストマップくらいしか見ない。等高線が描かれた本格的な地図なんて見たことがない。コンパス?「私が知っている(円を描く)コンパスじゃない」など、困惑しながらも全力で先生の説明に耳を傾ける2人。ポイントと見ればメモを取る。ARDF受信機の操作の指導では、わからないところは納得がいくまで質問する。初めてのARDF、不慣れな地図や機器に戸惑いを見せながらも、やる気と闘志は全く失っていない様子。知識と技術は???だが、根性はありそうだ。


地図やコンパスの使用法、受信機の操作の指導を受ける

昼食をはさんで、午後からは屋外に出て、より実践的なトレーニングを行う予定だった。しかし、この日は、あいにくの雨。仕方なく予定を変更して、室内での受信トレーニングとなった。最初はTXから発信されるモールス信号の聞き取りから。最初は苦戦していたが、しばらくして耳が慣れて来ると、難なく聞き取れるようになった。第一関門突破だ。先生や生徒さんの指導とアドバイスを受け、TXの方向も受信音の変化でわかるようになって来た。コツを掴むにつれ、2人とも「宝探しで、宝物を見つけたようで面白い!」とARDFの魅力がわかって来たようだ。

とは言っても、これは狭く限られた室内でのこと。実際にフィールドに出て、誰の助けも借りずに一人でTXを探し出してゴールできる、という確信は持てない。一通りのレクチャーとトレーニングを終え、2人から出た言葉は「屋外で、もっと実践に近いかたちで練習したいです!」だった。その熱意に押され、急遽、後日、屋外で実践トレーニングを再設定することになった。菊一先生にも快諾いただいた。


耳に集中するMasacoさん、TXの方向がわかるようになり笑顔を見せるあーちゃん

次号「月刊FBニュース2017年5月号」は 5月1日(月)と15日(月)に公開予定

サイトのご利用について

©2017 月刊FBニュース編集部 All Rights Reserved. 発行元: 月刊FBニュース編集部