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「WAKAMONOアマチュア無線イベント」が開催される

JARLは10月29日に東京・秋葉原駅前の民間コンベンション施設で、22歳未満を対象とした「WAKAMONO(若者)アマチュア無線イベント」を開催し、保護者を含め約250名の来場者で賑わった。子供たちの平均年齢は事前受付時で“13.5歳”という。


「WAKAMONOアマチュア無線イベント」の開会風景。髙尾JARL会長(JG1KTC)があいさつを行った


会場内はかわいいイラストの案内パネルや、アマチュア無線を案内する小冊子が随所に配置された

JARLは今年、青少年にアマチュア無線の楽しさを伝え、ハム人口を増やすとともに、会員増強を図る取り組みを行っている。その一環として10月29日に東京・秋葉原で22歳未満を対象とした「WAKAMONOアマチュア無線イベント」を初めて企画した。

当日は台風22号の影響で大雨となる悪天候だったが、午前11時の開会1時間前から事前予約していた参加者が次々に到着。神奈川県西部から「自分たちだけで来ました」という小学生の女子3人組や、北海道、長野、福島などからやってきた親子連れもいて、最終的に約250名が入場した。


受付開始直後には長い行列ができた

会場はコンベンション施設の大きな会議室を3つ使用し、「JARLコーナー」「協力各社コーナー」「講演コーナー」が設けられた。

★JARLコーナー
電子工作教室(FMラジオの製作)やアマチュア無線PRビデオの上映、JARLの入会手続きなどが行え、関東総合通信局やJARDの相談コーナーも設けられた。

コーナーの入口には、資格不要で使える「特定小電力トランシーバー」が多数置かれ、来場者の子供たちに無料で貸し出すサービスが行われた。参加者同士で交信し、JARLが用意した“ネームカード”をQSLカードのように交換し合ったり、JARLスタッフと交信し、無線で指示されたブースに立ち寄ると押してもらえる証明スタンプを集めてお菓子をもらったりと、楽しい無線の世界を体験することができた。


特定小電力トランシーバー(アイコム製IC-4110)を無料で貸し出す「無線体験コーナー」。子供たちはここで借りたトランシーバーを使って来場者同士で交信やアイボールQSOや、会場内のスタンプラリーを楽しんだ


無線体験コーナーに置かれたパンフレット。IC-4110の簡単な操作方法や、無線での交信方法、スタンプラリーの用紙などが配布された

また電子工作教室では30名以上の子供たちがFMラジオ作りに挑戦。22歳以下は実質1年間、完全無料でJARLに入会できる「青少年お試し入会キャンペーン」も多数の子供たちが入会の手続きを取っていた。


FMラジオを製作する電子工作教室は3回開催され、30名以上の子供たちがラジオ作りに挑戦し、全員が無事に組み立てた


22歳未満の青少年なら会費と入会金が1年間実質無料となる、JARLの「お試し入会キャンペーン」への申し込みも相次いだ

★協力各社コーナー
JAIA(日本アマチュア無線機器工業会)加盟のアマチュア無線機器メーカーをはじめとする各メーカーや出版社が展示を実施した。

これからアマチュア無線に入門するという子供たちの来場が多いことを想定し、特定小電力トランシーバーやデジタル簡易無線(登録局)などを実際に操作できるように展示するメーカーや、写真を撮ってSNSで発信してもらおうと“インスタ映え”する展示を行ったメーカーもあり、子供たちは各ブースで無線機に触れたり、カタログを集めたり、モールス通信用の電鍵を操作するなどして夢を膨らませていた。


協力各社コーナーでは、各メーカーや出版社が展示を行った(この写真は開場前に撮影)


アイコム株式会社の展示コーナーでは、子供たちに気軽に無線の世界を体験してもらうため、同社のアマチュア無線機以外に、自由に試せる電鍵や特定小電力トランシーバーなどを展示。スタッフがやさしく説明した

★講演コーナー
「南極昭和基地(8J1RL)と交信しよう」「友だちに自慢できる!! アマチュア無線の始めかた」「無線ってなんだろう~アマチュア無線を始めよう~」「アンテナってなんだろう? ~アンテナの種類と選び方~」「アマチュア無線をもっともっと楽しく」という、入門に役立つ5つの講演が行われた。


7M2GMJ 新谷氏による「南極昭和基地(8J1RL)と交信しよう」の講演。JARLが毎年5月に行っている、子供たちと8J1RLの交信イベントの模様と昭和基地の生活などを紹介した


アイコム株式会社の河上氏による「無線ってなんだろう~アマチュア無線を始めよう~」と題した講演。
電波の使われ方やデジタル無線に注目が集まっている現状を紹介した

さらに15時過ぎからは「お楽しみ抽選会」が行われた。多数のアマチュア無線グッズやノベルティグッズが登場、ハロウィンの仮装をした髙尾JARL会長が抽選を行い、当選者の名前が読み上げられるたびに拍手が起きた。最後に430MHz帯のD-STARハンディ機、ID-31 PLUSの抽選が行われ、小学生の男の子が幸運を引き当てた。


「お楽しみ抽選会」が始まると、会場内は超満員となった。当選者の名前が読み上げられるたび、どよめきと拍手が起き、豪華な賞品の抽選時には「会長、会長、会長…」という手拍子で盛り上がる場面もあった


プレゼンターを務めた髙尾JARL会長から、1等賞品のID-31 PLUSを手渡される小学生

22歳以下を対象としたこの日のイベントは、子供たちの笑顔に包まれ、終始明るく楽しい雰囲気で進行し、アマチュア無線の未来に光明が差した印象だった。JARLは「今後も同種のイベントを計画していきたい」と話している。

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