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2アマ女子エリーの“あまちゅあ無線に恋してる!?”

第1回 FBガールズ初の14MHz帯、100W運用

FBガールズレディオクラブが移動しない局を開局

今年8月、FBガールズ初の2アマとなったエリー。この快挙に応えるべく、クラブとして100W機を用意することになりました。2アマといっても、アマチュア無線家としては、まだまだヒヨッコ。本来ならIC-7300で十分なのですが、エリー本人が「今後はもっと本格的に運用します!」ということで、奮発してIC-7610を用意しました。

次は、移動しない局の免許申請です。これまでFBガールズは3アマが最高だったので、移動する局の50W免許で問題ありませんでした。しかし、100Wで運用するためには、新たに移動しない局を開局する必要があります。IC-7610を手に入れ上機嫌のエリーは、動きの遅いスタッフには任せられない!と自分で開局申請を行い、この度、めでたくFB Girls Radio club、JL3ZGLの移動しない局の免許がおりました。移動しない局の設置場所は兵庫県赤穂郡上郡町にある某別荘。アンテナも設置されており、これまでも何度か運用しているところです。

リグを準備し、無事、免許もおりて準備が整った12月某日、さっそく移動しない局の設置場所である別荘に向かいました。今回の運用は一泊二日の計画で、夕方のヨーロッパと朝の北米を狙います。


「このIC-7610は、私のものだぁ〜」と言わんばかりに、自分で車に積み込むエリー(写真左)、現地に到着してからも自分で運ぶエリー。落としそうで、見ている方がヒヤヒヤです

ヨーロッパからパイルアップ

今回、運用するのはFBガールズ唯一の2アマ女子エリー。さらに、今回はエリーの大学の後輩、ノアもゲストオペレーターとして参加することになりました。なんと彼女は2アマ。大学では後輩ですが、2アマとしては先輩です。ただし、運用経験は1回だけ、国内QSOのみです。心強いのは、外国語大学卒ということで、二人とも英語はバッチリ。さらにノアはロシア語学科ということで、ロシア語も堪能です。なお、ノアはFBガールズのメンバーではないため、写真はありません(最後にちょっとだけ出ています)。ご了承ください。

現地に到着したのは、16:00過ぎ。IC-7610を設置し、電源とアンテナを接続して30分ほどで準備完了。早速、憧れの14MHz帯をワッチしましたが、信号はあまり聞こえてきません。IC-7610のスペクトラムスコープにも信号スペクトルが現れておらずイマイチのコンディションのよう。ところが10分ほどワッチをしていると急にバンドがざわつき始めたかと思うと、エリーとノアの14MHz帯デビューを祝うかのような絶好のコンディションに急変。特にヨーロッパからの信号が強く、FBガールズ初の14MHz帯運用で、ヨーロッパとの初QSOも夢ではなくなるような状況となりました。

記念すべきFBガールズ14MHz帯第一声はエリー。「CQ DX CQ DX〜〜〜calling CQ and standing by」。「まぁ、そんなに甘くはないよなぁ」という空気が流れる中、スピーカーから「IK2〜」。なんと、早速イタリアの局からコールがありました。一瞬、信じられないという表情を見せるエリー。後、大喜び!あっさりと14MHz帯での交信に成功しました。しかもDX局です。

その後は、スタッフ(ベテランハム)も驚くヨーロッパからのパイルアップ。イタリア、スペイン、ロシアとエリーが交信した後、ノアにバトンタッチ。ノアもロシア、フランス、スペイン、オランダ、イタリア、デンマーク、ドイツ、フィンランド、スウェーデンと次々と交信することができました。しかも、全て相手局から呼ばれての交信です。「さすがに100Wだぁ〜」、「フィンランドだって、北欧に行きた〜い」など、二人も大興奮です。コンディションが良かったとはいえ、YLというだけで、これだけ呼んでもらえるものなのでしょうか。


コンディションに恵まれ、14MHz帯100W運用初日は、予想を上回る成果となりました

コンディションが良かったのはわずか1時間ほどでしたが、2人合わせて21局11エンティティとの交信を達成。エリーとノアは初の14MHz帯での運用で、ヨーロッパからパイルアップを受けるという夢のような時間を過ごしました。ヨーロッパ方面がフェードアウトした後は、日本語でCQを出してみましたが、応答なし。14MHz帯では国内とのQSOはできませんでした。ここで夕食タイム。

夕食後21:00からは7MHz帯で運用を開始。しかし、CQを出してみるものの、全く応答なし。この季節、日没後は国内の電波はスキップしてしまう7MHz帯は諦め、3.5MHz帯へQSY。国内のコンディションが良く、ここでも大パイルアップになりました。わずか1時間で24局と交信することができました。22:30、2人に疲れが見えてきたため、ここで明日の運用に備えてQRTすることにしました。そして静かに就寝・・・のはずでしたが、23:00を過ぎても2人の部屋からは笑い声が絶えません。他のスタッフは二人の笑い声を子守唄に寝ることになりました。

2日目、届け北米へ

2日目は、北米との交信を目指して、朝7:00からの運用です。遅くとも6:30には起きて準備する必要があります。朝、ちゃんと起きて来るか心配していましたが、そんなことは杞憂に終わりました。

6:00前から、早朝から何がそんなに面白いのか、二人の部屋からは笑い声が聞こえてきます。そして、扉が開いたと思ったら「おはようございま〜す」と元気いっぱいのノア。夜は9時になると眠くなる彼女ですが、自分で「朝は強いです!」と言うだけあって、この日も朝から元気いっぱいです。朝が苦手なエリーも、ノアのハイテンションに引っ張られて、こちらはちょっと眠そうですが寝坊せずに起きて来ました。

7時から14MHz帯をワッチすると、北米の信号が聞こえてきます。これなら交信できるかも、ということでCQを出してみましたが、応答なし。そこで、信号の強い局を選んでコールしてみたものの、応答なし。アメリカ国内の局が呼んでいるようで、全く拾ってもらえません。昨夜は、100Wの威力を実感したのですが、今日はパワー不足を感じます。呼んでは無視され、呼んではパイルに負け。それでも根気よくエリーが呼び続けていると、VE7**カナダの局からようやく応答がありました。FBガールズ初の北米大陸との交信です。その後、米国ともQSOできましたが、後が続かず。せっかく早起きしたにも関わらず、北米は2局のみに終わりました。


早朝から運用したものの、北米とは思うようにQSOできず。しかし、7MHz帯では多くの国内局と交信できました

この日は日本時間の朝9時からARRLの10mコンテストが開催されます。14MHz帯では北米の信号が弱くなってきたとこもあり、28MHz帯へQSY。しかし、コンテストの時間になってもシーーン。スペクトラムスコープを見てみると、信号が出ている気配もありません。21 MHz帯も14 MHz帯もコンディションが良くないようなので、DXを諦めて、7MHz帯で国内QSOをすることにしました。土曜日ということで、7MHz帯は大混雑。しかし、スペクトラムスコープを使うと簡単に空き周波数を見つけることができました。国内のコンディションが良く、またたく間に、大パイルアップになりました。途中、14MHz帯で香港と台湾の局と交信し、2エンティティを追加。再び7MHz帯に戻って国内局と交信。12:00前、コールが途切れたところでQRTしました。

●今回の成果
・14MHz帯/16エンティティ、26局
・3.5MHz帯/国内28局
・7MHz帯/国内59局

初の14MHz帯、初の100W運用でヨーロッパからのパイルアップを経験し、さらにエリーは大学時代に留学していたカナダと、ノアも留学していたロシアとも交信できました。また、国内の局とも数多くQSOすることができ、充実した2日間になりました。


山奥で不便、寒い(運用したのは12月)以外は、運用するには絶好の環境です

次はCWだぁ〜

意気投合した二人が、興味を持ったのがCW。月刊FB NEWSのスタッフがCWで運用しているのを見て、やってみたくなったようです。「これから二人でCWを勉強して、次はCWメインで運用しようよ」ということになりました。まだ、キーは持っていない二人、「可愛いやつ(キー)、買おうね」と話していました。果たして可愛いキーとは、どんなキーなのでしょうか。購入しましたら、Facebookでご紹介します。


運用の合間にCWの練習をするエリーとノア(ちょっとだけ出演)

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