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2024年3月1日掲載
JARL奈良県支部は、3月10日(日)に同県葛城市にある葛城市歴史博物館(あかねホール)にて、令和5年度「JARL奈良県支部大会/ハムの集い」を開催すると発表した。
●日時 2024年(令和6年)3月10日(日) 10:00~16:00
受付 09:30~、開会 10:00
事前申し込みは不要です。当日、直接会場へお越し下さい。
●場所 葛城市歴史博物館「あかねホール」
2階です。階段もしくはエレベータで上がって下さい。
葛城市忍海250-1 TEL0745-64-1414
・近鉄御所線 「忍海」下車 西へ徒歩1分
・奈良交通バス「忍海」または「忍海駅」下車 西へ徒歩1分
・国道24号線「忍海」または「忍海北」交差点 西へ100m
・駐車場は無料です。博物館前と近くの2カ所に駐車場があります。
(駐車場案内担当者の指示に従って下さい。博物館への一般来場者の為に一部を空けるように依頼されています。)
●支部大会(ハムの集い)内容
◎支部長・来賓挨拶
◎令和5年度 奈良県支部業務報告
◎令和5年度 奈良県支部会計報告
◎令和6年度 奈良県支部事業計画
◎令和6年度 奈良県支部予算案
◎監査指導報告
◎クラブ紹介
◎社員紹介
◎記念撮影
◎ハンド付けゲーム
◎講演会 関西地方本部長 JR3QHQ 田中 透「災害時におけるアマチュア無線
の通信とJARLの課題」
◎意見交換会
◎各種展示
◎各種表彰(奈良V・UHFコンテスト・QSLカードコンテスト・自作機器発表会 等)
◎自作機器発表会
◎QSLカードコンテスト
◎QSLカード転送サービス
◎その他
今回は支部大会会場にて、SHF帯における山岳回折伝搬の公開通信実験がアイコム株式会社によって行われる。
これまでVHF帯やUHF帯では山岳回折伝搬の通信実験が多々行われ実績も上がっているが、SHF帯での実験例はVHF帯やUHF帯と比べるとまだまだ少ない。
今回の実験では、奈良県と大阪府の境にある標高1000m級の金剛山地(葛城山山岳)を利用した回折通信実験が行われる。具体的にはIC-905を使用し、10.1GHz帯と5600MHz帯にて、両地点からビームアンテナを山頂に向けて電波を発射し、山岳回折伝搬を利用して山陰になって見通しではない山向こうの局との通信を行うものだ。
アイコム株式会社の担当者は、支部大会に先駆けて2月に事前通信実験を成功させており、「10GHzの電波が山頂付近で曲がることをぜひ体感して欲しい」と話す。ただしSHF帯の電波は雨や霧で大きく減衰するため、支部大会当日に実験が100%成功する確証はなく、通信できるかどうかは当日のお楽しみになるだろう。
左の拠点が大阪府南河内郡河南町、右の拠点が奈良県葛城市(支部大会会場)。
回折地点の標高は約700m、拠点間距離は約11km
地図画像: 地図データ(国土地理院)(https://www.gsi.go.jp/)をもとに作成)
奈良県側のアンテナ
大阪府側のアンテナ
なお、当日の天候によりSHF帯で減衰が多く通信NGだったときのために、UHF 1200MHz帯のアンテナも準備して挑むとのことだ。この機会にぜひJARL奈良県支部大会に参加してみてはいかがだろうか。(奈良県支部会員以外でも参加可能)
JARL奈良県支部では、「なるべく、JARL会員証・ライフメンバー会員証(JARL NEWSやQSLカードの封筒等の会員を証明できるものでも可)を、ご持参下さい」、「非会員や一般の方も参加OKです。お気軽にご参加下さい」とアナウンスしている。
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