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JARL奈良県支部大会が開催される

2024年3月15日掲載

3月10日(日)、奈良県葛城市にある葛城市歴史博物館で、JARL奈良県支部大会(ハムの集い)が開催され、県内はもとより県外からも熱心なハムが参加し、約150名の来場があった。


葛城市歴史博物館

10:00のJN3ANO南副支部長による開会の辞から始まり、JH3KCW吉川支部長の挨拶、JR3QHQ田中関西地方本部長の挨拶、その後令和5年度の事業報告と収支報告、続いて令和6年度の事業計画と予算案が示され、監査指導報告へと進んだ。


吉川支部長の開会挨拶

その後、登録クラブ紹介、JARL社員紹介と続き、恒例の記念集合写真を撮影して、12:00少し前に午前中のプログラムを終了した。


集合写真

午後の部は、恒例のハンド付けゲーム、続いてJR3QHQ田中本部長による講演「災害時におけるアマチュア無線の通信とJARLの課題」が行われ、田中本部長が実際に経験した東日本大震災時の非常通信の話や、JARLの現状や課題についての説明があった。


田中本部長の講演

講演終了後は、意見交換会(質疑応答)、コンテスト(奈良コンテスト、QSLカードコンテスト、自作機器発表会)の表彰式と進み、16:00頃に全プログラムが終了した。

その他、会場内ではQSLカードコンテストや自作機器展示、アイコム株式会社による製品展示と、SHF帯(5600MHz、10.1GHz)を主とした山岳回折通信公開実験が行われ、特に公開実験は実際に体験する機会の少ないSHF帯での通信実験とあって、多くの参加者の注目を集めた。この実験ではFMによる音声通信だけでなく、DVモードでの画像通信も成功し、SHF帯における山岳回折伝搬でも画像交換が実用になることが示された。(通信経路は前号のニュース記事参照)


通信設備(奈良県支部大会会場側)
下記アンテナとは同軸ケーブルではなくLANケーブル1本で接続されている


通信実験で使用されたアンテナ群(奈良県支部大会会場側)


通信実験で使用されたアンテナ群(大阪府側)

支部大会への参加者の平均年齢は年々上昇しているようだが、会場内では、至るところでアイボールQSOに花が咲いたり、メーカーの製品展示や、参加者の自作機器の展示に質問が行われるなど、熱心なハムの熱気で溢れていた。


アイコム株式会社によるメーカー展示

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