PHONEで楽しむQRP通信
2026年1月15日掲載
2026年を迎えることができました。読者の皆様、本年もQRPの微弱な電波にお付き合いをお願いいたします。
昨年12月に局免許状の有効期限をむかえ、9月に再免許申請を行い3週間ほどで完了しました(8月末に変更申請を行い、9/25夕方に変更申請完了の通知が届き、その日に再免許申請を電子申請で行いました)。ようやく、まる開局40年に到達しました。QRPでの運用歴は38年になります。
近年はIC-705の入手により、これをメインにQRP移動運用を行ってきたことは皆さんもご存じのことだと思います。昨年10月からは♪ 型は古いが・・・♪ 新しい仲間ID-31PLUSが加わり、お手軽運用に活用するようになりました。IC-705での運用では多数のバンド・モードで使用できることから1つのバンド・モードでQSOができない場合はQSYすることで逃げの運用? が可能でした。しかし、これまでの運用を振り返ると比較的小さなアンテナでQSOができ呼出周波数があることで多くのハムがワッチ、QRVしている430MHz・FMに落ち着いて運用することが多くありました。
移動運用時のQRVが430MHz・FMになってしまうことや出張先ホテルでの運用では荷物を減らす意味で今更ながらハンディートランシーバーがよいと判断し、430MHz・FMモノバンド機をターゲットにし、かつIC-705で使用しているバッテリーがそのまま使用できる機種を探したところ、「ID-31PLUS」が筆者の希望マッチしたことから、中古ではありますが購入に至ったしだいです。今回はこれを使用したお手軽運用を紹介します。

使用したID-31PLUS
毎年、年のはじめに日本各地で七福神めぐりが行われます。七福神めぐりとは、七福神(恵比寿・大黒天・毘沙門天・弁財天・布袋・福禄寿・寿老人)を祀る寺社を順番に巡拝することで福運を授かる日本独自の信仰行事で、室町時代から行われているようです。都内では谷中七福神めぐり【JCC#100117北区、JCC#100106台東区】、隅田川七福神めぐり【JCC#100107墨田区】、浅草名所七福神めぐり【JCC#100106台東区、JCC#100118荒川区】、下谷七福神めぐり【JCC#100106台東区】、深川七福神めぐり【JCC#100108江東区】、亀戸七福神めぐり【JCC#100108江東区】、柴又七福神めぐり【JCC#100122葛飾区】、日本橋七福神めぐり【JCC#100102中央区】、港七福神めぐり【JCC#100103港区】、元祖山手七福神めぐり【JCC#100110目黒区、JCC#100103港区】、新宿山ノ手七福神めぐり【JCC#100103新宿区】、東海七福神めぐり【JCC#100109品川区】、千寿七福神めぐり【JCC#100121足立区】、荏原七福神めぐり【JCC#100109品川区】、池上七福神めぐり【JCC#100111大田区】、多摩川七福神めぐり【JCC#100111大田区】、小石川七福神めぐり【JCC#100105文京区】、雑司ヶ谷七福神めぐり【JCC#100116豊島区】、板橋七福神めぐり【JCC#100119板橋区】、武蔵野吉祥七福神めぐり【JCC#1004武蔵野市】、調布七福神めぐり【JCC#1009調布市】、八王子七福神めぐり【JCC#1002八王子市】、青梅七福神めぐり【JCC#1006青梅市】、日野七福神めぐり【JCC#1013日野市】、武蔵五日市七福神めぐり【JCC#1029あきる野市】、羽田七福神いなり【JCC#100111大田区】などたくさんあります。
筆者の常置場所のある品川区には「荏原七福神めぐり」と「東海七福神めぐり」があり、常置場所から間近な場所に荏原七福神のうち2つの寺社があることから、今回は前者の「荏原七福神めぐり」の御朱印集めと「もうひとつの荏原七福神めぐり」のスタンプラリーを行いながらID-31PLUS(出力5W、アンテナは付属のFA-S70B)をお供にプチ移動運用を行いました。
「荏原」は万葉集にも記されている古い地名で、旧荏原郡は東京都23区の南部(品川区・大田区・目黒区・世田谷区・港区など)に相当し、その中心と考えられる荏原郷は中延周辺を定する説があるようです。荏原七福神の7つの寺社のうち6ヶ所が旧荏原区にあります。「荏原七福神めぐり」は平成3年に始まったもので都内では新しい部類の七福神めぐりです。平成10年には七福神がキャラクター化されて「もうひとつの荏原七福神めぐり」と称したスタンプラリーも行われて、しながわ観光協会や東急電鉄がPRを行っています。「荏原七福神めぐり」は専用の色紙(有料)に御朱印を押します。白色紙が2,000円、金色紙が2,500円です。「もうひとつの荏原七福神めぐり」は専用の無料スタンプ帳にキャラクター化された七福神のスタンプを押します。
品川区内を東西に横断する「荏原七福神めぐり」の距離は6.5kmほど、徒歩で約2時間を要します。自転車を利用する方は1時間未満で踏破? するようです。寺社を訪れる順番にルールはありませんが経路は大井町駅をスタートし、西小山駅をゴール、または西小山駅をスタートし、大井町駅をゴールにすることが推奨経路のようです。7つの寺社は以下の通りです。
①大井蔵王権現神社(東京都品川区大井1-14-8): 福禄寿
②久遠山 不動院 東光寺(東京都品川区二葉1-14-16): 毘沙門天
③帰命山 養玉院 如来寺(東京都品川区西大井5-22-25): 布袋尊
④上神明天祖神社【蛇窪神社】(東京都品川区二葉4-4-12): 弁財天
⑤八幡山 法蓮寺(東京都品川区旗の台3-6-18): 恵比寿
⑥仏母山 摩耶寺(東京都品川区荏原7-6-9): 寿老人
⑦小山八幡神社(東京都品川区荏原7-5-14): 大國天
巡拝ルートには決まりがありません。通常、大井町駅から大井蔵王権現神社をめざし、東西に移動し、小山八幡神社から西小山駅に向かう方が多いようです。

荏原七福神めぐり経路図

大井町駅

西小山駅

(1)大井蔵王権現神社【福禄寿】での運用【2026年1月1日】

大井蔵王権現神社


大井蔵王権現神社御朱印とキャラクタースタンプ
最初に訪れたのが大井町駅近くの大井蔵王権現神社【福禄寿】です。運用場所は神社の目の前である歩道にて430MHz・FMでCQを出すも応答がありませんでした。つづいて、CQを出している局に応答しようとバンドをスキャンすると強い局が2局確認でき、その他は聞こえませんでした。これらの局をコールして何とかQSOが成立し、次へQSYしました。

(2)久遠山 不動院 東光寺【毘沙門天】での運用【2026年1月1日】

東光寺01

東光寺02

東光寺御朱印とキャラクタースタンプ
続いて訪れたのが久遠山 不動院 東光寺【毘沙門天】です。運用場所は門前の隅です。430MHz・FMでは先ほどの2局しか聞こえません。CQを出そうとした時にS9の強い電波のCQを確認できました。品川区内のローカル局で1200MHzにてボウズであったため、430MHzで仕切り直しのCQを出したとのことでした。
ここではローカル1局とのQSOができたことで満足し、次へQSYしました。

(3)帰命山 養玉院 如来寺【布袋尊】での運用【2026年1月1日】

如来寺01

如来寺02

如来寺御朱印とキャラクタースタンプ
続いて訪れたのが帰命山 養玉院 如来寺【布袋尊】です。運用場所は敷地内の狭い駐車場の隅です。視界の先には東海道新幹線の高架線が見えていました。430MHz・FMで聞こえるのは先ほどQSOをした渋谷区の局のみでした。リグを傾けたりしてワッチをすると、かすかなCQを確認できました。誰も応答していなかったのでコールしてみるとコールバックがあり、何とかQSOが成立しました。相手局は0.3Wでの運用でした。

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