新・エレクトロニクス工作室
2026年7月15日掲載
何回も書いていますが、私としてはこのVXO基板をトランシーバに使うつもりはありません。そこで3逓倍のVXOと同じですが、図7のように出力に細工をして単一周波数で、単一レベルのSGとしました。逓倍用のVXO基板でもSGを作りましたが、この時は51Ωでした。今回は47Ωを使いましたが、他意は全くありません。適当に選び、後で図面を書いて、統一性の無さに気が付きました。写真4が細工の部分です。これは7.108MHzを発振させましたが、20MHz程度までの周波数で作る事ができます。

図7 SG化のために出力に細工

写真4 出力を細工してレベルを制限した
部品を全てハンダ付けしたところが写真5になります。生基板上にVXO基板をネジ止めし、パネルの代わりにLアングルをネジ止めしています。これまでと同じ方法です。

写真5 完成した様子
図6は基板の回路になります。図6以外に電源スイッチとLED表示を付けています。そして図7のようにSGにしましたので、バリコンは不要としました。VXO端子には、適当な30pF程度のコンデンサを付けています。もちろんバリコンを使って周波数を動かしても良いと思います。
最初にSGではなく、出力を直結してスペアナで測ったのが測定結果1になります。出力のレベルとしては+11.5dBmですので、DBMをドライブするには十分でしょう。ただ、トランスバータに使う場合、高調波が多いのが問題になる可能性があります。高調波を気にするのであれば、逓倍用の基板を使う方が良いかもしれません。実は私もこの回路をスペアナで測ったのは初めてでした。複同調あるいはLPFを入れた方がスプリアス的には良さそうに思います。ただ、図5にある周波数構成であれば、それ程問題にはならないかもしれません。
SGの接続にすると、測定結果2のように出力は-53dBm(60dBμ)になりました。Sメータでいえば、9+20dBに相当しますので、この後にアッテネータを入れる事で、SGとして使いやすくなりそうです。もちろん47Ωの位置等によって変わりますので、単なる参考値です。
VXOという事ですが、高周波の発振源に使えそうです。VXOも付いているので周波数の微調整も可能です。これからSG以外にも使うかもしれません。令和版とするKCSの基板は今回が最後になります。しかし、トランスバータやVXOの度に「私はDDSかSi5351Aを使う・・・」と書いていました。次回は、そのSi5351Aを使ったVFOを紹介します。
この基板ですが若干数が残っています。ご希望の方は私まで(私のコールサイン@kha.biglobe.ne.jp)メールして下さい。SASEの送り先を返信します。また、基板一枚につき110円切手1枚を同封願います。
参照文献 CQ誌1981年7月号
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