SOP16を2.54mmピッチ用の変換基板に取り付け

74HC161(4ビットカウンターIC)が必要になりました。普段は作業性を考え、DIPタイプのICを購入しますが、今回、秋葉原の某電子部品の通販ショップにはDIPタイプがなく、仕方なくSOPタイプを購入しました。

SOPタイプのIC

SOPとはSmall Outline Packageの略です。DIPタイプのICより小型です。ピンピッチはDIPタイプの2.54mmに対して、1.27mmです。電子機器を設計・生産しているメーカーはできるだけ小さな部品を使用して小型化を図ろうとしますが、私のような電子工作愛好家は、視力の低下もあり、自ずと製作者の身体的な能力に左右されてしまい、どうしてもDIPタイプを選びがちです。

今回購入したSOPタイプのICは、普段よく使っている2.54mmピッチの穴あきユニバーサル基板にはフィットしません。これでは作業性もよくないことから、購入したICをSOPタイプからDIPタイプに変換する基板に載せて使用することにしました。

図1 DIPタイプ(上)とSOPタイプ(下)の比較

SOPタイプからDIPタイプに変換する基板も同通販ショップで販売されています。図2に示した部品がそれです。74HC161は16ピンのICですからSOPからDIPに変換する基板も16ピン用の基板を選びます。SOP16ピンDIP変換基板(写真左)がそれです。

図2 SOP16ピンDIP変換基板

SOP16の基板にICをハンダ付けしたのち2.54mmピッチのリードピンを取付けますが、このリードピンにはピンヘッダ(図2下)を使います。これも某通販ショップで入手可能です。参考ですが、ピンヘッダは希望のピン数に応じてニッパ等で切り取ることができます。

取付け方法

変換基板のハンダ面には金メッキが施されています。SOP16ピンICは、昨今の携帯電話に使用されている部品に比べればはるかに大きいですが、自分の指先で部品を取付けるとなると、このSOPタイプが限度ではないかと思っています。

製作は、変換基板にICを載せ、ただハンダ付けするだけではなく、ハンダ付けのきれいさも必要ですし、何よりもハンダ付けの信頼性が重要です。製作の方法を、順を追って図2に紹介します。

図3 SOP16ピンDIP変換基板の製作手順

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