PHONEで楽しむQRP通信
2025年11月17日掲載
JR東日本・山手線は11月1日、環状運転開始から100周年を迎えました。昨年に紹介した50MHz・SSBでの山手線駅前QRVは2025年3月から仕切り直し? で再開しています。といっても、使用リグ及び出力はIC-705 5Wと変わりません。しかし、アンテナはダイヤモンドHF6CLSを新調しての再スタートです。アンテナはカメラ三脚を使用して設営しました。このアンテナは1/4λセンタローディングタイプで使用するにはアースを必要とします。アースのかわりに今回はLとCを介してノンラジアルタイプとして使用しました。【2025年9月からはGRA-7350T(7~50MHzスクリュードライバ―アンテナ)、1/4λロッドアンテナも併用】今回は前編としてJY01東京駅~JY15高田馬場駅の15駅での運用を紹介します。

山手線E235系電車
(01)JY01 東京駅(東京都千代田区)
運用日: 2025年9月14日
定番? の丸の内口駅前広場、今回はバスロータリーに接した場所で運用しました。運用時間は45分。お昼時なのか運用開始20分はCQ空振り状態でした。アンテナはGRA-7350Tをビデオ三脚につけての運用でした。


東京駅

丸の内口駅前01

丸の内口駅前02

来駅記念撮影パネル
(02)JY02 神田駅(東京都千代田区)
運用日: 2025年4月5日
神田駅界隈は鉄道高架線とビルに囲まれているので無線運用を行うのに適した場所がありません。ということで、ダメもとで西口改札前のガード下にて運用。CQを出して15分ほどでコールバックがあり、お互いレポート交換がギリギリできる信号強度ではありましたが1局とQSOが成立しました。アンテナはHF6CLSを使用しました。

その後、CQを継続しましたが堂平山の移動局による、QRP運用ではアルアルの周波数の乗っ取り? を受けて仕方なくこの場所での運用は終了し他駅へQSYしました。運用時間は30分程度でした。

神田駅

西口ガード下
(03)JY03 秋葉原駅(東京都千代田区)
運用日: 2025年4月5日
秋葉原の有名書店裏の神田川和泉橋親水テラスにて運用。CQを出して30分ほどでようやくコールバックがありました。何とか1局と交信できましたが、あらかじめ決めていた撤収時間になったので、後ろ髪を引かれながら運用を終了しました。アンテナはHF6CLSを使用しました。

当日はお花見シーズンでもあり和泉橋発着の神田川クルーズ船が運航されていました。秋葉原駅前QRVはUDXに向かう歩道橋上か昌平橋の袂にある公園がQSO数を確保? できるようです。

秋葉原駅

神田川の親水テラス
(04)JY04 御徒町駅(東京都台東区)
運用日: 2025年5月18日
かつて実施した144MHz・SSBの運用ではQSOできなかった場所である南口駅前広場(おかちまちパンダ広場)でリベンジしました。交信数は2局でした。アンテナはHF6CLSを使用しました。

当日は当該広場で福島県の催しがありました。途中、テレビ局のインタビュー対応(放映はされなかったようです)も受けましたが、運用時間は45分程度でした。

御徒町駅

パンダ広場01

パンダ広場02

パンダ広場03
(05)JY05 上野駅(東京都台東区)
運用日: 2025年9月14日
パンダ橋(跨線橋)で運用しました。運用時間は45分。アンテナはGRA-7350Tをビデオ三脚につけての運用でした。


上野駅

PM95VR

パンダ橋01

パンダ橋02
(06)JY06 鶯谷駅(東京都台東区)
運用日: 2025年5月18日
南口駅前ロータリーにて運用しました。交信数は3局でした。駅前にはベンチがなく、他の一般客がベンチ替わりに使用している看板基礎部のコンクリート部に座って運用しました。アンテナはHF6CLSを使用しました。

背面フェンスのすぐ下には電車が走行しており、QSO中、お耳苦しい? 状況であったことをお詫びします。運用途中で隣接周波数にJS6局も聞こえていましたが、筆者のような近場の移動局の微弱な電波にお付き合いいただきありがとうございました。

鶯谷駅

南口駅前ロータリー
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