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PHONEで楽しむQRP通信

第29回 再開 山手線駅前QRV 50MHz・SSB版【前編】

JE1ECF 斎藤毅

2025年11月17日掲載

(12)JY12 大塚駅(東京都豊島区)
運用日: 2025年4月12日
大塚駅南口広場(TRAMパル大塚)にて運用。地形的に低い場所になることから、144MHz・430MHzでは効率の良い運用ができませんでしたが、ベンチに座っての運用が可能なことからこの場所を選定しました。今回の50MHzでの交信数は3局でした。運用時間は30分程度でした。アンテナはHF6CLSを使用しました。


大塚駅界隈には空蝉橋(跨線橋)という山手線の切通しの上となり、高さも少々稼げる場所がありました。V-Uハンディトランシーバーの運用ではこちらがお勧めです。


大塚駅


駅前広場・TRAMパル大塚


(13)JY13 池袋駅(東京都豊島区)
運用日: 2025年4月12日
山手線の車庫は東京総合車両センターと池袋統括センターの2か所があります。後者は池袋の最寄り(といっても赤羽線(埼京線)の池袋~板橋間)にあります。

運用場所は今回も池袋での筆者定番の運用場所・メトロポリタン改札前広場でした。交信数は4局で、運用時間は30分程度でした。アンテナはHF6CLSを使用しました。


フェンスの影響かV.SWRが少々高めでの運用でした。


池袋駅


メトロポリタン改札前



池袋統括センター



(14)JY14 目白駅(東京都豊島区)
運用日: 2025年9月7日
目白駅前には1964年の東京オリンピックで使用された参加国の国旗掲揚ポールが記念物として移築されていますが、このポール横のベンチにて運用しました。運用時間は15分程度でした。アンテナはGRA-7350Tをビデオ三脚につけての運用でした。CQを出しても応答がない中、CQ局を発見しQSOが成立しました。



目白駅


掲揚ポール碑



掲揚ポール横01


掲揚ポール横02


(15)JY15 高田馬場駅(東京都新宿区)
運用日: 2025年9月7日
かつての移動運用で不衛生であったこと(運用中に植え込みでネズミが駆け回るのを目撃)から避けていました。月日がたったこと、広い場所であったこと、運用時間が炎天下の昼間であったことから仕方なく運用場所に選んだのが今回の早稲田口駅前ロータリーです。滞在は45分程度でした。アンテナはGRA-7350Tをビデオ三脚につけての運用でした。



高田馬場駅


駅前ロータリー


★★★鉄道開業から山手線環状運転まで、そして現在★★★

1872年10月14日
新橋(現在の汐留)~横浜(現在の桜木町)が本開業しました。以来、10/14は鉄道の日とされています(仮開業は同年6月12日に品川~横浜にて)。

1881年11月11日(初代社長の就任日)
設立特許条約書が下付され、日本鐵道株式會社が日本初の民営鉄道会社として設立されました。

1885年3月1日
現在の山手線の前身にあたる品川線(赤羽~品川)が開業しました。【FB NEWS 2025年4月号第22回でも紹介】

1906年11月1日
日本鐵道株式會社は鉄道国有法の制定により国有化されました。

1909年10月12日
品川線(赤羽~品川)と豊島線(池袋~田端)が統合・電化され山手線となりました。

1925年11月1日
東北本線(東京~田端)、東海道本線(東京~品川)、山手線(田端~品川)にて環状運転が始まりました。

1987年4月1日
日本国有鉄道が115年の歴史に幕を下ろして分割民営化され、山手線は東日本旅客鉄道株式会社の一路線となります。

2025年11月1日
環状運転が開始された山手線は100年周年を迎えました。


山手線環状運転100周年

今回はこれでおしまいです。山手線駅前QRV【後編】は次回へ・・・。

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