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「キーボード入力でモールス信号を生成する装置」のクラウドファンディングに注目集まる

自分が賛同するプロジェクトの実現のために、インターネット経由で資金を拠出する「クラウドファンディング」が流行しているが、このほどパソコン用のキーボードを接続して、手軽にモールス符号が生成できる装置「コードジェネレータ(愛称:モールスキーボード)」を開発した企業の代表者が、クラウドファンディングの大手サイト「Readyfor」で支援の呼び掛けを行い、アマチュア無線家の注目を集めている。


クラウドファンディングの大手サイト「Readyfor」に掲載された「コードジェネレータ」のプロジェクト支援呼び掛け。4月5日23時の締め切りまでに30万円の支援が集まることを目標としている

支援を呼び掛けているのは、アミューズメント機器や演出装置の開発と製造を行っている株式会社オールテック(本社:埼玉県)の代表者、矢野克範氏だ。同社の関係者にアマチュア無線家がいて“身近なツールを利用することで、もっと簡単で手軽にモールス通信がを楽しめる装置があれば…”という考えから「コードジェネレータ」の開発に着手したという。

アマチュア無線機器の製作について、クラウドファンディングで支援を呼び掛ける例は非常に珍しい。Readyforではこのプロジェクトを次のように紹介している。

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ:
身近なツールを利用してもっと簡単に、手軽にCWを楽しもう!
モールス信号の解読器は市販で何種類もあるのに『自動でモールス信号コードを自動生成する装置がないのはなぜ?』という何気ないひとこと。パソコンやタブレットを使わないシンプルなキー(電鍵)が欲しい! というクラブ内での意見から「じゃあ、作ってみようか!」と興味が沸いてきたのが今回のきっかけです。実際のところ、クラブのメンバーは高齢者(失礼!)と初心者が多く、最初はラバースタンプQSOからでも手軽に通信ができればいいな、という言葉も聞かれました。

▼プロジェクトの展望・ビジョン:
アマチュア無線人口は横ばいの状態が続いており、特に新規で免許を取得する人口が増え悩んでいる状況です。
ことさらCWに関して初心者にとっては難しい、というイメージがあるようです。また、コードジェネレータをモールス導入教材として活用することで効率よく学ぶことができると考えています。同様にベテランのCW愛好家にも活用していただくことでより活発な活動を維持していただけることと思います。

コードジェネレータの活用により、CW人口の広がりを期待! 今回のプロジェクトを通して“CWは楽しい!”“簡単!”というイメージを定着させ、趣味の領域を越えて災害時にももっと活用、活躍できるようになればうれしい限りです。さらにベテランのCW愛好家にも末永く楽しんでいくことができることも期待しております。

▼プロジェクトの内容:
みなさんからいただいたご支援で『キーボード入力でモールス信号を生成するコードジェネレータ』をお届けいたします!
今回のプロジェクトでは、みなさんからご支援をいただいて“キーボード入力でモールス信号コードを自動生成するコードジェネレータ”を製作してお届けいたします。すでに試作機は完成し、運用結果も良好で好評を得ております。

そこで全国のCW愛好家のみなさまにもコードジェネレータの良さを体感していただくために、そしてこれからのCW人口を増やすためのスキルアップ教材として活用していただくために協力をいただきたいのです。


製作を計画している「コードジェネレータ」の試作品。左が「MK-800」、右が「MK-400」

今回、賛同者からの支援を得て矢野氏が製作を計画している「コードジェネレータ」は、「MK-400」と「MK-800」の2種類だ。いずれも幅178×奥行135×高さ60mmのコンパクトなサイズで、液晶ディスプレイを装備している。外部からDC7~12Vを供給し、パソコン用のキーボード(PS/2用のみ。USBタイプは不可)を接続することで、キーボードで打ち込んだ通りの欧文、数字、欧文特殊文字(記号)のモールス符号を生成することができる。背面にある3.5mmのモノラルジャックと無線機のKEY端子をつなぐことで、そのままCW通信が行えるように設計されている。


「MK-800」にパソコン用キーボードを接続したところ

「MK-400」は液晶ディスプレイが16文字×2行の表示で、入力文字バッファ数が32文字、最大30文字の定型文を6ch分記憶できるメモリーを装備している。一方「MK-800」は、液晶ディスプレイが20文字×4行の表示で、入力文字バッファ数が80文字、最大78文字の定型文を10ch分記憶できるメモリーがある。

このクラウドファンディングに興味がある場合、18,000円を拠出すると「MK-400」が1台、また19,000円を拠出した場合は「MK-800」が1台リターンとして受け取ることができる(起動画面にオーナーのコールサインが表示されるプログラムを施し5月31日までに送付)。ただし4月5日(金)23時までに、支援総額が矢野氏の決めた目標金額(30万円)に達しなかった場合、クラウドファンディングは不成立となり、支援者には全額が返金される。詳細はReadyforの「キーボード入力でモールス信号を生成する コードジェネレータ」プロジェクト紹介コーナーで確認できる。


18,000円の支援を行った場合はMK-400が1台、19,000円の支援を行った場合はMK-800が1台送られてくる仕組みだ。ただし支援総額が期限までに30万円に達しなかった場合、このクラウドファンディングは不成立となり全額が返金される

このクラウドファンディングはReadyforのサイトに掲載後、多くのアマチュア無線家の話題となっており、3月25日現在で10名の支援者があり、支援総額は19万円に達している。支援の輪がさらに広がり、4月5日23時の締め切りまでに目標金額の30万円を超えることができるか、その点にも注目が集まっている。

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