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IC-9700レビュー ファミリーで移動運用

栃木県栃木市(埼玉・群馬・栃木 三県境)

JJ1PHP 谷口真司

今月は梅雨のために、天気がすぐれず移動運用になかなか出かけられない日が続いておりましたので、次回の移動運用に向けてのアンテナを製作することにしました。


(左)初めての金のこで、アルミ棒をカット。(右)アルミ棒を曲げます。

寸法がラフで調整しやすい144MHz用のヘンテナを作ります。JJ1JFV(ひろあき)の人生初めてのアンテナ製作です。アルミパイプを曲げ、金のこを使っての切断、電気ドリルで穴開け、組み立て、SWRの調整まで2日掛かりで製作しました。


雨の合間に二日がかりで作りましたが、クタクタです。

完成したら、やはり使ってみたくなります。大人でもそうだと思いますが、初めて作ったアンテナではなおさらです。このアンテナデビューのため天気の合間を見て強行することにしました。今回の移動運用は、埼玉県、群馬県、栃木県の3県の県境が交わっている三県境界地点です。平地のため電波の飛びは?ではありますが、テレビでも紹介されたことがあるちょっと変わった場所での移動運用となりました。


(左)左が群馬,右が栃木,下側が埼玉を示しています。(右)かわいい鳥の看板の先に駐車場があります。

今回の移動運用のメンバーは、JJ1PHP、JJ1JFV(ひろあき)、JJ1JFT(あかり)の3人です。リグはIC-9700とアンテナは144MHzのヘンテナと3バンドグランドプレーンを周波数により付け替えて運用しました。

今回のスタートは、もちろん144MHz。オペレータはJJ1JFV(ひろあき)です。自作のヘンテナをマストに設置しました。SSBモードにしてお気に入りのスペクトラムスコープとウォーターフォール表示のモードにして空き周波数を探し、CQを出しました。平地からのQRVですので、ちょっと不安がありましたが、立て続けにコールをいただけました。QSOの中ではちょっと照れながら自作のアンテナも紹介。RSレポートは59を頂き感激です。持参した3バンドのグランドプレーンと比較してゲインが高いか低いか、飛ぶか飛ばないか、そんなことは重要ではなく、自作のアンテナで送受信した電波でのQSOはとても楽しい時間となりました。

QSOの中では今回の移動地である三県境(埼玉県加須市、群馬県邑楽郡板倉町、栃木県栃木市)からのQRVであることをお伝えすると、ほとんどの方がこの地点をご存じで、QSOが盛り上がりました。ファミリーでの移動運用では、局数を稼ぐのも楽しいですが、ここの様に少し変わった、面白い場所からというもの良いものと思います。

144MHzで使用した自作のアンテナのSWRは事前に調整をしてきていますが、突貫での製作と、初めての使用であることもあり、多少の不安があったのですが、運用中は表示をメーターモードにするとSWRを常時監視しながら使えるので安心して運用することができました。


二人だけでQSOにもチャレンジしました。

私は1200MHzと430MHzのDVモード(D-STAR)にもチャレンジしましたが、今回は空振りでした。
次回はもう少しロケーションのいいところでQRVしたいと思います。

今回の移動運用は、観光の方がたくさんいるところだったため持参したエンジン発電機を使用出来る状況ではありませんでしたので、車のバッテリーから直接給電しました。エンジンを止めた状態でのFMモードの出力50W連続運用ですとバッテリー上がりの不安があるため、「MULTI」ノブを押し、出力を50%設定にして25Wとして消費電力を抑えて運用しました。1%~100%まで1%ステップで可変ができるためにRSレポートが低い場合には100%にして50Wにするなどの調整が簡単にできます。バッテリーでの運用シーンでの、出力(消費電力)が細かく調整できる機能は非常に助かります。

次のオペレータは、JJ1JFT(あかり)です。430MHzのFMモードで運用しました。CQを出したところ、立て続けにコールをいただけました。やはりYLのパワーは、出力のパワーより強力なようです。先ほど私は空振りでしたが、ロケーションの問題もクリアして隣接の埼玉県と栃木県からだけでなく、遠くは茨城県からの各局からもコールをいただきました。

小学生の移動運用の局ともQSOすることができ、JJ1JFVに交代。小学生同士のQSOを楽しむことが出来ました。小中学生のハムは少ないためとても貴重な時間を過ごしました。QSOの最後に、「今度はD-STARで会いましょう」と約束し、最寄りのレピータを紹介し合って終話しました。

今年の関東地方は記録的な日照不足の天気の中、移動運用を強行しましたが、やはり雲行きが怪しくなってきてしまったために、短時間での撤収となりました。二人は無線機・アンテナの片付けはそっちのけで、今回もやはりバッタ探しや、田んぼにいる「蛙を持って帰ろう。家で飼おう」など、三県境を堪能した後、帰宅の途につきました。


三県境地点で地元の方が作った?看板を持って記念写真

その翌日、約束をしていたD-STARレピーター(DV)をワッチしていたところ、ゲート越えでコールをもらい、自宅でもQSOすることが出来、再び楽しい時間を過ごすことができました。

今回もQSOいただきました各局へ感謝申し上げます。

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次号は 11月1日(金) に公開予定

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