JOTA-JOTI Plaza 2023 豊島会場 HQ
石井圭一郎JK1BBP(文京5団VSL)

写真1. スタッフと参加者の集合写真

ボーイスカウト東京連盟さくら地区VS円卓会はJOTA-JOTI Plaza 2023東京巣鴨会場をJARDとJARL、更にアマチュア無線家有志の支援をいただき運営しました。10/21、22の2日間、1日3グループの受入れ体制で、1グループ120分、4つのコーナーを作り(モールス体験、CW、体験運用430MHz FM、体験運用430MHz DV、体験運用144MHz SSB)、JARDハム教室でJO1ZRDと8J1YAMの2局を使いプログラムを提供致しました。

写真2. 開会式セレモニー

人気のモールス体験では、有志の方が電鍵とモニターの分配器を作成してくださり、ヘッドフォンを着用して場内混信を軽減し効果的に体験ができました。

モールスの説明では人気映画のモールスシーンや船舶遭難信号の動画を見聞きしてモールスの使われ方を理解しました。その後、講師の後に続いて“打鍵練習”、続いて“モールス聞き取りゲーム”を楽しみました。

写真3. モールス体験

スケジュールの都合で運用できる時間が限られている為、安定して交信が出来るV/UHFを用いて、FMとDV(D-STAR)、SSBのモードで体験運用をしました。D-STARゲート越えでJOTA-JOTI Plaza 2023東京杉並会場、愛知会場、大阪会場をつなぎ、同世代の体験者同士でシナリオの無い体験会話を楽しみました。

写真4. 左: 430MHz FM体験交信　中: 430MHz D-STAR体験交信　右: 144MHz SSB体験交信

一方、FMやSSBでは一般の無線家の皆様や会場内の仲間と交信をする事で、モードによる“電波と音の質の違い”を体験し“見知らぬ人”との交信を楽しみました。

巣鴨会場はJOTAに参加する事の他に2つの目的がありました。スカウト達(子供達)にアマチュア無線を知って楽しんでもらい興味を育て、アマチュア無線の資格取得を促し、若者ハムの育成をする事。もう一つは、体験運用ができるスタッフの育成です。

空き時間を利用して講師陣が参加者の立場になり、効果的な体験運用の方法やモールス体験を本番さながらに受講し、意見交換しながら指導法を研鑽しました。

写真5. スタッフによるモールス指導法の研鑽

参加者は一堂に楽しかった。半数以上の参加者がアマチュア無線の免許を取得してみたいとアンケートに答えてくれました。次回に向けての課題は一過性のイベントで終える事の無いように若者ハムの育成を継続して支援をしていきたいと思います。

写真6. 同年代同士の交信に盛り上がる体験者たち

他会場へのリンク

●東京杉並会場(JH1YSS) ボーイスカウト日本連盟スカウト会館

●愛知会場(JH2YSS) 北名古屋第1団野営場

●大阪会場(JJ3YDM) 池田市民文化会館