アパマンハムのムセンと車
2024年12月16日掲載
連載27回目となります。今回が今年最後の私の原稿となります。2024年は皆さんにとって、如何でしたでしょうか?
私は、今年前半まではかなりアクティブに運用していましたが(それこそ宅配便でJARLからカードが届くくらいにhi)、後半、特に8月に転居してからはサッパリになってしまいました。来年は今年前半並に運用できたらと思っております。まずは移動運用を本格的に再開したいと思っています。
来年こそ移動運用を再開します!
さて、年末になると話題になるのが年賀状です。皆さんはどうしていますか? そこで、私から最近の動向をサクッと解説していきますね! 年末になると、あわただしくなる年賀状の準備。でも、最近は昔のようにたくさんの人が年賀状を書いているのでしょうか?
実は、年賀状の枚数は年々減少傾向にあります。理由はいくつか考えられます。
SNSやメールの普及: スマートフォンが普及し、SNSやメールで気軽に連絡が取れるようになったため、年賀状の必要性を感じにくくなった人が増えました。
高年齢化: 年賀状を多く送っていた世代が、高齢化のため、年賀状を出さなくなった、必要がなくなった、というのも減少の一因です。
郵便料金の値上げ: つい先日も郵便料金の値上げがありました。年賀状はれっきとした郵便物ですので、郵便料金が値上げされたことも、年賀状の枚数減少に影響を与えていると考えられています。
一方で、ネット全盛自体の現代でも、あえて年賀状を送る人もいます。なぜなら、年賀状には以下のような魅力があるからです。
手書きの温かさ: 手書きのメッセージには、デジタルにはない温かみがあります。
一年の始まりを祝う気持ち: 年賀状は、新しい年を祝う気持ちを表す大切な機会です。
家族や友人とのつながりを深める: 年賀状を通して、家族や友人とのつながりを深めることができます。
私の知人(私と同年代で無線とは関係のない方)は、年賀状とSNSは別物と考えていて、SNSでつながっている人にも年賀状は出すと言っていました。
さらに、年賀状の世界でも「終活」があることを初めて聞きました。年賀状って、いつ止めるかが難しいと思います。それだけ惰性で出している方も多いかと思います。自ら年賀状の終活をするのは勇気がいることだと思います。まあ、考えようによっては、年賀状を止めてもSNSがありますからね。そちらを活用すればいいと思います。でも年賀状だけのつながりの方もいらっしゃいますし・・・。難しい問題です。
年賀状の書き方やデザインも、時代とともに変化しています。最近のトレンドとしては、以下のようなものが挙げられます。
写真入り年賀状: スマートフォンで気軽に撮影できるようになったため、写真入りの年賀状が人気です。
オリジナルデザインの年賀状: 自分でデザインした年賀状を送る人も増えています。
オンラインで作成できる年賀状: パソコンやスマートフォンで簡単に年賀状を作成できるサービスが充実しています。そういえばQSLカードの作成にも同じようなサービスがあったと思います。
年賀状は、昔に比べて書く人が減ってきていますが、それでも手書きの温かさを求める人や、家族や友人とのつながりを大切にしたい人にとっては、大切なコミュニケーションツールです。私たちアマチュア無線家は、一般の人よりも優れたコミュニケーションツールを持っていると思います。人と人のつながりを、これからも大切にしていければと思っています。
さて・・・ あなたは、今年の年賀状、どうしますか?
なんだかんだいっても年賀状は貰うと嬉しいものですネ
冬の移動運用も楽しいものです。正月休みにQSOパーティに移動地から参加する、という方もいらっしゃるのではないでしょうか? 都会に近い山に上がれば、ハンディ機1台でも干支ステッカー獲得のための最低ノルマの20局はQSO可能かと思います。冬に山に上がるならば、ぜひ揃えてほしいものがあります。以下、箇条書きにして説明していきます。
・スタッドレスタイヤ
冬場の山は、雪が降らないまでも凍結することが予想されます。新しめのスタッドレスタイヤを4輪すべてに装着して移動しましょう。
スタッドレスタイヤは冬の移動には必須!
・タイヤチェーン
スタッドレスタイヤだけでは万全ではありません。万が一に備えて、タイヤチェーンも携行しましょう。最近では装着が簡単なもの、乗り心地が良いものなど、いろいろな種類があります。スタッドレスタイヤを装着しているなら、装着が簡単なものがいいでしょう。特に2輪駆動車は必ず携行したいものです。
タイヤチェーンの一例 この例のチェーンは装着が簡単で乗り心地も良いタイプになります
・スコップ
雪が積もってしまった場合には、雪かきしないと出られないこともありますので、折りたたみでもいいので、持参しましょう。キャンプ用品売り場にいけば、いろいろと選べると思います。同時に車に積もった雪を除去する雪おろし、雪対策されたワイパーブレードもあると便利です。
・ブースターケーブル(もしくはジャンプスターター)
冬の寒さでバッテリーが上がってしまうことは、冬の自動車トラブルの定番です。ブースターケーブルがあれば、他の車から電気をもらうことも出来ます。ただ、最近のハイブリッド車などは、ブースターケーブルのつなぎ方が、今までとは異なっている場合も多いので、取扱説明書やスマホなどで情報を確認しながら作業してください。
そしてくれぐれも注意するのは逆接とショート! 火災の原因になるだけじゃなく、車(自分も相手も)も故障してしまう可能性があります。ブースターケーブルの選び方は、とにかく太いものを選ぶ、それに尽きます。軽自動車だから細くてもいい、なんてことは絶対ありません! ブースターケーブルがあっても、電気をくれる方がいらっしゃらなければ、役に立ちません。そういった時に便利なのがジャンプスターターです。
左からリン酸鉄リチウムイオン、リチウムイオン、鉛蓄電池(ジャンプスターターの中身)
ジャンプスターターはバッテリーを内蔵し、バッテリーに接続するクリップ付コード2本が出ている構造のものです。内蔵バッテリーには、通常の鉛蓄電池、リチウムイオン電池、リン酸鉄リチウムイオン電池などの種類があります。取り扱いに気を遣わなくていいのは鉛蓄電池ですが、ひっくり返したりしないように注意が必要です。これも日頃の使い方を考えてみて決めると良いと思います。
・牽引ロープ
ブースターケーブルとセットで売られていることもあります。これからブースターケーブルを買うなら、それを選ぶのもいいでしょう。
普段から自動車を運転されている方は、自動車保険には入っていると思います。その中でも特約についてはどうされていますか? 私が経験上、入っておいたほうが良いと思うものは、ロードサービス特約、弁護士特約、代車特約、くらいでしょうか。
ロードサービス特約とは、出先で車が故障したり事故を起こしてしまって、乗れなくなってしまった場合に、助けに来てくれるサービスです。JAFさんのロードサービスに似ていますが、JAFさんでは対応してくれない車両も、保険に入れていれば、対応してもらえます。(先日、2.8トン積みのトラックで、バッテリー上がりを起こしてしまい、JAFさんを呼んだのですが、対応外と言われてしまいました)
この特約の中には、一時宿泊を含む帰宅費用が出るもの、故障した車両が直った時に、修理工場から届けてもらえるもの、などがあります。遠方で故障したときには、あるとうれしいかも知れませんね。
弁護士特約は、事故で相手と揉めた時に、弁護士を依頼した時に費用を出してもらえる特約です。弁護士は自分で決められます。懇意にしている弁護士がいるなら、その先生に依頼することも出来ます。
代車特約は、車の修理中にレンタカーを貸して貰える特約です。以前は車屋といえば代車を抱えていて、修理中に無償で貸してくれるのが普通でした。しかし、昨今の経済状況もあってか、代車が有償になる(=レンタカー代を請求される)ケースが多くなっています。こんな時は特約があれば安心出来ると思います。
最近、私が注目しているのは、自動車保険につける個人賠償責任保険の特約です。こちらを追加で契約しておくことで、移動運用時などで、第三者とのトラブルのリスクを少しでも減らすことが可能になります。
保険とは別ですが、ロードサービス特約を付けた上でJAFさんにも加入されたほうがいい場合があります。どのような場合かといいますと、レッカーで車両を搬送しなければならないとき、JAFさんに入っていると20kmまでは無償で運んでもらえます。それを使い切ってしまった時に、本来ならJAFさんから請求される超過分を、自動車保険のロードサービス特約で払って貰うことが出来ます。つまり、ロードサービスだけでは無償で運んで貰えない遠方でも、持ち出しを抑えることが出来ます。(ロードサービス特約だとたいてい15万円もしくは30万円までなので、ちょっと遠方でトラブル起こすと無料で運んでもらえない場合があります)
自動車保険はどうしていますか?
先日、有名女優さんが浴室で急死されました。原因はヒートショックではないかという報道も目にしました。無線をやっていて思うことは、ヒートショックを含むあらゆる病気に対して、注意をしていかなければならないということです。
特に現在の無線人口の年齢分布を見ると、私の年代でも「小僧」なので、月刊FB News読者の皆さんは、人生の諸先輩方が多くいらっしゃると思います。以前ほどは開催されていないとは思いますが、昔は泊まりがけでミーティング(今風にいえばオフ会でしょうか)があり、その時は飲酒も普通に行われていました。また、寒いところと暖かい所を出たり入ったりは、移動運用では日常的だと思いますし、移動の帰りに温泉・・・ なんてシチュエーションは、移動運用あるあるだと思います。
今日はヒートショックについて、少し話をしてみたいと思います。ヒートショックとは、急激な温度差によって血圧が大きく変動し、心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす恐れのある状態のことです。特に冬場、暖かい室内から寒い廊下や浴室に出入りする際に起こりやすく、高齢者の方や心臓に持病のある方は特に注意が必要です。
ヒートショックが起きるメカニズム
急激な温度変化: 暖かい場所から寒い場所へ移動すると、血管が急収縮し、血圧が急上昇します。
血圧の乱高下: 血圧が急激に上昇した後、再び急降下することで心臓に大きな負担がかかります。
心筋梗塞や脳卒中: 心臓や脳の血管が詰まり、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす可能性があります。
ヒートショックを防ぐために
温度差をなくす: 室温と浴室の温度差をできるだけ小さくしましょう。
ゆっくり温まる: 入浴前にはシャワーで体を温めるなど、ゆっくりと体を温めましょう。
浴槽の温度を低めに: 熱すぎるお湯は血圧を上昇させるため、ぬるめのお湯で入浴しましょう。
長湯をしない: 長湯は体力を消耗し、血圧を不安定にするため、短時間で済ませましょう。
食後すぐの入浴を避ける: 食後は血圧が低下しているため、1時間以上空けてから入浴しましょう。
お酒を飲んだ後の入浴を避ける: お酒は血管を拡張させ、血圧を低下させるため、入浴前に控えるようにしましょう。
脱衣所を温める: 脱衣所に暖房器具を設置するなど、脱衣所も温めておきましょう。
入浴中に体調が悪くなったらすぐに入浴を中断する: めまい、吐き気、息苦しさなどの症状が出たら、すぐに浴槽から出て、安静にしてください。
脱衣所を暖めておくのは基本です
特に注意すべき人
高齢者: 体温調節機能が低下しているため、若者よりもヒートショックのリスクが高いです。
心臓病や高血圧の持病がある人: 心臓や血管に負担がかかりやすいため、注意が必要です。
糖尿病の人: 末梢神経障害により温度変化を感じにくく、ヒートショックに気づきにくい場合があります。
要するに、私のような生活習慣病の方は注意が必要になります。痩せなきゃマズイですね。ヒートショックは、適切な対策をとることで防ぐことができます。ご自身の体調に合わせて、無理のない入浴を心がけましょう。もし、ご家族やご近所に高齢者の方がいらっしゃる場合は、一緒にヒートショック対策について話し合ってみてください。もし、ヒートショックと思われる症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。より詳しい情報については、かかりつけ医にご相談ください。サイレントキーにならないようにお互い注意したいものですね。
生活習慣病には注意しましょう(お互いにhi)
なおご意見、ご感想、ご質問等については、筆者である私宛(jf1kktアットマークgmail.com)へご連絡頂けますと幸いです。
アパマンハムのムセンと車 バックナンバー
アマチュア無線関連機関/団体
各総合通信局/総合通信事務所
アマチュア無線機器メーカー(JAIA会員)
©2024 月刊FBニュース編集部 All Rights Reserved.