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アパマンハムのムセンと車

第16回 モービル&アパマン運用に役立つヒント

JF1KKT 横田勝彦

2024年1月15日掲載

連載16回目となります。お正月休みも終わり、皆さん慌ただしくしているところではないかと思います。今年は1月6日(土)、7日(日)、8日(成人の日)と3連休だったので、年始の休みと合わせて、8日までお休みだった方もいらっしゃったのではないでしょうか? そのせいか、QSOパーティもかなり盛況だったように思います。

アマチュア無線を復活させてから、QSOパーティにはいつも課題を持って参加しています。昨年は毎日QSOする(抽選でハンディ機が当たると聞いたのでhi)ことを目標にしました。今年はCWだけで20局以上とQSOすること、および毎日1局以上QSOすることを目標にしました。お陰さまで昨年に続き今年も無事に目標を達成できました。QSOしていただいた方に御礼申し上げます。

来年は1200MHz以上のCWで20局を目標にしてみます。ちなみに今年は2局だけでしたhi。IC-905を用意すれば可能かも?

キャパシティハットをいたずらしてみました!

中波放送の送信所のアンテナをご覧になったことがありますか? アンテナの中には下記写真右側のアンテナのように、先端に帽子をかぶせているようになっているものがあります。この帽子のような部分をキャパシティハットといいます。


キャパシティハットのあるアンテナの例(右側)

詳しい理論は別にして(hi)、キャパシティハットを付けることでアンテナの共振周波数が下がります。つまり、コイルなしでも共振周波数を下げることが可能になります。コイルがないということは、電力的なロスがないので、効率良く電波は出ていってくれるはずです。

では、どれくらいのキャパシティハットを作れば、どれくらい共振周波数が下がるのでしょうか? 年末にちょうど手頃な釣り竿を入手しました。それをどう使おうか考えていた時に、近所の100円ショップで、網焼きの網が売られていました。


網焼きの網をゲット! 税込110円ですhi

直径は30cmの物になります。網目を見ますと、電気的につながっていそうもないところが見られましたので、その部分を半田付けして導通させました。中心部分に釣り竿が通りますので、写真のように釣り竿にキズが付かないようにしました。


竿が通る部分は保護するようにしました


網目の部分はところどころ半田付け


今回の実験では、6.23mのワイヤーに付けて実験しました。左がキャパシティハットなし、右がキャパシティハットありのアンテナアナライザーの数値です。


ハットなし


ハットあり

実測結果

こんな簡単なものでも約500kHz、同調点が下がっています。以前、キャパシティハットに詳しいOMさんにお話を聞いた時に、キャパシティハットの大きさでマッチングを取る、ということでした。うまくすれば、10MHzの1/4λのアンテナで、7MHzがコイルなしで同調させられるかも? なんて思ってしまいますhi


実験中の様子

100均の網で軽量とはいえ、釣り竿の細い部分に取り付けるのは強度的に無理があります。実験される際には十分注意してください。今では貴重なグラスファイバー竿を折ってしまっては大変ですからhi

そのため、先端のほうにはキャパシティハットを取り付けることが出来ず、途中にキャパシティハットをつけ、竿の下側部分だけを使用して実験しました。もっと長い竿なら、短くしても長さがとれるのでFBかと思います。今回はあくまで興味があったのでいたずらレベルで実験したものです。この結果を基に、今後、もっと詰めていきたいと考えてます。

なぜ釣り竿を塩ビパイプで立てるのか?

あるOMさんから質問がありました。「移動用の釣り竿アンテナ、モービルに取り付けたMコネクターの基台に取り付けたらいいのでは?」

私の釣り竿アンテナは、基本的に塩ビパイプに差し込んでホールドします。コネクターに直接つなぐ方法はとっておりません。


釣り竿をホールドする塩ビパイプ

その理由は、強風の時の設営、撤収のやりやすさ(強風でアンテナが斜めになり、コネクターにうまく接続出来ない)、強度的な安心感(主観かも知れませんが)、以上2点です。また、設営時は釣り竿を挿すだけ、撤収時は釣り竿を引っこ抜くだけと、一瞬で終わります。釣り竿と塩ビパイプの隙間は、ビニールテープを巻いてガタツキを抑えています。


赤丸部分のようにビニールテープを巻き、ガタツキを抑えます(竿は少し持ち上げてます)

なお、給電部はM型コネクターにロッドアンテナを付けたホイップアンテナを別のところに立てて、そこにワニ口クリップで釣り竿のエレメントの下部を繋ぎます。


M型コネクターにロッドアンテナを付けただけのアンテナ(左側)で給電する

マッチングは共振点をワニ口クリップの接続する位置とロッドアンテナの長さで、インピーダンスはMFJのマッチングボックスで調整しています。


MFJ-909 Mobile Antenna Matcher

ベランダアンテナ固定方法

私の自宅では5階建ての5階のベランダにアンテナを建てています。アンテナマストと建物の間には、BSアンテナ用基台を使っています。現在、市販品はDXアンテナとマスプロ電工の2種類があるようです。



DXアンテナ MV30ZC



マスプロ電工 KBM45N

私はその両方を使っています。どちらがよいかは一長一短があり、なんともいえません。設置する場所の条件を考慮して選択するのが良いと思います。いずれにしても無理は禁物です。細く長く楽しむつもりでアンテナを設置してほしいと思います。無茶したせいで、アマチュア無線が楽しめなくなったら台無しですよ! 無茶するくらいなら移動運用に注力するほうがいいと思います(こちらの話はまたいずれ書きたいと思います)。

釣り竿固定用に最適! ダブルクランプ

釣り竿を移動用ポールなどに固定するのに最適なクランプを見つけました。
ダブルクランプ https://amzn.asia/d/6IzyPce
これを使うことで釣り竿を簡単に固定できます。


ダブルクランプ(販売は1個単位なので注意)

しかも移動用ポールが垂直でない場合であっても、釣り竿を垂直に固定することが出来ます。
私はこれを2個使用して、ライトスタンドに取り付けて、使用しています。


ライトスタンドに竿を取り付けたところ

なお、構造上、屋外に常時設置する場合には向かないかも知れません。

移動運用時に便利な商品を見つけました!

私のように車の屋根にルーフキャリアを付けている方は多いと思います。しかし、少し背の高い車ですと、キャリアまで手が届かないケースもあると思います。そんなとき、一般的には脚立を使うことになると思います。

脚立を積むのは意外に場所を取るため、軽自動車などでは結構ジャマになったりします。そこで見つけたのが「ドアステップペダル」。私は下記サイトで購入しました。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/artcollections/a031.html

ドアストライカーに引っ掛けるだけで、簡単にステップとなります。こうすればルーフに楽に手が届きます。値段も安価ですので、試しに買ってみるのもいいかと思います。

なお、あまり背の高い車ですと、ドアストライカーの位置が高くなるので、そこまで足が届かない恐れがありますので、その点は注意が必要です。また、脚立よりも安定性がないので、作業中は十分注意してください。



ドアステップと実際に使用しているところ(右側)

なおご意見、ご感想、ご質問等については、筆者である私宛(jf1kktアットマークgmail.com)へご連絡頂けますと幸いです。

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