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PHONEで楽しむQRP通信

第36回 夏の移動運用用アンテナを考える

JE1ECF 斎藤毅

2026年6月15日掲載

1. 1/4λホイップをエレメントにするダイポールアンテナのベース部

(1)はじめに
このところ、430MHz・FMによる移動運用が増えていますが、夏場のシーズンはHFハイバンドや50MHz帯で遊びたいものです。これまでのHF帯や50MHz帯の運用ではホイップアンテナを使うことが多くありました。しかしビデオカメラ用三脚にホイップアンテナを取り付け、ラジアル線を展開して広い場所を使うのも気が引けます。本来はフルサイズのダイポールアンテナをつかって効率よく電波を飛ばしたいのですが、設営が面倒だなあと思ってしまう今日この頃です。

ということで1/4λホイップアンテナをエレメントに使用したダイポールアンテナを使えば、人の往来がある駅前QRVの運用には向きませんが、帯域は狭いながらも小さい回転半径で水平偏波を扱えるようになります。過去に多くの方が製作されていますが、筆者もホイップアンテナDPのベース部分を作ってみました。

(2)製作
今回はビデオカメラ三脚に取り付け、また、ポールにも取り付けを可能とします。まず、材料ですが以下の通りです。


M型コネクタをツーバイフォーL字金物に取り付けるためφ16ホールソーで加工しますが、材質が固いのでケガをしないように注意が必要です。

V形ダイポールアンテナをイメージし、エレメントの角度は120度となるように加工したツーバイフォーL字金物をベースになるプラスチック板に取り付けます。また今回は整合回路に市販の小型の1:1バランを使用しました。


アンテナベース

(3)使用するホイップアンテナ
ホイップアンテナは周波数ごとにモノバンドアンテナを用意するのが理想ですが、財布にやさしくありません。月刊FB NEWSでも他の方が執筆されていますが、今回はコメットHFJ-350Mを2組使用しました。趣味の世界ではまねることも大切です。

筆者自宅屋上にビデオカメラ三脚を用意して、1.8MHz帯、3.5MHz帯、7MHz帯、18MHz帯、21MHz帯、50MHz帯にて測定しました。屋上はワイヤーダイポールや八木アンテナ、屋上手すりが近接しており干渉しているようで測定環境が悪く、取扱説明書にあるロッドアンテナの長さとかけ離れ、やや高V.SWRとなりました。今回6月初旬でのJD1移動で使用したいと考えています。干渉するものが周囲にないと思いますので、現地では低V.SWRが期待できそうです。


アンテナ全景



1.8MHz帯V.SWR


1.8MHz帯エレメント寸法


3.5MHz帯V.SWR


3.5MHz帯エレメント寸法


7MHz帯V.SWR


7MHz帯エレメント寸法


18MHz帯V.SWR


18MHz帯エレメント寸法


21MHz帯V.SWR


21MHz帯エレメント寸法


50MHz帯V.SWR


50MHz帯エレメント寸法

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