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アパマンハムのムセンと車

第48回 モービル&アパマン運用に役立つヒント

JF1KKT 横田勝彦

2026年9月15日掲載

連載48回目となります。48回目ってことは、ちょうど4年間、書き続けたことになります。早いもので、もう4年か~って感じです。前号でも書きましたが、そろそろ再免許手続きの時期でもあります。

さて、ハムフェアも無事に終わりました。皆さんはいかがでしたでしょうか? 私は急な仕事が入ってしまい、残念ながら参加できなくなってしまいました。なので、仕事の合間に気になる新商品の情報をYouTube等で手に入れて、気分だけは参加しているつもりでいましたhi

皆さんは何かお宝をゲットできましたか? では、今月もお話をすすめていきましょうhi


私が一番注目していたのはコレ! アイコムIC-7110(アイコムWebサイトより)

ゲリラ豪雨から命を守る! 車の水没対策と冠水車の取り扱い・見分け方

近年、ゲリラ豪雨や線状降水帯の発生により、道路の冠水や車の水没事故が多発しています。2026年8月に発生した「千葉豪雨」では、県内で相次いで道路が冠水し、一時は3000台以上もの車が水没して路上に放置される事態となりました。また、同県内では冠水した道路やアンダーパスに進入した自動車が沈んでしまい、少なくとも4人が亡くなられました。

特にアンダーパス(立体交差の地下部分)はすり鉢状になっているため雨水が急激に溜まりやすく、重大な事故につながるケースが後を絶ちません。万が一の事態に備え、回避策と命を守る行動、そして水没後の適切な処理方法について、今一度確認しておきましょう。


こんな状態になったら絶対に走ってはいけません!

1. 危険を回避するには?
最も確実な対策は「冠水している、または冠水しそうな道路には絶対に進入しない」ことです。見た目では水深が浅そうに見えても、マンホールの蓋が外れていたり、急激に水かさが増したりする危険があります。車のマフラーから水が逆流したり、エンジンルームに水が入ったりすると、車はあっという間に動けなくなります。意外に思うかもしれませんが、エアクリーナーから水を吸い込む可能性もあります。そうなると、エンジン内部に深刻なダメージを与えることになります。もちろんあっという間にエンジン停止です。


水深と車への影響 出典: 国土交通省

2. 万が一、水没してしまったら(命を守る脱出方法)
水深がドアの下端を超えてくると、車外の水圧によって内側からドアを開けることが困難になります。車が沈み始めたら、パニックにならず以下の手順で脱出を図ってください。

①窓を開けて脱出口を確保する

車が水に浸かっても、電気系統がショートしていなければパワーウィンドウが動く可能性があります。すぐに窓を全開にして、そこから脱出してください。

②脱出用ハンマーで窓を割る(フロントガラスは割れません)

窓が開かず、ドアも水圧で開かない場合は、あらかじめ車内に常備しておく「脱出用ハンマー」でサイドガラス(側面)を割ります。フロントガラスはヒビが入るだけで割れない構造(合わせガラス)になっているため、必ず側面のガラスを割ってください。

③車外へ脱出し、安全な高台へ避難する

割った窓から外へ這い出します。外は濁流になっていたり、足元が見えなくなっていたりする可能性があるため、周囲の状況に十分注意しながら高台や頑丈な建物へ避難してください。



脱出用ハンマーの例と使い方 出典: JAF

3. 水没した車両の取り扱い方
もし愛車が水没してしまった場合、水が引いた後でも絶対にエンジンをかけてはいけません。配線がショートしている可能性が高く、エンジンをかけると感電や漏電による車両火災が発生する恐れがあります。

特に電気自動車やハイブリッド車は高電圧を扱っており、水没で湿気を帯びているため、感電の危険がありますので、注意が必要です。

  • ①エンジンキーを回さない(プッシュスタートボタンを押さない)。
  • ②可能であれば、感電に注意しながらバッテリーのマイナス端子を外す。
  • ③自分で動かそうとせず、JAFなどのロードサービスや販売店に連絡して車両の運搬や点検を依頼する。


JAFや任意保険のレッカー特約を利用して運んでもらいましょう

4. 冠水歴(水没歴)のある中古車の簡単な見分け方
大雨の被害があった後しばらくすると、水没してしまった車が中古車市場に出回る可能性があります。外装がきれいにクリーニングされていても、内部にダメージが残っているケースは少なくありません。一般の方でもできる簡単なチェックポイントは以下の通りです。

・シートベルトの汚れ:

シートベルトを一番奥(引き出せなくなる限界)まで勢いよく引っ張り出してみてください。通常は濡れない根元部分に泥のシミや変色、カビがある場合、そこまで車内が浸水した可能性が高いと言えます。

・車内の異臭:

ドアを開けた瞬間や、エアコンを作動させた時に「泥臭さ」や「カビの臭い」がしないか確認します。強い芳香剤でごまかしている場合も要注意です。

・不自然なサビ:

シートレールやペダルの根元など、通常の使用では水に濡れることのない車内の金属パーツにサビや腐食がないかチェックします。

・見えない部分の泥:

トランクのスペアタイヤ収納部や、グローブボックスの奥などに、乾燥した泥や粉状の汚れが残っていないか確認します。

少しでも違和感がある場合は、販売店に「修復歴」や「冠水歴」の有無をはっきりと確認し、できれば回答を書面で残しておくと、あとのトラブル防止に役立ちます。

急な大雨に遭遇するリスクは誰にでもあります。まずは「危険な道に近づかない」ことを徹底し、万が一に備えて「脱出用ハンマー」を運転席から手の届く場所(ドアポケットやセンターコンソールなど)に常備しておくことを強くおすすめします。


赤の○印がドアポケットです

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