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テクニカルコーナー

D-STARアプリ(RS-MS1A/I)を大画面に出力しよう!
~防災訓練やイベント展示で役立つ有線接続活用術~

JK3AZL 高岡奈瑞

2026年9月15日掲載

先日開催された「ハムフェア2026」のアイコムブースでは、より多くの方々にD-STARの楽しさをリアルタイムで体感していただけるよう、iPad版アプリ「RS-MS1I」の画面を大型スクリーンに出力し、DR機能による交信画面や画像伝送の様子、相手局の位置情報をマッピングした様子などを大画面で見やすくご覧いただくライブステージを実施しました。

会場では「これはどうやって出力しているの?」「自分のクラブの展示や防災訓練でも活用したい」といったお問い合わせを数多くいただきました。そこで今回は、Android版の「RS-MS1A」およびiOS版の「RS-MS1I」の画面を外部モニターへ出力する方法について解説します。


アイコムブースのD-STARライブステージで、RS-MS1Iの画面を大型モニターに出力した様子

外部モニターへ出力するには

端末の画面を大型モニターやプロジェクターへ出力するには、大きく分けて「有線接続(ケーブル接続)」と「無線接続(ワイヤレスミラーリング)」の2つの方法があります。ハムフェア会場内では電波の混雑が予想されたことと、イベント中は一瞬の途切れも避けたかったことから、有線接続を選択しました。

有線接続に必要な機器と接続手順

有線接続は、スマートデバイスの充電・通信端子から変換アダプタを介してHDMIケーブルでモニターに繋ぐのが基本になります。お使いの端末(OSや端子形状)に合わせて適切なアダプタを用意します。

●iPad/iPhone(RS-MS1I)の場合
◎USB Type-C搭載端末(iPad Air/Pro、iPhone 15以降など)
「USB-C to HDMI変換アダプタ」(またはパススルー充電に対応したUSB-Cマルチハブ)を使用します。端末に接続するだけで自動的に画面がモニターに出力されます。

◎Lightning端子搭載端末
「Lightning - Digital AVアダプタ」を使用し、HDMIケーブルで接続します。

ポイント1: 給電(充電)ポートが付いた変換アダプタを使用し、ポータブル電源やACアダプタから給電しながら接続することで、長時間の訓練や展示でもバッテリー切れの心配がなくなります。


ハムフェア2026アイコムブース内の接続図


実際に使った給電用ポートのついた変換アダプタ(Lightningタイプ)

●Android端末(RS-MS1A)の場合
端末が「DisplayPort Alternate Mode(DP Altモード)」に対応している場合は、USB-C to HDMI変換ケーブルやハブを接続することで映像の外部出力が可能です(※1)。


RS-MS1Aの画面を外部モニターに出力している様子


給電ポートのついた変換アダプタ例

※1 端末が有線映像出力に対応していない場合は、「画面のキャスト(ミラーリング)」機能でモニターに出力させる方法もあります。端末が映像出力に対応しているかどうか、またキャスト機能に対応しているかどうかについては、端末のメーカーサイトなどで確認してください。

次ページは「OS(アプリ)による仕様の違い」

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