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JAIAコーナー

DX’erの実戦運用に応えるハイエンドモデルTS-890シリーズ

HF/50MHz オールモードトランシーバー

TS-890(JVCケンウッド)

価格
448,000円+税

株式会社JVCケンウッドは、ケンウッドブランドより、HF 帯アマチュア無線機の新ラインアップとして、HF/50MHz トランシーバー「TS-890」シリーズを 9 月中旬より発売すると発表した。

今回発売される「TS-890」シリーズは、「TS-990」に搭載した数々の技術を継承させ、同機に次ぐハイエンドモデルとして企画・開発。DX’erの実戦運用に応えるハイエンドトランシーバーとなっている。本機の受信部にはこれまでと同様のダウンコンバージョン方式が採用されており、かつ狭帯域ルーフィングフィルターを搭載することで優れた近接妨害信号排除能力を実現。さらに、新開発の優れたフェーズノイズ特性を持つローカルオシレーターを組合せることで、三次相互変調ダイナミックレンジ特性(110 dB)だけでなく、レシプロカルミキシングダイナミックレンジ特性(114 dB)、およびブロッキングダイナミックレンジ特性(150 dB)も実現※ している。また、送信部の安定出力・静穏性・高速動作や、直観的に操作できるパネルレイアウトなど、快適な運用も徹底的に追求している。

※ 2kHz 離調時測定例 受信周波数 14.2 MHz, MODE CW, BW 500 Hz, PRE AMP OFF

■主な特長
・フルダウンコンバージョン方式の採用による、高い近接妨害信号排除特性
・独立したバンドスコープ受信部用構成を採用し、高速掃引を実現
・VCOデバイスとリファレンス発振回路を組み合わせることで、高い C/N 特性を実現
・高速な特性と良好な音質を両立した、定評のあるIF-AGC制御
・使いやすさを徹底的に追求したバンドスコープ(オートスクロールモード搭載)
・長時間運用に耐えるヘビーデューティー仕様
・IFフィルターなど多彩な混信除去・ノイズ除去機能を搭載
・高速動作が可能なオートアンテナチューナーを内蔵
・VFO A/B によるスプリット運用の操作性を強化
・CWモールス信号のデコード/エンコードが本体のみで可能
・USBメモリー/USB ケーブルによるファームウェアアップデート機能を搭載

■主な定格
・送信周波数範囲: 1.810 ~ 1.825, 1.9075 ~ 1.9125 MHz、3.500 ~ 3.575, 3.599 ~ 3.612,  3.680 ~ 3.687 MHz、3.702 ~ 3.716, 3.745 ~ 3.770, 3.791 ~ 3.805 MHz、7.0 ~ 7.2 MHz、10.1 ~ 10.15 MHz、14.0 ~ 14.35 MHz、18.068 ~ 18.168 MHz、21.0 ~ 21.45 MHz、24.89 ~ 24.99 MHz、28.0 ~ 29.7 MHz、50.0 ~ 54.0 MHz、4,630 kHz(非常連絡設定周波数)
・受信周波数範囲: 0.13 ~ 30 MHz, 50 ~ 54 MHz(VFOは30 kHz ~ 60 MHzを連続動作)
・電波型式: A1A(CW) 、A3E(AM)、J3E(SSB) 、F3E(FM) 、F1B(FSK) 、G1B(PSK)
・周波数安定度: ±0.1 ppm 以内 (0 ℃ ~ +50 ℃)
・アンテナインピーダンス: 50Ω
・アンテナチューナー整合範囲: 16.7 ~ 150Ω
・電源電圧範囲: DC13.8V±15%
・消費電力: 22.5A 以下(送信時最大)、2.5A 以下(受信時<無信号時>)
・使用温度範囲: 0 ℃ ~ +50 ℃
・外形寸法: W 396.0x H 141.3 x D340.0mm(突起物含まず)、W 409.6 x H 158.3 x D387.4mm(突起物含む)
・質量: 約15.8 kg
・定格送信出力(CW/SSB/FSK/PSK/FM(AM)): TS-890S:100 W (25W)、TS-890D:50 W (25W)
・変調方式: SSB:平衡変調、FM:リアクタンス変調、AM:低電力変調,

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次号は 12月 1日(木) に公開予定

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