新年のスタートは、いつも私に頑張る原動力をくださるあなたへ歌を届けたい! そんな思いで、2025年1月13日、成人の日、大阪で新春コンサートを開催しました。時期的にどうかなぁ? とちょっぴり不安もありましたが、思い切ってやってよかった! いつも始まる直前まで、バタバタと準備に追われ、心はゆらゆらしているのですが、幕が上がり、お客様の顔が見えた瞬間に胸がいっぱいになります。時間だけは誰にも平等に与えられ、だからこそ、それぞれいろんな事情がある中で、私のために空けてくれている･･･ 大事な時間を預かっている大きな責任を感じます。例えば2時間×200人分･･･。この重みを忘れずに取り組まないと失礼にあたるし、次はないということを常々、私をこの世界に導いてくださった方から、ステージに立つたびに、言われていました。

会場を決める時の条件

大阪駅すぐのドルチェアートホールは今回初めての会場でした。2021年のコロナ禍でグランドオープンしたホール。決め手となったのは、責任者の方がとても親身に相談に乗ってくださったことが一番大きくて･･･。事務所の社長さんのような立ち回りで、色々とアドバイスとサポートをしてくださったことで心の不安が消えたこと、さらにゆったりと背もたれのある席で見たいというお客様の希望にぴったりだったこと、大阪駅からの立地が最高によかったこと、でした! また画期的な空気調整システムを導入し、温度や湿度さらに気圧までコントロールできる空調管理が徹底しているなんて!!! この時期、色んなウィルスに負けずに来てくださった免疫力の高いお客様に安心安全な空間で快適に過ごしていただきたく、大阪ならここしかない! と思ったんです♪♪♪

尊敬と信頼

大きな組織に所属していないので、個人での活動ではありますが、繋いでくれている支えの手は、どこの現場よりも最強じゃないかと思っています。上京した当時は、誰一人、知り合いもいなくて、無我夢中で走り続け、苦い思いも数知れずある中、出会ってくれた仲間･･･。あの日の出会いが今日まで数珠のように繋がっていることが奇跡だと思うし、私の人生を作ってくれている。ミュージシャンとは同世代で、皆、紆余曲折、苦労の中でも、自分を信じて努力して、人間関係の難しさも経験し、それでも成長し続けた仲間。そんな場面を互いに尊敬しあって刺激しあって、今がある。表面的なところではなくて、深い部分に触れて見えてくる信用のなかで、分かち合い、共に生きている･･･。家族のようなぬくもりを感じながら活動ができている。もうこの仲間と出会えたことこそが宝です。

楽しんでいるからいいプレイができる

口先だけではなく、人の優しさに触れて真の応援や愛情を再確認できた時、私も活動を通して、あたたかいエネルギーを届けられる存在でありたいと強く思います。歌を聴いていただけること、あの日のあの一瞬の同じ景色はもう見られないと思うと、とっても愛おしい時間でした。帰り際のお客様の背中や笑顔から心を受け取ることが出来た時、やっとホッとできました。今回のテーマは阪神淡路大震災から30年の時を超えて「生きる、命」をテーマに選曲しました。なにかを伝えることができたかな･･･ と。心がほぐれ、誰かに思いを馳せる時間であれば何よりうれしいです。今回のコンサートは、笑いと涙が詰まった時間だった気がします。そして、私自身が心から楽しめたステージでした。あの時間でしか生まれない心の会話と連帯が、今も私の背中を押してくれています。

歌を通して伝えたいことがある限り、私は歌い続けます。いつもいつも私の歌を、私の存在を傍に置いていただいて本当にありがとうございます♪ あなたが私のエネルギーだと、強く再確信する時間でした♪

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