ぴよぴよラヂヲ@婦人部
こんにちは! 毎日、暑い日が続きます。ちょっと水分補給を忘れていると、クラクラするのは軽い熱中症なのでしょうか。きっと9月いっぱいまでは、暑いと思うので、皆さんあと丸2か月、頑張って行きましょう。
先月は、コンテストとアワードについて書いたのですが、読んで下さった方々から、「随分、たくさん集めたね~~」、「どんなアワードなの?」、「やる気をもらったよ」などと声をかけていただきました。こうして、毎月私の文章を読んでいただけるのは、とても励みになります。
無線を全く知らない友達にも、今私がやっていることはこんなことだから読んで見てねと言ったところ驚かれました。
さてさて、今月は、どんなお話が飛び出すのでしょうか。さあ、はじまり、はじまり!!
今月は、あるコンテストに参戦した一日を書いてみたいと思いますが、その前にご報告です。
5月にFCC試験のTechnicianクラスに合格し、直ぐに次の勉強を開始、6月末には、FCC試験のGeneralクラスに合格、晴れてアメリカの試験の二つ目を手にしました。
1回目のTechnicianクラスと比べると、問題数も多く気が遠くなりそうでした。何一つ同じ問題もなくまた仕切り直し、勉強時間は1か月弱で一つ一つ覚えて行きました。かなり私にとって大変でしたが、何とか乗り切れてホッとしています。
そして、もう一つは、第一級海上特殊無線技士にも合格。船酔いする私が船に乗るわけでは無いのですが、勉強もここまでくると結構楽しいなと思えるようになりました。きっと皆さんも一度や二度は思ったことがあるかと思いますが、若い時にこの感情が芽生えていたら、今の自分はいなかったでしょうし違う職業だったような気がします。
これで、無線を始めた2019年9月から3年間で、9個の資格を手にしました。
いつも言っていますが、中身がちゃんと伴うよう、これから知識を増やして行けたらと思っているのですが、年齢との闘いで記憶力も低下しているので、これからの方が大変です(笑)
第一級海上特殊無線技士の試験には、今までの試験では経験したことがない、実技の「電気通信術」がありました。
それは、フォネティックコードでアルファベットを受話、送話するのですが、これがコンテストにたくさん出ていたお陰で高得点が取れたこと、日々の積み重ねが大きかったと思いとても嬉しかったです。今は、スマホのアプリもあるので、それで何回と繰り返し呪文のように唱えて練習しました。前置きが長くなってしまいましたが、本文に入りますね(笑)
コンテスト必需品
6月4日に、「オール神奈川コンテスト」が開催されました。このコンテストは、JARL神奈川支部の主催で、県内、関東近郊からの参加局も多いものです。昨年は、まだ私もコンテストには参加していなかったので、今年がこのコンテストには初参加となりました。
部門も色々ありますが、今年から開局から3年以内の局しか参加できない、ニューカマー部門が出来たので、そちらにエントリーすることにしました。
でも、こればっかりは当日にならないと分からないことも多いので、他の事前にできる準備を完璧にやっておこうと前日から準備開始です。まず、パソコンのCTESTWINを直ぐに使えるように設定、マイクやPTTスイッチの接続確認、紙ログなどなど、無線機周りに置きました。午後からは、コンテスト当日の食料の買い出しに出かけ、自分はともかく家族が直ぐにストレスなく食事が出来るように、作り置きをして、自分のコンテスト中に必要な飲み物などをシャックの冷蔵庫に詰めました。
そして、当日は午前中が歌謡バンドの練習だったため、朝9時から12時に出かけて、3時間歌いっぱなしで帰宅。お昼を食べ、夕飯の下準備を開始、15時からのスタートに備えました。
私がコンテストに参加して、家事が出来ないと言う事は、家族からすると、勝手にやっているのだから、やらなきゃいけないことはきちんとやってからにしてよねと、思われないように毎回必死です。無線に対して、悪い印象を持ってほしくないという気持ちと、コンテストが終わったらちゃんと家事やるから、いいでしょと思う両方の自分がいますが、我が家の厳しい実父から文句が出ないようにと、毎回ここはとても大切なポイントです(汗)
そして、15時! コンテスト開始です。先ずは、HFと決めていたので、色々と周波数を探しながら、丁度、1年前にHFデビューした私は、「そういえば、この時期はEsが出て、国内コンディションが良いんだよな。」と思い28MHzに周波数をあわせました。
ダメ元で、CQを出してみたところ、呼ばれ始め幸先の良い滑り出し、「今シーズンもよろしくお願いします」というやりとりも含め、6エリアからの交信がスタートしました。開始から1時間半ほど経過したころ、8エリアからも呼ばれるようになり、第1部の終了時間の18時までの間に、なんと70局もの局長さんとの交信が成立しました。途中、少し途切れそうになったときに、他の周波数を1度覗きに行った程度で、とても安定した状態で交信局数を伸ばすことが出来たのは、私の快進撃に繋がったような気がします。
そして、第2部になる前に3時間の休憩時間がありました。これは、本当に主婦の為にあるのではと思える時間で、すごく良いタイムスケジュールだなと感じました。
休憩時間の3時間の間、下準備をしてあった夕飯を仕上げて、普段の食事と変わらない状態で食べ、早く片付け、お風呂にまで入り、翌日の洗濯までも終わらせ、第2部に突入するのでした。ここまでやっておけば周りからの文句も防げます。快適に趣味をやるためには、我が家では必要なことなので、毎回バタバタですが、何とか頑張っています。これは、バンドの練習やライブの時も同様なので、最近ではだいぶ慣れてきました。
コンテスト中には、厳しい監視の目が・・・
第2部の始めは、430MHzからでした。一番馴染みのある430MHzなので、CQを出した途端、たくさんの局から集中してお声掛けいただけました。これも1年間、大きなものから小さなものまでさまざまなコンテストへ参加してきた賜物でした。
1年前にコンテストを始めたころ、皆さんの交信を聞いていると、「〇〇のコンテストでは、ありがとうございました」、「○○さんこんにちは」とコールサインだけでよくわかるなと思っていましたが、それに対応するパソコンの使い方をマスターしたことや、絶対に覚えられないだろうなと思っていた、周りのひとのコールサインが知らず知らずのうちに覚えられたことなど、私も成長したなと感じるものでした。
そしてスタートから1時間半で81局との交信が出来ました。このくらいやってくると、同じ周波数でCQを出してもだんだん呼ばれなくなります。メインダイヤルを回し、CQを出している人を探しても、これはさっき交信した人だと。交信済の人も増えてきて、呼びに廻っても未交信の人が誰もいなくなってきました。ここで留まっていても、時間がもったいないので他の周波数を探します。
次は144MHzです。ここは、昨年の秋に行われたサバイバルコンテストを思い出して、SSBでCQを出していきました。結果、45分間で39局でしたが、こちらも私としたら上出来、またぱったりと呼ばれなくなったところで、23時30分でした。あと30分、疲れたしやめても良かったのですが、毎回あの時休まなかったらもう少し成績もよかったと後悔することが多かったので、ここはあと30分、ラストまで諦めずに頑張ってみよう、そしてマルチを増やそうと、7MHzでCQを出したり、最後は呼び廻りし、24局と交信、そしてここでのマルチは、20でした。もし、あと30分を諦めてやらないでいたらこの分の点数はありませんでした。同じ周波数でやっていて、中だるみしそうなときは、仲間が違う周波数で声をかけてくれたりと、本当に休む間もない充実したコンテストになりました。
コンテストは、本当に自信がつきますし、絶対にプラスになる事が多いと思います。実際、冒頭にも書いた第一級海上特殊無線技士の電気通信術、実技試験を突破できたのは、この1年コンテストに真剣に取り組んで来たことと言っても、過言ではないと思います。色々な場面で学んだことは、自分の知識となり、自分の中で一緒に成長していくものだと信じています。
今年は、記念局立ち上げメンバーや、最近では自宅からは離れた地域の無線クラブに加入しクラブの引継ぎなど、色々と実務系の雑用が増えていますが、これもいつかきっと自分にとって有益なものになってくれるでしょう。
コンテストの結果は、休む間もなく頑張ったおかげで217局、106マルチでした。目標としていた点数も越えました。あとは結果発表が楽しみと思って待っていたころ、結果が発表になりました。ニューカマー部門で、念願の1位を獲得することができました。今までに大小さまざまなコンテストに参加してきましたが、1位をいただくのは、初めてのことです。
交信いただいた、217局の局長さん、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
七夕限定カード
私が参加しています8J1H90T・平塚市市制90周年記念局は、7月1日から3か月間、3種類の七夕カードを限定発行しております。とても綺麗な七夕のカードですので、皆さん是非ゲットしてくださいね。またの交信をお待ちしております。
そして今月は、待望のハムフェアです。日々コロナ感染者数が増え、まだどうなるか全く予測できない状況ではありますが、開催された暁には、全国の皆さんとアイボール出来ることを楽しみにしております。
月刊FB NEWS(C-13)のブースはもちろん、私が参加している逗子葉山アマチュア無線クラブ(C-06)のブースに顔を出す予定ですので、是非お声掛け下さいね。
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