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アパマンハムのムセンと車

第24回 モービル&アパマン運用に役立つヒント

JF1KKT 横田勝彦

2024年9月17日掲載

連載24回目となります。9月に入り、少しは涼しくなるのかと思いきや、まだまだ暑い日が続いております。皆さん、お元気でしょうか? 体調管理にはまだまだ注意が必要ですね。移動運用なども気を付けていきたいものです。


まだまだ残暑が続いていますネ

さて、秋になってお空の方もコンディションが良くなってきたかと思えば、先日のオールアジアンDXコンテストは、あまりコンディションが良くなかった感じですね。これから涼しくなってDXシーズン真っ盛りといけば楽しみも増えます。国内派の方も7MHzの「お昼寝タイム」がなくなり、日中も楽しめると思います。


お昼寝タイム

そんな秋ですが、食欲の秋でもあります。食べ過ぎには注意しましょうねhi では、今回も話を進めていきましょう!


これ以上太るとヤバいですhi

祝! 連載開始2周年!!

早いもので、この連載を担当して丸々2年が経過しました。この2年間で、車も自宅も“乗り換えて”います。まあ、2年間で両方とも乗り換える人って、あんまりいないと思いますhi 今のところにいつまでいるかわかりませんが、究極は一年中車中泊出来るようなキャンピングカーを手に入れて、自宅代わりに出来るのが私の夢だったりします。


こんにちは3周年! さようなら2周年

引っ越しが終わりました

8月末という、とっても暑い時期に引っ越しをしました。まだまだ片付けが終わらず、無線どころではない状態が続いています。考えてみると、私の人生で引っ越しは夏が多かったように思います。準備だけでも汗だくになりますから、もうちょっと涼しい時期に引っ越すべきだったと思っています。

さて、実際にアンテナ建設となると、入居前のイメージと、実際に住んでみてからのイメージは、違っていることが往々にしてあるかと思います。とにかく、腰を落ち着けて、じっくり見ることが大事だと思います。内見の段階では細かい寸法取りは出来ないと思います。アンテナの設営場所についても、内見当初のイメージとは違っていると思います。私はまさにこのパターンでした。

最初は「ここにこのポールを建てて、そっちにはこのアンテナを建てよう」なんてイメージがありましたが、徐々にそのイメージが壊されていますhi 壊されてしまった理由のひとつに、ベランダの強度問題もあります。思っていたよりベランダの強度がないようですので注意する必要があります。大きなアンテナは難しいと感じています。アンテナを建てたせいでベランダを壊してしまっては何もならないですからね!


引っ越しは夏するもんじゃないですネ

ベランダアンテナを再度考えてみる

何度か書きましたが、今度の場所はベランダが狭いです。以前のような広い場所があるわけではないので、狭い場所でそれなりに楽しめるようにしないといけません。

そこで、どんなアンテナにしたらHFから1200MHzまで、楽しめるようになるかを考えてみます。HFは実績もあってマルチバンドにQRV出来る、ATU+釣り竿ロングワイヤーにします。手持ちの釣り竿で、7mほどのエレメントが確保出来ますので、それにATUを組み合わせれば、3.5MHz以上にはQRV出来そうです(今までの実績から)。


ATUの例。アイコムAH-730

アースは5m長のビニール被覆導線を5本ほど、アースとしてベランダの床に投げ出すように設置します。今回はベランダの床が隠れない(外から丸見えhi)ので、散らかしているように見られないように、少なめのアースで様子を見たいと思っています。

50MHzはJA1CP入谷OMが販売されていたシングルのデルタループを、移動用の伸縮ポールで建てることとします。元々移動用なので、固定での耐久性は考慮されていないとのことです(商品説明より)が、普段は引っ込めておくことが簡単に出来ますので、好都合ですhi

144~1200MHzは3バンドのモービルホイップが最有力候補です。今まで使っていた第一電波工業のX7000は、飛びは良いのですが、いかんせん大きいのがネックです。そこで移動用の伸縮ポールを使ってモービルホイップを高く上げることを考えました。

144MHz以上のバンドにQRVするときは50MHzのデルタループを引っ込め、50MHzでオンエアするときは144MHz以上のモービルホイップを引っ込める、という作戦です。もちろん伸縮ポールですから、運用していない時や強風の時には、アンテナを全部外して低く縮めておけます。これからの台風シーズンにもピッタリじゃないかと思っています。

まあ、部屋が片付かないとリグを並べることも出来ませんので、部屋を片付けつつシャックのレイアウトやアンテナの考えを巡らせてみたいと思います。

アイコム最新HF機IC-7760が出ましたね!

先日のハムフェアでお披露目されましたIC-7760ですが、すでに発売が始まっているようです。私もハムフェアで現物を拝見し、触ってみたりしました。触ってみるとIC-7610の上級グレードみたいな感じです。200W機があるのは嬉しいですが、今度の場所ではライセンス的に難しそうです。せっかくセパレートでアパマンハムには最適な無線機だと思うのですが・・・ hi

IC-7760とIC-905で最強のシステムが出来るな、って考えてしまいました。ただ両方揃えると、定価ベースで100万超えですから、なかなか手が出ません。頑張って仕事しましょhi


ハムフェアで初お目見えしたIC-7760。セパレートは魅力! でもちょっと高いっすhi

ハムフェアの会場について

今年のハムフェアは、昨年までの東京ビッグサイトではなく、東京ビッグサイトと同じ団体が運営している「有明GYM-EX」で開催されました。ここの最大のネックは駐車場です。会場の資料や、開催前の報道等をみると専用駐車場があるように書かれていますが、今回は、その専用駐車場は出展者専用になっていました。コインパーキングも少ないので、早めに出向くしか方法はなさそうです。

あるいは最寄り駅(有明テニスの森駅)から有明GYM-EXは近いので、別の場所に車を停めて電車で移動するのも手です。少なくても昨年までの東京ビッグサイト駅から東京ビッグサイト南館よりも、歩く距離は短いように感じました。


有明テニスの森駅から見た有明GYM-EX

また、食事については、周辺に食事出来る場所もないので、中で販売されているお弁当類を購入するしかありません。私はローカルさんと訪れたのですが、ギリギリ弁当が買えた感じでした(私たちが最後hi)。買えたとしても長蛇の列は必至なので、可能ならば会場外からの持ち込みがベストです。徒歩圏内にはコンビニが1店舗ありますのでそこで仕入れるか、自宅からお弁当持参がいいのでは? と思った次第です。来年もここ有明GYM-EXならば、覚えておいて損はないと思いますhi

今回の特別記念局8J1HAMは、HFはリモート運用だったとのこと。建物の構造上、屋外に大きなアンテナが建てられないので、苦肉の策だと思いました。これも昔だったら考えられない離れ業ですねhi

なおご意見、ご感想、ご質問等については、筆者である私宛(jf1kktアットマークgmail.com)へご連絡頂けますと幸いです。

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