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Japan Castles On The Air (JACOTA)

JACOTA移動運用に便利。ハンディー機用ポーチ

JO3SLK Greg Cook (翻訳 JP3DOI 正木潤一)

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新型コロナウイルス対策で各地に出されている緊急事態宣言やまん延防止等重点措置により、このところJACOTAの運用でお城にも出かけられなくなっています。今月は私が使っている持ち出しバッグ“Go Pouch”を紹介します。訪れるお城が高いところにあって階段が多い場合など、無線運用機材を持ち込むのがたいへんなときには、今回ご紹介するコンパクトなポーチが便利です。

持ち出しポーチ“Go Pouch”

キャンプを兼ねたアウトドアでの運用、あるいは災害などの非常通信においても、無線機材を持ち出すためのバッグは欠かせません。バッグ、ケース、バックパック・・・何かを持ち出すためのものは沢山ありますが、もっとコンパクトでデュアルバンドハンディー機の収納に適しているものが欲しいと思っていました。偶然にも、近所のホームセンターで手に入れることができました。

ある日、ホームセンター内の催し会場にいろいろな品物が「在庫処分市」のような形で陳列されていました。その中に、あたかもこれこそがハンディー機とその付属品を入れて携行するポーチだというものを見つけました。私はそれを色違いでいくつか買いました。(その中でオレンジ色が一番気に入っています)

中にものを入れてファスナーを閉めると、軽量でコンパクト、持ち手が付いており持ち運びやすいです。また、バッグの中にしまっておく事もできます。


この写真を見てもらうと、このポーチがいかにコンパクトであるか分かると思います。このサイズでさまざまなアイテムを収納できるから凄いです。


便利なポケット付き

ポーチの底部には大きなポケットがあり、そこにはID-51で使う純正ソフトなどをインストールした7インチのタブレットを収納することができます。


下の写真はポーチを全開した状態です。メインの収納スペースにある3つのポケットの真ん中にはID-51本体、その両側に予備のバッテリーパックを入れています。ポケットのサイズはID-51を収めるのにピッタリです。ポーチの上部には、木や三脚にぶら下げるのに便利なフックと、QSLカードや局免のコピーを入れておく小さなポケットが付いています。


メインの収納スペースの下側は、ジッパー付きのネット生地の収納スペースになっており、ケーブル類やメモ帳、ペン、タブレット端末など、よく使うものを入れておけます。


ID-51とバッテリーパックを収めているメインの収納スペースの裏側には、ジッパー付きのポケットがあります。私はそこにスピーカーマイクと充電器、それにホイップアンテナを入れています。


4色カラーバリエーション

私は、オレンジ、グレー、ライトグリーン、ダークブルーの4色のポーチを買いました。それぞれに無線機を収納して使っています。


似たようなポーチは、スーパーなどの催事場で開かれるアウトレットフェアや、軍放出品や旅行グッズを置いているお店で見つかるかもしれません。

ポーチをもって出かけよう!

私は、移動運用の際にはいつもコンパクトな三脚に取り付けたマストにアンテナを付けています。D-STARならID-51本体に取り付けた状態で最寄レピーターを介して運用することもできます。


お城でのV/UHF運用

このGo Pouchはいわば“最小の移動局”として、最初にお城を訪れる際(下見)に持って行きます。そして、見通しでの飛びや6mバンドの開き具合、FM/D-STARレピーターへのアクセスなどをチェックします。お城での運用はHFに限ったものではありません。VHF/UHFバンドでその地域の人とQSOを通じて知り合うことができます。それもまたHFバンドではできない楽しみ方です。

今後のJACOTAの記事について

2021年6月20日現在、いくつかの都道府県では外出の制限を伴う緊急事態宣言が解除されていません。緊急事態宣言は解除されていても、依然としてまん延防止等重点措置が発令中です。このコロナ禍が収束に向かい、緊急事態宣言が解除されることを望んでいます。そのときが来ましたら、兵庫県や大阪府、京都府の状況にも依りますが、また再びお城に出かけてその様子を皆さんにご紹介することができると思います。そのときを心から楽しみにしています。

ではそれまで、73。お元気で。

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次号は 12月 1日(木) に公開予定

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