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4年ぶりの西日本ハムフェアが開催される

2023年4月3日掲載

2019年3月の開催以降、コロナ禍により中止が続いた第20回西日本ハムフェアが、2023年3月12日(日)に福岡県京都(みやこ)郡苅田(かんだ)町にある日産自動車九州株式会社の体育館及びゲストホールで、丸4年ぶり令和となって初の開催となった。


会場直後の様子

今回のキャッチフレーズは、「次世代へ! 繋げる 楽しいハムの世界」と題された。

これまでの経緯

4年ぶりの開催となったのには下記の経緯があった。
・第18回 2018(平成30)年度2019(平成31)年3月3日に開催
・第19回 2019(令和元)年度2020(令和2)年3月8日に予定されるもコロナ禍により中止
・第20回 2021(令和3)年度2021(令和3)年5月16日に予定されるも会場都合により10月に延期、さらに10月の予定もコロナ禍により延期
・第20回 2022(令和4)年度2023(令和5)年3月12日に開催

いよいよ開会

午前9時、開会に際して髙尾JARL会長ほか、来賓(総務省九州総合通信局、苅田町役場、日産自動車九州株式会社)の挨拶の後、テープカットが行われた。


開会式テープカット

九州はもとより関東、関西、四国など全国各地からの来場者で、開場前から外は大変な賑わいで駐車場もほぼ満車となり、開場を待ちつつアイボールQSOを楽しんでいるのが見られた。やはり久しぶりの開催に皆さんの期待が伝わってきた。


駐車場は早いうちからほぼ満車となった


開場前の入口前では、いろいろな場所でアイボールQSOを楽しむ姿が見られた


月刊FB NEWS連載「おきらくゴク楽自己くんれん」の筆者JF3LCH永井氏は自走で来場

メイン会場体育館

入場の際には検温が行われ、会場内の混雑を緩和するためJARL会員から優先的に入場案内が行われ検温後に検温済みのシールが配布された。

瞬く間に会場内は、熱心なアマチュア無線家で埋め尽くされ、アマチュア無線機器メーカー、販売店、クラブや団体、ジャンク品やパーツを販売するブースは多くの人で賑わった。メーカーブースでは、展示品を操作したり、新製品についての質問をしたり、その他のブースではお目当てのパーツや掘り出し物を探したりする様子が多く見られた。


多くのブースがジャンク品やパーツ品などを扱っていたメーカーブースは写真奥のあたり

アイコム株式会社のブースでは、発売前のIC-PW2やIC-905の実機展示に人が集まり、発売時期や価格などの質問が多く寄せられたという。また先日発売を開始した、ポロシャツやショルダーラジオホルダーも実物が展示され、実際にラジオホルダーに自身のハンディ機が合うか試す来場者もいた。



IC-PW2とIC-905


展示パネル裏面に展示されたラジオホルダー


アルインコ株式会社のブースは、昨年のハムフェア2022で発表し、2023年4月中旬に販売予定のデジタル対応マルチモードレシーバー DJ-X100の展示も行われ、実際に手に取り操作したり、質問する来場者の姿があった。




4月中頃に発売されるDJ-X100を中心に展示

第一電波工業のブースでは、HF帯短縮V型ダイポールHFV5やモービルホイップなどの展示が行われた。


体育館の一番奥の舞台上では、子供たち向けのイベントとしてラジオ製作の電子工作教室が開催され、スタッフの指導受けながら工作を楽しむ子供たちの姿が見られた。


ゲストホール

イベントは、体育館だけではなく、100mほど離れた同敷地内にあるゲストホールでも行われ、オール九州コンテストの表彰式や講演会、FCCライセンスの試験が行われた。


外観


ロビー

ゲストホール

ゲストホールを取材に訪れたときには、偶然にも月刊FB NEWS連載「日本全国・移動運用記」の筆者JO2ASQ清水氏による講演「レンタカー移動運用セットの構築」が行われていた。


ゲストホール内での講演の様子


日本全国・移動運用記」の筆者JO2ASQ清水氏による講演


月刊FB NEWSは初出展

今回月刊FB NEWSは、初めて西日本ハムフェアに出展し、多くの読者にご来場いただいた。ブースでは「Twitter&Facebook新規フォローキャンペーン」やJH1CBX MasacoさんによるCD販売を行い、来場者にTwitterやFacebookをその場でフォローしていただいたり、Masacoさんサイン入りのCDを購入していただいた。また用意したノベルティが底をついてしまうなど、お陰様で盛況だった。




番外編 Masacoの会場散策

ブースに訪れる来場者もひと段落したところで、少しの時間でしたが会場内を散策しようとしたMasacoさん。ブースを離れる前にスタッフより、「西日本ハムフェア特別記念局の8J6HAMが145MHz FMで聞こえますよ」と聞き、愛用のID-51を取り出して早速交信することに・・・。

――「8J6HAM こちらは、JH1CBX JH1CBXポータブル6です。どうぞ!」
「JH1CBXポータブル6 こちらは8J6HAMです。西ハム会場内から59です」
――「8J6HAM こちらは、JH1CBXポータブル6。こちらも会場内月刊FB NEWS展示ブースから59です! 名前はMasacoです。交信ありがとうございました!!」

JH1CBXの運用は、いつもMasacoさんからCQを出して呼んでもらうというスタイルだが、この日はMasacoさんが相手局のCQに対して呼んで交信してみた。しっかり月刊FB NEWSのブースのことも伝え、無事交信をすることができた。


会場散策を始めたMasacoさん。以前「むせんのせかい」の取材で訪問した、JA6YBR宮崎大学無線部、そして合同で出展していたJA6YLP九州工業大学自然科学部無線班のブースを訪れた。

――「宮崎大学の皆さんお久しぶりです! お元気でしたか!」
「お久しぶりです、元気ですよー! Masacoさんもお元気そうですね」
――「みんなで記念撮影しましょう!!」


4年ぶりの再会。Masacoさんから右半分がJA6YBRの皆さん。左半分がJA6YLPの皆さん

次に見つけたのは、以前より西日本ハムに出展されているアート似顔絵のJE6LEN比良さんのブース。10分くらいで描いていただけると言う事でお願いした。





4年ぶりの開催となった西日本ハムフェアだったが、全国各地からの熱心なアマチュア無線家の来場により大盛況で幕を閉じた。

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