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Masacoの「むせんのせかい」 ~アイボールの旅~

Masacoの自由帳

第六回 わたしの道 あなたの道

JH1CBX Masaco

引っ込み思案の性格がたまに出る時がある。「まさか!」「全然緊張しないでしょ」とよく言われるが、笑顔の裏の私を知らない。人をかきわけ、押しのけ、蹴飛ばしてでも、なんとかして勝ち取る! そんな世界。何より自分が! という「我」が強くないと生き残れない。私は時折、向いていないと思うことがある。

例えば、誰かにお呼ばれした会席にて

初めての方へアピールする絶好のチャンス! 近々自分のライブがあったとしよう。そんな時、常にパンフレットは持ち歩いているものの、結局渡せないまま帰るパターン。自分が主役ではない席で自分のことを・・・ と思ってしまい、うまく宣伝できないのだ。会話の中で活動の話題になれば、話しやすいけど、そうでなければ、遠慮してしまう。自然と自分のことを話し、サラリと宣伝、その場でCDまで買ってもらう・・・ という方もいる。そんな場面をみるたび、帰ってからせっかくのチャンスを無駄にしたかなぁ? もっとグイグイ行けばよかったのかもしれないけど、やっぱり苦手やなぁと自分の積極性のなさに落ち込む時がある。

その反面

自分から発信したり、自分の足で向かう先には当たって砕けろ! 精神でどこにでも営業にいけるくらい強い自分もいる。ある日、できたてホヤホヤのCDを某大手FM局に持ち込んだ。電話でアポはとらない。その場で断られるか、郵送してください! と言われるから。ただ郵送と言われると、何か繋がりがない限り100%と言っていいほど、ほぼほぼ、中身さえ開けてくれないままお蔵入り。紹介がない時は、突撃訪問作戦しかない! まずは局の入っているビルのロビーに備え付けられている内線電話で訪問内容を伝えた。新曲がリリースになった思いを熱く語ったと思う。すると「事務所は大手ですか? どこですか?」「レコード会社は?」「マネージャーは?」ただそれだけの質問で、「申し訳ありませんがご要望を聞くことができません。資料も受け取ることはできませんのでお帰りください」とても冷たい抑揚のない声だった。肩書きの信用性がないと門前払いなんだとガッカリしたことがある。

トボトボと駅までの道を歩いてる途中、背後から駆け寄ってくる足音とともに「すみませーん、すみませーん。先程、音源資料をお持ちくださった方ですよね?」と女性に呼び止められた。話を聞くと、こんな時代にマネージャーも同行せず一人で宣伝に来たアーティストは一体どんな子か会ってみたい! 気になるから呼び止めてきて! と局長が言ってくださったのだ! まさかいきなりの局長との面談に繋がり、これまでのすべてを熱く語った記憶がある。すると、なんと!「せっかく来てくれたんだし、これも何かの縁! ちょうどこれから生放送があるから出る?」と! チャンスを与えてくれたのだ!!! 一気にいくつもの難関を飛び越え全国のFM局に私の声と新曲がオンエアされ最高のリリース記念日になった。色んな生き方があるけど、真面目にコツコツ信念をもって歩めば、いつか誰かが見てくれているのかなぁと、この世界も捨てたもんじゃないと「心」を感じる出会いがあった。やっぱり最後は感謝が生まれる。

またある時のこと


レギュラーのラジオ番組でお喋りした初日の写真♪

ラジオのレギュラーのお仕事という大きなお話をいただいた時のこと。誰もが飛びつく願ってもないチャンス!!! なのに当時の私は、ラジオの進行なんてやったことがないし、何をおしゃべりすればいいかわからないので荷が重いです、まして顔が見えない相手との会話は・・・ と、断ってしまった。自分の冠番組でレギュラーという大役にビビッてしまい、気おくれしてしまったのだ。幼い頃の私が一瞬、顔を出してしまった・・・。でも、その後じっくりと考え直すと、挑戦できる絶好の機会を与えていただいたのに、なんてバカな答えを出したんだろう・・・ これを断れば、こんなチャンスはもう二度とないかもしれない・・・ と自分の弱さに嫌になった。

大きく変わるなら今しかないと、何度も頭を下げ、チャンスをください! と反省するも許しがもらえず、何度も何度も通い続け、他の人に声をかけてしまったということで、オーディションという形になり、参加を認めてもらうありさま。そのあとは火がついたかのように、レギュラーの座を勝ち取り、IBS茨城放送で「Masaco歌のタイムマシン」という番組はリスナーの皆さんと共に、6年間も歩むことができ長寿番組となった! チャンスなんて2度目はないのに、あの時許してくれた関係者には感謝しかない。6年間で何度もできない自分が悔しくて涙を流したが鍛えられた。全てお見通しだったように時は流れた。それ以来、私はラジオの面白さに魅了され、見えない相手との対話は、アマチュア無線と通じるものがあり、今では大好きで仕方がない


今でも第二の故郷のように迎えてくれる茨城放送♪

出会いで人生は大きく変わる

何がどこでどう繋がるかは、神のみぞ知るかのように、日々の繰り返しの毎日がとても大切で、全てに通じているんだろう。順調に進む時は嬉しくて幸せで心が軽い。うまく運ばない悶々とした時は、辛く悲しくて悔し涙を飲み込んで笑顔でいる。でもそんな時こそ、心の肥料が耕されて、豊かな土壌を作っている時。道のないところには道を作る精神で、淡々と思いを秘めて技術を磨いて前へ前へと歩いていこう。自分の性格が嫌になる時もあるけど、誠実に向き合い、人は人、自分は自分という強い思いで。信念と行動は、いつしか、どさくさに紛れて風のようにチャンスが吹いてくる。人は、勝手に責任を持たず人生の提案をしてくるけど、何をもって成功したとか、決めつけるの? それぞれ価値観が違う中で、自分の納得いく人生を。少しの逞しさと脆さを抱えながら、時に誰かに寄り添い、ささやかな幸せを感じることができれば生きている意味に彩りが増すなぁ、と実りの秋を楽しんでいます。今回はちょっと違うテイストで書いてみました。皆様も心豊かな秋のひと時をお過ごしくださいね♪

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次号は 12月 1日(水) に公開予定

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