ぴよぴよラヂヲ@婦人部
毎日、寒くてなかなか起きられない朝が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか? 無線家の方は早起きなので、そんなに悩んでいませんか? 起きられない私は、まだまだ本物の無線家では無いですね(笑)。
2月は、日々の買い物以外に遊びに行くこともなく、大人しく家で無線をし、アワード申請をして楽しんでいました。そんな事務関係の事をする日もとても大切だと思っております。
写真1 私の無線機たち
さて、先月はちょっと寄り道をして、取得資格についてのお話でしたが、今月は、500円玉貯金を使って、手に入れた無線機のお話です。
1エリアの局長さんとの交信だけでも、充分楽しんでいましたが、やっぱり他のエリアの局長さんと交信すると「他のバンドにもでていますので、そちらでもよろしく」との言葉をたくさん耳にしていました。他のバントと言っても、今使っている無線機では出られません。もう一台、専用の無線機が必要になると言うことは、初心者の私でも直ぐにわかりました。そして、私がこれからどんなことを無線でやりたいのかをまとめて、1台で全て交信が出来るオールモード機を探そうと思いました。
先ず、新しい無線機をどうやって買ったら良いのだろうと調べ始めました。4アマに合格して、初めて買ったハンディ機は、講習会を開催していたハムショップで相談して購入したのですが、特に今回の買い物は、高額でそれも知識のない私が買うので慎重に検討しないといけないことだと思っていました。予算は10万円を目安に、ネット上に出ているものを見に行きました。
オークションや、オンラインショップなどを、見に行ったのですが、最終的に知名度のあるハムショップのオンラインショップでクレジットカードを使って購入することになりました。予算の10万円よりは、少し超えてしまいましたが、その分は、日常カードを利用して貯まっていたポイントをあてました。その後も無線関係の物を買う時は、普段つかって貯まったポイントをあててやりくりしています。
購入したハムショップは、九州のお店で、注文してから翌日に到着。普通は、ここですぐに取り付けとなるのでしょうが、私の場合、何をどうしたら良いのか分からず、友達に買ったのだけど、どうやって取り付けようかと相談したところ、HF用のアンテナもあげないといけないので、一緒に取り付けをしてもらえることになりました。アンテナも友達が使っていたものを中古で譲りうけ、建ててもらえることになったのです。
以前にも、書いたと思いますが、同居している父は、色々と私のやることに口を出す人なので、アンテナを建てるとなると、絶対に何かが起きると思っていました。そうこうしているうちに、父が長期で田舎に帰る用事が出来たのです。その日にやってしまおうと計画を立てました。そして、知らない間に使い始めていたら大丈夫だと考え、ベランダに念願のHFのV型のアンテナが上がったのです。その結果、父が気づいたのは、だいぶ経ってからのことでしたので、何も問題が発生することもなく、大丈夫でした(笑)。
そして、オールモード機に接続し、HFもV/UHFにも快適に出られる環境が整ったわけです。我が家は、前の道が坂道で、アンテナを設置したのもベランダの一番奥ということもあり、外からは、わかりにくいのですが、自分でアンテナを確認したり、風が強い日に伸縮ポールを上げ下げするようになったことを考えると、「私も一応無線家(笑)だな」と思えるようになりました。
写真2. 初代HFアンテナ
先ず初めは、とにかく聴いてみようと思い、他の局の交信を聴き始めました。アンテナ工事をしたのが2月の寒い日でしたが、それから約2か月ほどは、HFでの交信はテスト程度で、あとは聴くのみでした。7MHzで遠くに聴こえるものが、海の底からうわ~っと上がって来るような感じにも少し慣れて、ポツポツとCQを出している局を呼び始めました。福島県の移動局のOMさんと繋がり、無事交信出来た時は、こんな遠くの局と話せることがとても嬉しかったです。当時、今のように毎日無線をしようと思う気持ちが少し薄かったこともあり、無線機を買い、アンテナを上げられたことに満足してしまったようでした。
その後、初交信から2か月後に、本格的にスタートすることになりました。これが、2021年6月のことです。この時期を楽しみにしている先輩OMさんたちからの勧めで、28MHz(FM)のEスポシーズン到来を迎えることになったのです。28MHz(FM)は、北海道や九州と繋がり、本当に隣にいるくらいクリアに聴こえ、これもこのアンテナで、この綺麗な声を受信できることにビックリでした。初日に、パイルアップも経験し、たくさんの局長さんから呼んで貰えたのにすっかり味をしめ、翌日もやってみようとやってみたところ、これがコンディションと言うものに左右され、まったくシーンとしていて、なんだろうと思ったものです。それから、毎日コンディションを確認できるサイトを確認、それが日課となり、そして、だんだんと無線沼にハマっていきました(笑)。
当時、交信のログは紙ログに書いていたのですが、毎日こんなに増えていくのであれば、何か良い方法を考えないといけないなと思っていたのもこの頃です。
結局、今で、紙ログとパソコンで管理できるハムログとの2本立てで管理するようになりました。紙ログには、細かいことも書き残しておける良さもありますが、アワードを集計することなどを考えるとハムログの力は大きいものがあります。あとは、アナログの昭和頭なので、どうやってハムログを使いこなせるようになるかが今の最大の課題です。古き良きものは残して行きたいですし、便利なものは取り入れたいのですが、これがなかなか大変です。
そして、交信が終わった後はQSLカードを作成し、発送するのですが、それまでは、1日の交信でも2, 3局だったものが、この頃から1日20局くらいになっていました。一週間やっていると、コンディションの良い時は、どんどん交信が出来るので、カードもたまります。これではいけないと思い、交信をした翌日に無線機を付ける前に、前日のカードを書く作業を日課としました。そうして、カードはどんどんたまり月に1回の発送では、自分でも驚く枚数になって行きました。当時、カードは自作の物でパソコンのはがきソフトで作っていましたが、もうこれでは間に合わないと、印刷屋さんに頼もうと決めたのもこの頃です。このように、私の無線生活も順調にスタートし、現在に至っております。
写真3. 歴代のQSLカード
そして以前からお話していました、2022年4月1日より神奈川県平塚市にて、「平塚市市制施行90周年記念局・8J1H90T」の運用が正式に決定しました。4月からはそちらのオペレーターとしても、全国の局長さんと交信できることをとても楽しみにしておりますので、CQが聴こえましたら、お声掛けいただけたら嬉しいです。
写真4. 待望の記念局
少しずつですが、コロナ感染者数も減ってきております。3回目のワクチンは、私のところでは3月中に出来るかどうかですが、あと少しですので頑張ってこの時期を乗り越えたいと思います。また、今月末には、桜の開花、春の到来も間近です。皆様くれぐれも気を付けてお過ごしくださいね。
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