テクニカルコーナー
2025年11月17日掲載
次にデータ通信をするため、無線機本体の設定を行います。なおTH-D74もTH-D75も同じ手順です。
◎画像を受信できるようにする
・インターフェース設定で「PC入出力(DV/DR)」をBluetoothに変更。(メニューNo.984)
→ この状態で画像伝送の「受信」が可能になります。
◎画像を送信できるようにする
・デジタルファンクションメニューで「データ通信モード」を選択。(ディスプレイに[DATA]が表示)
→ ファーストデータ通信の「送信」が可能になります。
これで、Bluetooth接続したRS-MS1Aから画像の送受信ができるようになりました。いよいよRS-MS1Aを起動して画像伝送を行います。
Android端末でRS-MS1Aを起動し、機種選択画面で「その他Bluetooth接続」を選択。

「接続する無線機の選択」で「その他(Bluetooth接続)」を選択
ペアリング済みデバイスで、TH-D75(またはTH-D74)を選択。

「ペアリング済みデバイス」で「TH-D75(またはTH-D74)」を選択
RS-MS1Aを最初に立ち上げた時は、アプリにも「自局コールサイン」を設定しておきます。

「自局コールサイン入力」をタップして、コールサインを登録します
これでRS-MS1Aを介して、TH-D75やTH-D74で画像やテキストの伝送が可能になりました。

TH-D74(左)が送信。TH-D75(右)で受信

TH-D75(右)が送信。TH-D74(左)で受信
毎年恒例のD-STAR QSO PARTY、私も心待ちにしている参加者の一人ですが、最近の最大の楽しみは、各局から送っていただくバラエティ豊かな画像です。QSLカードの画像はもちろん、自慢の愛車、地元ならではの景色、そして思わず頬が緩むようなお気に入りのスイーツ画像など、実にたくさんのデジタルアートが集まります。初めてQSOする局でも、受信した画像からその方のお人柄や趣味、ローカルの雰囲気が伝わってきて、通常のQSOでは得られない深みと楽しさを感じています。TH-D74やTH-D75でD-STAR QSO PARTYに参加される方も、画像伝送を追加して楽しんでみてはいかがでしょうか。
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