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Summits On The Air (SOTA)の楽しみ

その34 SOTA日本支部山岳リストについて

JH0CJH・JA1CTV 川内徹

今回はSOTA日本支部で登録している山岳リストについての現状を報告しておきたいと思います。


SOTA日本支部は2015年7月発足時には5160の登録山岳数で活動を開始しました。続いて2016年12月に約2000の追加山岳登録や山名の判明したものを修正するなどを行い山岳リストのアップデートを行いました。その後、しばらく時間が空いてしまいましたが、SOTA愛好家からの山岳名の判明情報や修正、削除対象、追加対象の連絡を継続して受けつけ、調査を実施してまいりました。最後の山岳データの更新から3年が経過し、今回「2020年SOTA日本支部山岳データベース更新キャンペーン」と銘打って7104個の山岳データベースの見直しを行いました。

その結果、まだ正式にSOTA本部の承認を受けていませんが、(正式承認は8月中旬予定)
● 約400の山の名前の更新
● 5山の新規追加
● 約100の山の削除
という大規模なものになっています。

山の名前の修正は今まで判明していなかったものの名前が判明した場合、漢字の修正、読み方の修正などが大半です。新規追加についてはSOTAの山岳リストへの登録条件であるコルからの150mの標高差を満たすものが新たに見つかったためです。


それでは削除がなぜ起きるのかですが、これは2015年SOTA発足当時に登録した後に2016年に新規追加した2000の山との間でコルに150mの標高差がないものが見つかったものが大半です。距離が離れていたり、非常に微妙な高度差などもあるためにこれらを見極めるのは非常に困難ですが、SOTA日本支部の皆様、特に地図情報ではJA1CTC小林さんのご尽力でこれらを整理してきました。他にも珍しいケースでは、石切り場や石灰岩の採掘のため山容自体が変わってしまったものなどもあります。

すでにSOTA日本支部のホームページ上では山岳名の修正は完了していますが「新規追加」と「削除」は2020年8月12日現在、まだなされていません。これは新規追加および削除についてはSOTA本部のデータベースの変更をともなうためSOTA本部の承認を得る必要があります。このためSOTA日本支部のホームページの名前は変更されているのにデータベースやSOTA Mapでの名前が変わっていないものがいくつかあります。

今回の「2020年SOTA日本支部山岳データベース更新キャンペーン」でこれらをすべて刷新できる予定です。すでにSOTA本部には修正データを送っており、8月中にはデータが更新され、山名修正と新規追加と削除がなされる予定です。

ここで注意していただきたいのは、削除となった山はいままでの結果がすべて無くなってしまうわけではなく、有効期日(今回は2020年8月31日を予定)以前のポイントはそのまま有効となります。さらに上記有効期日まではポイントの追加も可能です。

以上がSOTA日本支部で登録されている山岳データの状況です。ここで最後に皆さまにお願いがあります。SOTA日本支部ではこのように山岳データの更新を継続的に行っていますが、まだまだ山岳名が判っていないものもあります。これらの山岳名が判った場合や、読み方が違うなどの情報がありましたらSOTA日本支部にある修正フォーマットに記入の上ご連絡いただきたいと思います。

SOTA日本支部では常時メーリングリストの申し込みを受け付けております。私宛、コールサイン@jarl.comでも結構ですし、SOTA日本支部のホームページの問合せのページから連絡を頂いても結構です。

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次号は 12月 1日(木) に公開予定

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