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Masacoの「むせんのせかい」 ~アイボールの旅~

第33回 国立仙台高等専門学校広瀬アマチュア無線クラブ(JA7YCQ)の皆さん

Masacoの「むせんのせかい」 ~アイボールの旅~

この学校ならではの無線設備を見学!!

アンテナ見学後は、脇山先生と「レーダー実験室」へ。屋上のレーダー用アンテナや、名取キャンパスに設置されているレーダー用アンテナで受信した画像がディスプレイに映し出されています。実際のレーダーを見るのはこれが初めて!! 仙台空港を発着する飛行機の機影も確認できるそうです。


レーダー実験室には、9GHz帯を使ったXバンドレーダーのほか、船舶の位置情報がわかるAIS、飛行機の位置情報がわかるADS-Bなどの受信システムがありました


5年の川原さんがXバンドレーダーの見方を教えてくださいました♪ 写真右上がレーダーの画面です

続いては「無線通信実験室」へ! ここには電波高専の時代に船舶通信の実習用で使っていた短波実験局(JG8XA)の設備が残り、屋上の受信アンテナを使って現在も船舶無線が受信可能です。送信機もありますが、こちらはダミーロードに接続されています。


無線通信実験室には、船舶通信の実習で使っていた実験局の設備が残っています。現在、8J75RSもここからオンエア中!


短波実験局の送信機も残っています。送信アンテナの代わりは電球式のダミーロード。送信するとピカーッと点灯します!

JG8XAの運用デスクの前にはアマチュア無線機が置かれ、東北無線電信講習所創立75周年記念局の8J75RSの運用が行えるようになっていました。部員の本田さん(5年)が7MHz帯のCWでCQを出してくださいましたが、応答ナシ。残念~!!


5年の本田さん(1アマ)が7MHz帯CWで8J75RSのコールサインでCQを出しましたが、残念! 応答ナシ。でも、パドルを左手でなめらかに操作する姿に憧れました~

無線実験室の中で私が一番ビックリしたのは、ここに本物のテレビ局があって、学校周辺に地デジの33チャンネルでワンセグとフルセグの放送を行っていること!!


地デジの33チャンネル、593.142857MHzでテレビ放送(エリア放送)を行っています。コールサインは「JOXZ2CM-AREA(せんだいこうせんひろせエリアほうそう)」。全国の高専ではココだけ!

脇山先生に伺ったら、地上デジタルテレビ放送(地デジ)の空きチャンネル(ホワイトスペース)を使って行う「エリア放送」というもので、全国に約40局ある中、工業高等専門学校で開局しているのはここだけ!!! 送信出力は50mWで、屋上にある送信アンテナから電波を発射した電波は半径1kmぐらいのエリアで受信できるそうです。


無線通信実験室に設置されているエリア放送の設備。送信アンテナは屋上にある鉄塔の最上部に取り付けられています

「教育研究と学校広報、地域貢献を目的に2014年1月22日に開設しましたが、開始早々、神奈川県の方が近くまでお越しになって放送を受信し、受信報告書を送ってくださいました。ベリカードも準備してありますので、ぜひ皆さんも受信リポートを送ってください」と脇山先生がPRしていらっしゃいました。


受信してリポートを出すと貴重なベリカードがもらえます。サービスエリア内ならケータイやスマホのワンセグ受信機能でキャッチできるので、ぜひ挑戦してください♪

ボール紙とアルミテープで!? 地デジのアンテナ作りに挑戦!

施設見学のあとは、お楽しみ“Masacoの体験タイム”です!! 「学校のオープンキャンパスのときに来場者に好評だった、地デジのテレビアンテナを作ってみましょう」ということで、脇山先生と部長の林さん(2年)が、A4サイズのボール紙、アルミテープ、定規とカッターなどを用意してくださいました。


脇山先生と部長の林さん(2年)が準備とサポートをしてくださいました!

「これから作るのは地デジの放送が行われている500MHz付近に同調した、3エレメントの八木・宇田アンテナです。この八木・宇田アンテナは仙台にある東北大学の研究で生まれたものなんですよ」

--仙台ゆかりのアンテナなんですね! でもアンテナって、ボール紙でも作れるんですか!?

「はい、ボール紙に貼ったアルミテープがアルミパイプと同じ役割をしてくれるので大丈夫です。ボール紙には線が引いてあるので、アルミテープを指定の寸法に切って、線に合わせて貼っていきましょう」

--えーっと、これでいい?


ボール紙で工作するのは久しぶり!? 給電部にするため、一度貼ったアルミテープの一部分だけカットするのは、慎重に慎重に…

ボール紙で何かを作るのは中学校以来かも!? 意外と慎重な私は1つずつ林さんに確認(笑)。アルミテープ同士の接触を良くするためにハトメで止める作業はお手伝いしてもらって、なんとか完成!

出来上がったばかりのアンテナに同軸ケーブルを付け、テレビとつないだら…見事にテレビが映りましたよ! アンテナの向きをゆっくり変えていくと、テレビ画面の信号強度の数字が変化します。

--これが指向性なんですね! よくわかって面白いです!!


私が作ったアンテナ。テレビに表示される信号強度の数字が大きくなるように、ゆっくり動かしていきます・・・

林さんの手厚いサポートで、体験タイムは無事終了! メチャ楽しかったです♪ ありがとうございました!

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