JA7IC 柳沼輝雄さん

福島県須賀川市からオンエアしているJA7IC 柳沼輝雄さん。高校生だった1953年に第2級アマチュア無線技士の資格を取得した後、こつこつと部品を集め3年かけて無線機を自作し、1956年にJA7ICを開局した。その後就職で一時的にアクティビティが下がった時期もあったが、1979年に須賀川市に戻った後は、自立タワーを建てアクティビティを取り戻す。

現在はHFオールバンドと50MHzにオンエアし、DXハンティングやDXコンテストを中心に運用している。その間、2002年にはDXCC現存全エンティティとの交信を達成するなど、着実な成果をあげる一方、1986年からJARL福島県支部長を2期4年、1998年からJARL評議員を2期4年務め、現在ではJARL社員としてアマチュア無線の健全な発展に尽くしている。

また、元々電子技術者だった柳沼さんは電子工作も得意で、アンテナ切替器をはじめ多くの周辺機器を自作して活用している。さらにアンテナの交換や修理も基本的に自分で行い、75歳になった今でも自立タワーに登っているという。当面の目標として「今は6m DXCCの取得を目指していますが、地域的に7エリアからの完成は容易ではありません」と話す。