Summits On The Air (SOTA)の楽しみ
2023年10月16日掲載
長く、暑い今年の夏もようやく終わりました。今年の夏の異常な高温は、秋の彼岸を過ぎても数日続いていました。先日、南アルプスの北岳、間ノ岳を縦走してきましたが、季節は突然変わり、もう冬になっていました。秋は気持ちのいい季節ですが、山の上では冬が始まっています。くれぐれも服装、装備については万全に準備され、秋の登山と無線を楽しみましょう。
今月も前回から始めた、私の行った超簡単に登れるSOTA登録の山を紹介していきたいと思います。
今回紹介するのは新潟県小千谷市にある山本山、標高336mです。
私がこの山で運用したのは2018年になりますので当時と状況が変わっている可能性もありますが、この山には車で登ることができます。山頂は広く芝生のある公園になっています。
公園の一角には展望台があり、この上からの眺めは最高です。大きく蛇行して流れる信濃川の雄大な景色が楽しめます。この時は、うっすらと霧がかかっていて、幻想的な風景が楽しめました。
この山本山は低山ではありますが、小千谷市のリピーターJR0VBが設置してあることから分かるように、ロケーションも最高です。
そんな素晴らしいロケではありますが、SOTA運用ですので車の中から運用したり、電源を取るということはできませんのでご注意を。また展望台は多くの観光客が来られますので、この上から運用することもやめていただきたいと思います。
山頂に到着したのは早朝だったため、周りには誰もいませんでしたが、少し離れたところにあるベンチを使わせていただき運用しました。この時は、HFで運用したのですが、北米やオーストラリアから呼ばれました。
SOTAは単に無線で交信することだけではなく、自然や周りの環境、他の登山客との調和を重視しています。他人や自然に負担をかけるような運用は厳格に禁止されておりますので、SOTAの精神に基づいて運用をお願いいたします。
SOTA日本支部ではSlackを使ったコミュニティプラットフォームがあります。すでに100人以上のSOTA愛好家の方々が参加されています。このコミュニティに新たに参加をご希望の方は私宛のメール、ja1ctvアットマークjarl.comでも結構ですし、SOTA日本支部のホームページの問合せのページから連絡を頂いても結構です。登録案内を送らせていただきます。
Summits On The Air (SOTA)の楽しみ バックナンバー
アマチュア無線関連機関/団体
各総合通信局/総合通信事務所
アマチュア無線機器メーカー(JAIA会員)
©2024 月刊FBニュース編集部 All Rights Reserved.