Summits On The Air (SOTA)の楽しみ
2023年12月15日掲載
今年もあっという間に月日が流れ、12月が来てしまいました。この投稿がFBニュースで掲載されるのは12月15日になりますので、今年も残り2週間ということになります。
皆様今年はどんな年だったでしょうか? サイクル25では太陽が活発になり、お空のコンディションが良く、楽しめた年ではなかったでしょうか。年が明けましたら、すぐにQSOパーティもありますし、近くの山に出かける方、そして年末年始の休暇を利用して雪山に挑戦される方もおられると思います。
この季節は確かに寒いのですが、逆にヒルやマダニなどの害虫、そして今年各地で大暴れした熊も冬眠に入るころですので、その点は安心して山を楽しむことができます。くれぐれも安全第一で冬山の自然を楽しみましょう。
今月も私の行った超簡単に登れるSOTA登録の山を紹介していきたいと思います。
今回紹介するのは静岡県伊東市にある大室山、標高580mです。この山は伊豆半島の東にあり、伊豆シャボテン公園や伊豆高原にも近く有名な観光地となっています。皆さんの中でもこの山に家族や友人と出かけたことがあるという人もいるかもしれません。実はこの山SOTA対象の山なのです。
この大室山は遠くから見てもすぐにわかる形をしています。下の写真(出典: 大室山登山リフト 池観光開発株式会社様)を見てもわかるように野焼きを毎年行っているため樹木が無く、阿蘇の草千里のようになっています。形も富士山のようにきれいな円錐形をしており、昔は小さな火山だった山です。
一見すると結構な急坂の直登、しかも海岸近くの標高ゼロからの登りに思えますが、実はこの山を歩いて登ることは環境保護の観点から禁止されています。この山に登るためには下の写真のようにリフトで登るしか方法がありません。このため楽ちん登山が可能なのです。
山頂の噴火口跡は直径300m、富士山のように噴火口跡を1周することができ1kmの遊歩道があります。私が行った時は2月下旬でちょうど山焼きの直後で山肌が緑ではなく真っ黒でした。
リフトを下りたところからちょうど半周した反対側が山頂のピークとなります。
ピークには三等三角点があります。
このように遊歩道脇に山頂があり、とてもこの場所でHFの運用をすることはできませんが、景色は最高で1エリアからも近く、ハンディ機だけで十分楽しむことができます。
場所が有名な観光地ということもありますので、大声を出したり、雑音をまき散らしたりすることの無いように十分気を付けていただきたいと思います。また山頂に人が多い時間帯を避けて運用するよう心がけていただきたいと思います。
今年もFBニュースのSOTAの記事をお読みいただき、ありがとうございました。良い年をお迎えください。
SOTA日本支部ではSlackを使ったコミュニティプラットフォームがあります。すでに100人以上のSOTA愛好家の方々が参加されています。このコミュニティに新たに参加をご希望の方は私宛のメール、ja1ctvアットマークjarl.comでも結構ですし、SOTA日本支部のホームページの問合せのページから連絡を頂いても結構です。登録案内を送らせていただきます。
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