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Summits On The Air (SOTA)の楽しみ

その25 イギリスでのSOTA運用 3

JH0CJH・JA1CTV 川内徹

前回まででイギリスでのライセンスを取得したあと、イギリスへ渡航、そして大変な嵐の中をマン島に渡ったところまでの話をレポートしました。今回はいよいよマン島の山に登ります。

マン島DX Pedition 2日目、目指すはマン島の最高峰、スネイフェル山(SOTA#GD/GD-001)、標高621mです。マン島にはSOTA対象の山が4つあり、このなかで一番高い山です。標高はあまりない低山ですし、登山鉄道で山頂まで行ける山ですが、私は今回ほぼ海抜0mにあるLaxeyの街から登ることにしました。Laxeyは大きな水車があることで有名です。

今回はあまり天候も良くなかったため、2001年に撮影した写真を掲載しました。Laxeyでは1781年から鉄鉱石や銅、鉛、水晶の採掘がはじまりました。鉱業で山を採掘する場合、地下水をどのようにくみ上げるかが一番の課題。石炭を掘る炭鉱では、蒸気機関のポンプを使用しましたが、当時、鉱物の中では一番価値のあった石炭はマン島では見つかりませんでした。このため、水車を使って水をくみ上げていたようです。

さて、SOTAの話にもどります。宿泊先のコテージで、朝6時にタクシーを予約しておきましたが、早めに来てくれたので、Laxeyの街に到着したのが6時10分。まだ朝が早いので開いていませんでしたが、Laxeyの入り口にあるお土産屋でタクシーを降りて山頂を目指しました。

舗装路を登ると水車が見えました。

路肩にはベルフラワーがきれいに咲いています。

しばらく登るとAgneash村に到着。

さらに登るとスネイフェル山の山頂が見えました。山頂にはタワーが2基立っています。谷の向こう側に道路のように見えるものはスネイフェル山の山頂まで行く登山鉄道です。

SOTAでは時々山羊や羊が登場します。山に登って運用するアクティベータのアワード名も「Mountain Goat賞」です。そしてマン島の登山道にも羊が登場してくれました。

朝は山頂が見えたのですが、近づくに従い、スネイフェル山の山頂は雲の中に入っていきました。

明確な登山道が途中から無くなり、牧場の中にあるPublic Foot Pathを登ったのですが、途中から霧の中に入りほとんど消失してしまい、牧場の急坂を登りました。霧の中の牧場をどんどん登ってようやく山頂の鉄塔が見えてきました。

ようやくスネイフェル山の山頂に到着。Laxeyの街から3時間かかりました。

山頂には登山鉄道の駅もあり、この駅の中にCafeがありますのでまずは冷えた体を温めて休憩。

霧だけならいいのですが、強風が激しく、しばらく様子を見て、UTC 9時からアンテナを張って運用を開始。

10, 14, 18MHzのCWと14MHzのSSBで運用しました。運用開始後には、どんどん風が強くなり1時間半ほどで撤収となりました。

帰りは登山電車で下山。

しかし下山するととても良い天気。

こんな感じで、まずはマン島1回目のSOTA山アクティベーションは成功でした。

次回は、この翌日に登ったマン島第2の山Mt. Slieau Freoaghane に登った様子をレポートしてみたいと思います。

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次号は 12月16日(月) に公開予定

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