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Summits On The Air (SOTA)の楽しみ

その32 SOTA Mapについて-3

JH0CJH・JA1CTV 川内徹

前回の記事では、SOTA Mapが単にサミットの場所を示すだけの一方通行の機能を持っているだけではなく、山に登った人がその登山道のルートや山道の勾配を他の人と共有できる双方向のツールであることを説明しました。


今回はSOTA MapをSOTAデータベースと連携させて、データベースのプレゼンテーションツールとして使用する方法を説明してみたいと思います。
SOTA Mapサイト: https://www.sotamaps.org/


この機能を使う場合もSOTA Mapにログインしている必要があります。前回も説明しましたが、SOTA MapはSOTA DatabaseとSOTA Watch3とシングルサインオンでユーザー情報が共有されていますので、SOTA DatabaseやSOTA Watch3に登録されているようであれば、同じユーザー名とパスワードでログインできます。既にSOTA DatabaseやSOTA Watch3にログインされていればSOTA Mapにもログインできていると思います。

SOTA Mapのページの一番上部に4つのメニューがあります。mapping / extras / contact / overviewです。このmappingの中にまた5個のメニューがあります。今回は上から4番目activations mapping pageを使います。


現れた画面から左にある画面で自分のコールサインが既に入っていることを確認し、Set periodで表示させたい期間を設定し、Loadをクリックします。



するとこのように自分が過去にアクティベートした山が地図上に表示されます。

拡大して日本だけ見てみると


こんな感じです。眺めているだけでも登った時のことを思い出すことができて楽しいものです。

さらに左のActivationの一つをクリックして選んでみます。


すると、その下にそのActivationでのQSOログデータが表示され、地図上ではそのQSOパスと周波数、モードが色で表示されます。



次にMappingの隣のTime Chartsのタブをクリックしてみます。


Yearを選んで、Chartボタンをクリックすると、その年の月ごとのActivation、どの周波数、どのモードで運用したかが表示されます。


これも見ていて楽しいものです。

次はStats Chartのタブを選びChartボタンをクリックすると


こんな感じで年ごとにどことQSOできているか、どの周波数、どのモードでの運用が多いかを見ることができます。


SOTAのデータベースの表だけですと、記録と数字の羅列であまり興味はわきませんが、このように地図上でどの山に行ったか、グラフでどの月にActivateして何局QSOできているか、どの周波数、どのモードが多いかなどが見えると、プレゼンテーション効果が上がり、見ているだけでも楽しくなります。SOTAはこのようにIT技術を巧みに利用した先進的なシステムの上に成り立っています。

いかがでしたでしょうか? SOTA MapはSOTAのアクティベータがどの山に行こうか計画を立てる時にとても有用なシステムですが、山に行った後もそれを地図上で表したり、グラフ化して楽しんだりすることもできるのです。SOTA日本支部では常時メーリングリストの申し込みを受け付けております。私宛、コールサイン@jarl.comでも結構ですし、SOTA日本支部のホームページの問合せのページから連絡を頂いても結構です。

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