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FB Girlsが行く!!

<第28話> 極寒の生駒山からオンエア!! Masacoの移動運用 (大阪府東大阪市)

月刊FBニュース編集部

暖冬と言われている今冬ですが、この日(2月5日)は、関西では上空寒気団の南下により、雪の降りそうな寒~い朝となりました。それでも極寒だからと行って中止するわけにはいきません。この運用はFacebookで告知を行っており、Masacoさんのサービスを楽しみに待っている方がたくさんいらっしゃるのですから。

JL3ZGL FBガールズレディオクラブの、今年初めての移動運用はMasacoさんの地元関西からということで、大阪府と奈良県の境にあり、在阪各テレビ局のアンテナが林立するなどロケーション抜群の生駒山にやってきました。

東大阪市から運用

運用地点は見晴らし抜群のパノラマ展望台。よく晴れた日であれば明石海峡大橋や六甲山系がよく見えるこの展望台ですが、この日はあいにくの曇天で、眼下の大阪市内も霞んでいました。それでも高い周波数でなければ天気は電波伝搬にあまり影響しないため、東西両方への飛びが期待できます。ちなみにこの展望台は大阪府東大阪市と奈良県生駒市にまたがっており、アンテナの設置場所によってQTHが変わります。


到着後、まずはアンテナの展開です。7MHz用のワイヤーダイポールアンテナを取り付けた伸縮ポールを伸ばし、ワイヤーの両端を固定します。


次に、VUHF用のモービルホイップアンテナを、マグネット基台を使って、車の屋根に乗せ完成です。


アンテナが完成した後は、車内でリグとパソコンのセットアップを行います。まずはIC-7300Mから設置。電源は車のバッテリーにDC電源ケーブルを直結接続。パソコン用の電源は、シガーライターソケットからインバーターを経由してACアダプタに供給しました。ノートパソコンなので、数時間程度の運用ならば、内蔵バッテリーだけでも持ちますが、この日は長時間運用の予定なので、途中のバッテリー切れを避けるためにインバーターを持参しました。

コンディションは晴れ

セットアップも終了し、10:40に7MHz SSBで運用開始。コンディションは上々で空き周波数探しに苦労します。それでもなんとか見つけてCQを発射。数回CQを繰り返すと6エリアから応答がありました。


まずは7MHz SSBから

その後6局目までは6エリアと1エリアばかりで、スポット的なオープンかと思いましたが、7局目に7エリア、8局目は4エリア、10局目は2エリア、13局目は5エリア、14局目には8エリアと繋がり、広域にオープンしていることが判明、次第にパイルアップになっていきました。どうやらこの日この時間は全国的にオープンしていたようです。

17局目におそらくグランドウェーブ伝搬で3エリアとも繋がり、AJDまで残りは9、0の2つのコールエリアとなりました。晴れおんなのMasacoさん、いつものことながらコンディションさえも晴らしてくれたようです。運用当初だけは相手局のコールサインのピックアップに苦労したMasacoさんですが、次第に勘を取り戻してパイルアップにも対応できるようになり、QSOが進んでいきました。


QSOしながらパソコンにデータを入力

コンディションがとても良くパイルアップが続きましたが、12:00を回ったので、一旦昼食休憩としました。ここまで37QSO。Masacoさんは1QSOずつ丁寧に進めていくので、コンテストのようなレートでは進みませんが、ほどよいペースです。

午後からはリグをIC-9700に入れ替えて430MHz FMで再開です。1局目は3エリアのおなじみさんとQSO。QSOが終わるやいなや、電波が強すぎるという申告をいただきました。おそらく、隣接した周波数で運用していた局からでしょう。絶好のロケーションからの50W運用だったので、影響を与えたのかも知れません。もちろん相手局の受信部側の問題かも知れませんが、申告をいただいた以上は対応しないといけませんので、出力を5W(IC-9700の目盛りで10%)まで絞りました。


午後はIC-9700で再開。

しかし、まだまだ強すぎるという事でしたので、その周波数での運用はあきらめ、別周波数を探すことにしました。しかし、絶好のロケーションでは、なかなか空いている周波数の確保が困難でした。平日というのに、433.00MHz周辺はびっしり使われています。それでもなんとか空き周波数を確保して運用を再開。呼出周波数でCQを出し、サブ周波数に移って再度CQを出すと、次々に呼ばれました。430MHzのアンテナは車の屋根に載せただけのモービルホイップにも関わらず、遠くは鳥取県からも呼んでいただきました。空き周波数を見つけるのは困難でも、一度見つけてしまえば、抜群に飛ぶようです。


この日は強が強く、終盤は小雪がちらつきました。

DVモードシンプレックスにトライ

13:35、14局とQSOしたところでFMモードでの呼び出しが一旦途切れたので、予告していたDVモードを運用することにしました。433.00MHzの呼び出し周波数にてFMモードでCQを出し、サブ周波数にてDVモードで運用するようにアナウンスしました。サブ周波数にQSYした後はDVモードに切り替えてCQを出したところ、合計3局とDVモードでQSOできました。これまでの平日日中の移動運用で、DVモードシンプレックスでのQSOは何度かトライしましたが、なかなか相手が見つかりませんでした。しかし、今回は絶好のロケーションということもあり、DVモードで3局から呼んでいただきMasacoさんは感激していました。


DVモードでQSO

ここで、運用終了予定時間の15:00まで残り約1時間となったため、7MHz SSBでラストスパートすることにしました。リグをIC-7300Mに取り替え、空き周波数を探しました。すると、午前中は非常に賑やかだったスペクトラムスコープが閑散としています。そのおかげで空き周波数は簡単に見つかりました。しかしながら、明らかなコンディションの悪化がスコープで目視できます。

とりあえずCQを出してみましたが、なかなか応答がありません。それでも粘ってCQを出し続けると、3エリアの局から呼んでもらえました。その後もCQを出しては1局呼ばれ、の繰り返しになりましたが、局数は伸びていきました。しかし、この時間に呼ばれるのは、地元3エリアの他は、6エリアと7エリアのみ。他のエリアからは一切呼ばれません。午前中にあれだけ呼ばれた1エリアも皆無でした。


空振っても、粘ってCQ CQ

結局、予定の15:00に終了するまでの約1時間の運用で、7MHz SSBで34局を積み上げましたが、それらは全て、3、6、7エリアの局(各エリアほぼ均等に10+局ずつ)でした。コンディション的には一応東西へオープンはしていたものの、明らかなスポット的オープンでした。

FBな結果でフィニッシュ

結局最後まで、9エリア、0エリアとは繋がらず、One Day AJDは残念ながら達成できませんでしたが、終わってみれば、88QSOというFBな数字になりました。

今回繋がらなかった皆様とは、次回の移動運用でQSOできることを、スタッフ一同楽しみにしています。

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次号は 4月15日(水) に公開予定

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