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日本全国・移動運用記

第125回 年末年始の九州北部移動

JO2ASQ 清水祐樹

2026年2月2日掲載

12月30日(5日目) 熊本県に入り、沿岸部から内陸まで5か所で運用

熊本県に入り、荒尾市から海沿いに進んだ後、内陸の山鹿市と熊本市北区へ向かいました。海沿いの荒尾市・長洲町・玉名市は、周囲に高い山などが無いためロケーションは良好でした。一方、山鹿市と熊本市北区は山が近い地形で、過去に運用したことがある高台の公園を利用したため、運用場所の選定で迷うことはありませんでした(写真5)。

この日はHF帯のハイバンドが不調で、通常であれば18MHz帯などでよく聞こえるはずの8エリアがほとんど入感しませんでした。そのため、7MHz帯と10MHz帯で長時間粘ってQSO数を積み上げる展開になりました。


写真5 山鹿市での運用の様子

12月31日(6日目) 玉名郡の2町から熊本市内へ

玉名郡和水(なごみ)町と玉東町の2町で運用した後、熊本市の3つの区で運用しました。熊本市には5つの区があり、今回の移動運用では、時間の都合で南区では運用できませんでした。和水町・玉東町ともに山間部にあって平地が少ないため、以前にも運用したことがある公園を選びました(写真6)。

熊本市は、2012年4月の政令指定都市移行時に、5区の全てで運用したことがあります。当時はインターネット上に航空写真付きの地図がまだ整備されておらず、書店で購入した紙の地図を頼りに運用場所を探しました。特に、中央区は人口密度が高く、運用場所の確保に苦労しました。現在は航空写真で現地の様子を詳細に知ることができるため、中央区では初めて利用する公園を運用場所に選びました。

午前中は伝搬があまり上向かず、玉東町の10MHz帯で101QSOを記録するなど、7MHz帯と10MHz帯が中心になりました。午後からは伝搬が通常に戻ったものの、大晦日ということもあって運用局は少ない印象でした。


写真6 玉名郡玉東町での運用の様子

1月1日(7日目) 上益城郡の5町で運用

この日は上益城郡の5町全てを回りました。まずは、最も山奥にあると言える山都町から運用を開始しました。山間部では運用できる場所は限られているため、以前にも利用したことがある公園で運用しました。こちらは朝6時前から運用を始めたところ、元旦の早朝で無線機の前にいる方は少ないようで、パイルアップは控えめでした。

その後は、初詣の渋滞に巻き込まれそうになる場面もありましたが、状況に臨機応変に対応しながら、公園や河川敷で運用場所を確保できました。伝搬のコンディションはあまり上向かず、夕方に甲佐町で運用した7MHz帯が長時間のパイルアップになりました(写真7)。


写真7 上益城郡甲佐町での運用の様子

1月2日(8日目) 雪が降る中での運用

前日までの数日間は、朝の冷え込みがそれほど厳しくなく、日中は日差しの暖かさを感じるほどの天気でした。しかし、この日は一転して雪が降りました。この地域では雪に慣れていないと思われる人や車も見受けられたため、運転にはいつも以上に注意を払いました。

八代市の公園では、雪が舞う中での運用になりました。1.9MHz帯は意外にも空電ノイズが無く、早朝の運用にもかかわらず26QSOを記録しました。しかし、7MHz帯などは激しいノイズに悩まされ、QSO数は少なめでした。9時の時報とともに、HF帯の各バンドは「CQ NYP」(QSOパーティ参加局)で一気に賑わいました。

その後、サテライト通信の運用を目指して球磨郡五木村に向かいました。村に近づくにつれて積雪が増え、最終的には車が通った跡が無い、雪に覆われた公園の駐車場で運用しました(写真8)。


写真8 球磨郡五木村での運用の様子

結果

運用日、QTH、バンド別のQSO数を表1に示します。HF帯は21MHz帯以上でのQSO数が少なく、この時期は交信が難しい状況だったことが分かります。また、時間がある時には50MHz帯の運用も試みましたが、12月27日の2QSOだけに終わりました。



表1 QSO数。1.9~50MHz帯はCW、サテライトはCW/SSB

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