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Masacoの「むせんのせかい」 ~アイボールの旅~

第68回 ノートルダム女学院中学高等学校(JL3ZNS、8J3YAG)の皆さん

2023年10月2日掲載

Masacoの「むせんのせかい」 ~アイボールの旅~

皆さんこんにちは、Masacoです! 「猛暑」、「炎暑」という言葉がピッタリの、長くて暑かった夏から、少しずつ秋の風が感じられるようになりましたね。夏が大好きな私にとっては寂しいですが・・・ 皆さんいかがお過ごしですか?

コロナ禍がちょっとだけ落ち着きを見せた今年の夏、私は関西アマチュア無線フェスティバル(KANHAM2023)、ハムフェア2023など、無線のイベントにもいろいろ呼んでいただきました。そして各地のお祭りや地域イベントでも歌声をお届けすることができ、お会いできた皆さんの笑顔、手拍子、高校生から“マッサコー!”のかけ声、子供たちとの合唱・・・ 全てが私のパッションの源になりました!

そうそう、来月11月12日(日)には、私のふるさと、兵庫県明石市の子午線ホール(JR明石駅、山陽明石駅のすぐ近く!)で「Masaco故郷コンサート」を行います♪ 生演奏で聞いていただける久しぶりの機会ですので、ぜひぜひ応援お願いします!

さて今回は、京都市の「ノートルダム女学院中学高等学校」のアマチュア無線クラブにお邪魔したときのお話です。なんと! 6年以上も続いているこの連載で初めて“女子校の無線クラブ”に訪問できたんですよ~! 読者の皆さんもワクワクしますよね(笑)

編集部より: Masacoさんは、2023年3月中旬に同校を訪問しました。制作の都合で公開が遅くなりましたことをお詫びいたします。記事内で紹介した皆さんの学年・所属は訪問当時のものです】

第68回 ノートルダム女学院中学高等学校(JL3ZNS、8J3YAG)の皆さん


この連載では、これまで全国の中学校や高校のアマチュア無線部もたくさん訪問してきました。一番多いのは共学校(中には「学校は共学だけど、女子部員は1人もいません(涙)」というところもありましたけど!?)で、その次に多いのは男子校。でも“女子校の無線部”を訪問したことは一度もありませんでした。

以前、月刊FB NEWSの編集部に相談したら、「女子校の無線部で今も活動しているところは、全国で2、3校だと思います。取材はなかなか難しいかもしれませんね・・・」というお話で、私の中ではちょっと諦めていたところ、2022年の後半になって「Masacoさん、女子校の無線部に行けそうです!」という連絡が来ました。編集長がいろいろと交渉してくださったようです。それが今回お邪魔した、京都市左京区の「ノートルダム女学院中学高等学校」のアマチュア無線クラブ(JL3ZNS)です!


ノートルダム女学院中学高等学校の玄関に到着!! 大きな「VIRTUS ET SCIENTIA」の文字は、ラテン語で「徳と知」のこと。学校の建学の精神だそうです♪

3月のポカポカと暖かい日でした。庭園と紅葉で有名な「南禅寺」の近く、着物を着た観光客で賑わう山道を抜けると、ノートルダム女学院中学高等学校の校舎が見えてきました。受け付けを済ませると、顧問の田中先生(JO3DDD)が迎えにいらしてくださいました。

「Masacoさん、お待ちしていました」

--田中先生、今日は楽しみにしていました。宜しくお願いします!!


顧問の田中先生(JO3DDD)に、校内を案内していただきました

校内を見学させていただきました

田中先生のご案内で、校内を見学させていただきました。校舎は山の斜面に建った6階建て。いくつもの建物に分かれていて、廊下もアップダウンがあって、ゲームのダンジョンの世界のようでした!? 2020年にこの学校に赴任された田中先生も「この校舎の配置に慣れるまで相当、時間がかかりました」とおっしゃっていました。

廊下や建物の窓は、あちこちがステンドグラス。場所ごとにマリア様の像が穏やかに佇んでいます。学校名の「ノートルダム」はフランス語で“私たちの貴婦人”。イエス・キリストの母の聖母マリアを意味しているそうです。


場所ごとに、マリア様の像が佇んでいます

そして静かな時間を過ごす聖堂があったかと思うと、立派な茶室、町の本屋さんみたいに明るくて充実した図書室も! 教室内の正面には十字架も掲げられています。この雰囲気がとてもとても素敵でした♪


明るい雰囲気の図書室


司書のイチオシ本はラインアップが素敵!! 思わず手に取ってみたくなりました♪


あちこちの窓にはステンドグラスが!


立派な聖堂もあります!

ちなみにこの学校は、1952(昭和27)年にノートルダム女学院中学校として開校。その後、高等学校や小学校が相次いで開校し、1961(昭和36)年に京都ノートルダム女子大学が開設されたそうです。現在この校舎では中学生192名、高校生322名が学んでいます(2022年4月現在)。

特徴は、中学で「グローバル探究コース」、高校では「STE@M(スティーム)探究コース」を設けていること。STE@Mは、S(科学)、T(技術)、E(工学)、M(数学)の教育に、@(Art)の要素を加えたもので、“ICTを活用して、情報収集、整理、発表の方法を学びつつ、各自が設定したテーマ別に探究活動を進めていき、一人ひとりの好奇心・探究心をサポートするコース”なのだそうです。地元では“理系進学に強い”“高い英語力が得られる”と知られていて、京都府内はもちろん、滋賀県や大阪府から通学する生徒さんもいるそうですよ。


生徒の皆さんの探究活動によるレポートが、校内のあちこちに掲示されています。どれも力作だったり、ユニークな視点だったりで、素晴らしかったです♪


この「ヒメタニシの浄化能力には周囲の明るさは関係あるのか」は、アマチュア無線クラブのメンバー、吉岡さんが高1のときに探究したもの。なんと「サイエンスキャッスル2021関西大会」でも口頭発表を行ったそうです!

活動拠点の物理教室へ!

そして私は5階の物理教室へ。ここがアマチュア無線クラブの活動拠点になっているそうです。ドアを開けると12名の皆さんが待っていてくださいました! みんなニコニコ、キラキラ! 温かく迎えていただきました。


活動拠点の物理教室に到着です!


温かく迎えていただいて、さっそくおしゃべりに花が咲いています♪

教室の奥にはHF機があって、7MHz帯の賑やかな交信が聞こえています。アンテナは屋上にマルチバンドのワイヤーダイポールを張っているそうです♪


屋上に張っているマルチバンドのワイヤーダイポール。眼下には京都郊外の落ち着いた風景が広がっています

さっそく皆さんからお話を。まず田中先生からクラブ発足のきっかけになった、2021年のARISSスクールコンタクトのことを伺いました。

きっかけは2021年のARISSスクールコンタクト

ノートルダム女学院中学高等学校では、2021年に国際宇宙ステーション(ISS)滞在中の宇宙飛行士とアマチュア無線で交信する「ARISSスクールコンタクト」を、日本の女子校としては初めて行ったそうです。


ARISSスクールコンタクトに参加した皆さんの記念写真

--学校から実施許可をもらうのが大変だったのではないですか?

「実は前任校でもARISSスクールコンタクトを実施したことがあるので、ノウハウは身に付いていました。この学校に転勤する際、校長先生にスクールコンタクトの魅力や楽しさ、教育的な価値を伝えて、大変興味を持っていただきました。着任したときにはどの先生方も、とても乗り気で盛り上がってくれたので、プロジェクトはとてもスムーズに進められました。すべての許可がおりたタイミングで、生徒に参加を呼びかけました」

--それはよかったです!!

「準備や機材の設営では、関西ARISSプロジェクトチームの皆さんにも大変お世話になりました」

ちょうどこの時期はコロナ禍で、スクールコンタクトの実現にはたくさんの制約があったそうですが、生徒の皆さんは6月から宇宙での生活(宇宙食の試食も!)、宇宙開発、地球科学などを学び、無線機の使い方を覚え、交信への思いをグングン高めていったとか! でも大変なこともあったようです。

「当時の電波法令では、中学生(満15歳まで)は臨時ARISS局の特例として、宇宙飛行士との交信にアマチュア無線技士の資格は不要でした。ところが高校生はこの特例から外れてしまうため資格が必要になります。しかも運用には交信の確実性から50W局を使うことになっていたので、参加を希望した3名の高校生にはいきなり3アマ資格を取ってもらいました」

--ええ、いきなり3アマですか? 大変でしたね~!

そして、8月3日の夜8時すぎから、満を持してスクールコンタクトがスタート! ところが、まさかの交信不調で失敗に・・・。急きょ12月9日の17時すぎに再挑戦のスケジュールが組まれ、ついに12名(中学生9名、高校生3名)が、NASAのラジャ・チャリ宇宙飛行士(KI5LIU)と英語で交信できたそうです!!


ただいま、ラジャ・チャリ宇宙飛行士とドキドキの交信中!!

質問は参加者が日本語で作り、それを英語の先生からアドバイスを受けながら英文にしていったそうで、「When did you decide to become an astronaut? (宇宙飛行士になろうと思ったのはいつですか?)」といったものから、「Was your mission impacted by COVID-19 restrictions? What measures were taken to stay safe and healthy? (COVID-19の制約により、ミッションに影響はありましたか? 安全と健康を保つためにどのような工夫をしましたか?)」というタイムリーなものや、「How do you maintain levels of oxygen and carbon dioxide in the ISS? (国際宇宙ステーションでは、どのようにして酸素と二酸化炭素の濃度を保っているのですか?)」という科学的なものまでありました。ラジャ・チャリ宇宙飛行士は、その1つずつに丁寧に答えてくれたそうです。みんな大喜び!!

このときの交信風景がYouTubeで公開されています。ぜひ見てください!
https://www.youtube.com/watch?v=9q7szmwEz4o


YouTubeでARISSスクールコンタクトの模様が公開されています。見ているだけでドキドキとワクワクが伝わってきました!!


ARISSスクールコンタクトの臨時局「8N3ND」のQSLカード。交信した生徒の皆さんと、準備や運営をサポートした皆さんの笑顔が印象的です

「そして、楽しかったARISSスクールコンタクトの体験をもとにして、2022年春に発足したのがアマチュア無線クラブ(同好会)です。校内ではみんなで決めた“アイリス”というネーミングで呼ばれています。メンバーはARISSスクールコンタクトを経験した中・高生を中心に15名。もちろん3アマを取得した3名も参加しています」

--アイリス! 可愛くて良い名前ですね♪

「アイリス」の活動紹介

部長の2年生、村上さんにアイリスの活動を教えていただきました!


ARISSスクールコンタクトや「アイリス」の創設、アマチュア無線をPRする関する資料をたくさん用意していただきました

まず、クラブ局のコールサインはJL3ZNS。2022年3月に「ノートルダム女学院中学高等学校アマチュア無線クラブ」として局免許を受けたそうで、部活動の時間にHFで運用することがあるそうです。メンバーの多くは、他の部活動と兼部していたり、生徒会活動にも参加していたりするので、アイリスが活動するときは事前にメンバーに呼びかけをするそうです。


アマチュア無線クラブ(アイリス)の活動をPRする資料です

2022年秋の文化祭では、全校生徒や来場者にも無線を体験してもらおうと考えて、創立70周年記念を兼ねた体験局の「8J3YAG」を開設しました。

「でも2022年の文化祭は、コロナで1日目は公開中止、2日目はお家の人だけが見に来られる形になってしまったので、無線交信を体験してもらうことはできませんでした。だから、アイリスのメンバー2人が運用しました。交信経験が全然経験がなかったのですが、とっても上手でした!」

--多くの人に体験してもらえなくて残念だったね。メンバー2人の交信は何MHzで? どんなことを話したの?

「7MHzのSSBです。話したのは“桜のサ”とか・・・?」

--それは和文通話表ね(笑)!!!


2022年の文化祭風景です


田中先生の指導・監督で、メンバーの2人が体験運用に挑戦!


クラブ局「JL3ZNS」と創立70周年記念の体験局「8J3YAG」の合同QSLカード

アマチュア無線以外の活動では、ドローンの操縦が人気なんですって。

「正式登録しているドローンがあるので、飛行の許可を受けている学校上空や、許可がいらない屋内で操縦体験をしています。文化祭でみんなにも体験してもらいました」

--ドローンを飛ばせるなんて楽しそう! 操縦は難しくないの?

「何人か落とした人もいるけど、プロテクターが付いているので壊れませんでした」

そのほか、お湯で固まるプラスチック粘土でアンモナイトの模型を作る(文化祭でも公開)というチャレンジも!? 無線という枠にとらわれず、面白そう!! やってみたい! ということをどんどん楽しんでいる様子が伝わってきました。

そして、部活動や学校生活の楽しいお話に突入!

--みんなは「宇宙飛行士としゃべれるよ」と聞いて、ARISSスクールコンタクトに興味を持った感じ?

「はいそうです!」
「参加したら、交信がすごく楽しかった~」
「12月の再挑戦のときは“星出宇宙飛行士としゃべれるかも?”と聞いていて、日本語の質問を準備していたら、NASAの宇宙飛行士さんだとわかって英語の勉強も! ハードルがめっちゃ上がりました」
「放課後に集まって勉強会を開いて、宇宙食のアイスクリームやパンも食べました」

--ほかにどんな部活があるの?

「運動系のクラブも結構あるんですよ」
「有名なのはオーケストラクラブ。よく演奏会をやっています」
「放送部は少数精鋭だけど凄いです」

--学校生活はどう?

「楽しいです。好きなことが研究できるし」
「いろいろな講座があったりするので、結構忙しいんです」
「学食は定食が400円ぐらい。グラタンが美味しい!」
「山の中なので、校庭にサルやイノシシが出ることもあります。昔、サルに追いかけられたという先輩がいたそうです!?」

--田中先生にもお伺いします! この学校に赴任されて、他の学校と違う点や驚いた事を教えてください♪

「朝は必ず毎日“お祈りの放送”が流れて、全員が手を合わせて1日がスタートし、各授業の前にも黙祷があり、帰りも決められたお祈りをします」
「伝統的に大切にしている“黙想会”という学校行事が2日間あります。神父さんからお話を聞き、自分としっかり向き合う時間を過ごします。この日は、部活もせずに静かに過ごすことになっています」
「キリスト教の学校なので、クリスマスの12月25日は祝日ですが、冬休み期間に入るのであまり関係ないかもしれませんね(笑)」

メンバーの皆さんにミニインタビュー

ここで、恒例のミニインタビューです! ノートルダム女学院中学高等学校を選んだ理由、ARISSスクールコンタクトの感想、アイリスに参加した理由、将来の夢や目標などを話してもらいました!!

★高2 STE@M探究コース 藤井さん(第3級アマチュア無線技士)
元々“女子校に入りたい”と思っていました。夢はずっと獣医師になることで、そのためにも理系に進みたいと考えていました。京都は“女子校で理系”の学校は少ないのですが、見学した中で、先生や先輩方の対応がすごく丁寧で、雰囲気が良かったのでノートルダムを選びました。

アイリスは、ARISSスクールコンタクトをやって“せっかく免許持っているなら部を作ろうよ”ってなったときに、設立メンバーの一員として入りました。部活動を掛け持ちしている人も多いですが、私はここだけです(笑)。とても楽しいです。海外の人となかなか交流したことがないので、アイリスで何かできたらなあと思っています。

★高2 STE@M探究コース 徳永さん
新聞の「京都府の学校一覧」でノートルダムの存在を知って、“STE@M探究コースって何?”というところから始まってオープンスクールに行きました。その頃は科学者を夢見てたので、探求が早いときからできるところに魅力を感じました。科学者になる夢は、ちょっと変わってきてしまいましたが、大学は宇宙系か宇宙物理学科に行きたいと思ってます。

ARISSスクールコンタクトには参加しなかったのに、何で宇宙に興味を持ったんだろう(笑)。でもYouTubeにスクールコンタクトの動画が上がっているのを見て、楽しそうだなと思っていました。アイリスに入るきっかけは、高1で探究活動していたときに、田中先生から「アイリスを作るけど、良ければどう?」と誘われて、面白そうだったので「ぜひ!」って返事して入りました。

★高2 STE@M探究コース 吉岡さん(第3級アマチュア無線技士)
小学生のとき、この学校のオープンスクール(見学会)を訪れて、自然豊かな環境と先輩方の温かさを感じ“ここで勉強したいな”と思ったのが志望のきっかけです。

ARISSスクールコンタクトは、宇宙飛行士さんと直接話すっていうのはなかなか体験できない貴重なことで、交信できるように頑張ってきてよかったと思っています。最初、家族に「宇宙飛行士さんと交信したい」って言ったら「どうやってするの?」っていう反応でしたが、話をしていくうちに応援してくれるようになりました。

アイリスは、ARISSスクールコンタクトの交信に必要だったので資格を取ったら、その流れで“無線クラブを作ろう”ということになり、設営に関わっていきました。そこで田中先生からお話を聞いてアマチュア無線を知った感じです。クラブは楽しくて、いろいろな場所の人とも話してみたいです。将来は薬剤師になりたいなと思っています。


左: 藤井さん、中央: 徳永さん、右: 吉岡さん

★部長 高2 STE@M探究コース 村上さん(第3級アマチュア無線技士)
この学校を選んだのは、オープンスクールで先輩方がすごく優しかったことと、先生と生徒の距離が近いと聞いて、すごく楽しそうだなと思ったのがきっかけです。

アイリスは、藤井さんと同じで設立のときから一緒に活動してきました。それまでアマチュア無線のことは全然知らなくて「無線、何それ?」みたいな状態だったのですけど、宇宙飛行士さんと交信するために免許取っていろいろ学べたので、なんか面白そうだな、もっとやりたいなと思いました。交信はまだ何回かしかしたことはありません。もっといろいろな人とおしゃべりしたいです。アイリスの魅力は「意欲がある」、「みんなの熱意がすごい」というところ。世界の人たちと無線で交流できるので、学校でこぢんまりとやっている感じはなくて、グローバルにやっている気持ちになります。遠いところにいるのに近くの無線機から声が聞こえてくるのは不思議ですよね。

★中2 グローバル探究コース 坂本さん
姉(高2)と一緒にプレテストを受けさせてもらったとき、お世話になった先生の人柄が良くて、生徒同士の仲も良かったので、この学校行きたいなと思いました。アイリスに入ったのは、ARISSスクールコンタクトの交信がすごく楽しかったからです。将来は世界のいろんなところに行ってみたいなと思います。


左: 部長の村上さん、右: 坂本さん

★中2 グローバル探究コース 一村さん
理系のコースに進みたくて、家が近かったノートルダムのオープンスクールに来たときに言語技術の体験がありました。文章を書いたり読んだりすることが好きで、この授業は他の学校にはないので入ってみたいなと思いました。言語技術は、自分でテーマを決めて調べたことで文章を作り、みんなで分析やディスカッションをしていくというものです(田中先生の補足: 大学や企業などでプレゼンテーションするときに必要な力を身につけ、ちゃんと筋道が通っている内容になるかを学びます)。

学校は楽しいです。将来は理系に進学できたらいいなって思っています。クラブは普段やってないことができる貴重な体験の場所なので入って後悔はしてないです。

★中2 グローバル探究コース 野澤さん
オープンスクールや学校紹介で、この学校の探究コースに興味を持ちました。自分が疑問に思ったことを探求するのが楽しそうだなと感じて決めました。私はいろいろな野菜や果物の電位差で「電池」が作れるのかを実験しています。バナナはなんと1.1ボルトもあって、電球が点くかも!? アイリスには、ARISSスクールコンタクトに参加して、無線を通じて宇宙飛行士と話すのがとても楽しく、もっとたくさんの人と話してみたいなって思って入りました。今はとても楽しいです。


左: 一村さん、右: 野澤さん

★中2 グローバル探究コース 真田さん
小学校からノートルダムに入り、内部進学でずっとここにいます(笑)。元々科学クラブとバドミントン部に入っていたのですけど、両立が難しくなってしまい、科学クラブは辞めたんです。そのときに田中先生に誘われました。ドローン飛ばすのが好きです。室内で飛ばすだけじゃなくて、外でも飛ばしてみたいです。

★中2 グローバル探究コース 佐野さん
滋賀に住んでいるのですが、京都の学校に憧れていたのと、英語をしっかり学びたいと考えていました。知り合いがこの学校を卒業して、英語を生かして外国で活躍しているので、私もぜひこの学校に入りたいなと思いました。入学してARISSスクールコンタクトに参加したら、英語はしゃべれるし、いろんな人と交信できそうなのも楽しくて、自分も免許を取って知らない人とおしゃべりしたいなと思ったのが入部のきっかけです。将来は特に決めていないですけど、楽しい仕事に就きたいです。


左: 真田さん、右: 佐野さん

★中3 STE@M探究コース 村上さん
この学校を選んだきっかけは、オープンスクールが楽しかったから。あと、姉がここにおります(部長の高2 村上さん)。その影響ですね。アイリスは、ARISSスクールコンタクトが楽しそうだと感じたからです。親からは「珍しいね」と言われました。まだ無線で話したことがないので、自分でもやってみたいなって思うんですけど。人見知りというか、ちょっと恥ずかしいというか・・・。でも挑戦してみたいと思っています。資格取得も頑張ります。将来のことは具体的に決めていないけど、教科は理系が好きだから、そっちに進みたいなと思います。

★中3 STE@M探究コース 井之上さん
元々、ノートルダム学院小学校に通っていました。中学のオープンスクールが楽しくて、このまま上がっていいかな? と思って進学しました(笑)。アイリスは、中3の村上さんに“いろんなことができる部活だよ”って聞いて、テニス部と掛け持ちですが入りました。アマチュア無線のことは入ってから知りました。本当にいろんなことできて楽しい部活で、ドローンを操作させてもらいました。無線交信をしたことはまだありませんが、文化祭のときの体験局の活動準備が面白かったです。理系の授業が楽しいので、将来は理系に進学したいと思っています。


左: 村上さん、右: 井之上さん

クラブ局「8J3YAG」をゲスト運用♪

最後に、教室にセッティングされていたHF機で、創立70周年記念の体験局「8J3YAG」をゲスト運用させていただきました。7MHz帯で「CQ、CQ、CQ、こちらは8J3YAG・・・」とCQを出すと、平日の15時すぎでしたが何度目かで呼ばれました!

最初は三重県伊勢市の局。交信が終わると岐阜県中津川市、兵庫県豊岡市、広島県福山市・・・ と途切れず、どんどん呼ばれて11局と交信できました♪ 毎回「ノートルダム女学院中学高等学校の体験局からMasacoがオペレートしています!」ってアナウンスしたので、もしかして“アマチュア無線体験をしている女子高生!?”と思われたかも!?

メンバーの皆さんは、交信が終わるまで真剣に聞いていてくれたので、恥ずかしくないオペレートをしなくては・・・ と、身の引き締まる思いでマイクに向かっていました(汗)。


ただいま交信中。「ノートルダム女学院中学高等学校の体験局からMasacoがオペレートしています」とアナウンス♪

ノートルダム女学院中学高等学校の皆さん、田中先生、ありがとうございました! 私が訪問前に思い描いていた女子校のイメージとは全然違って、部活動の掛け持ちも楽々こなしてしまう、積極的で楽しい皆さんでした! 田中先生の熱心なクラブへの思いと勧誘活動で入部した! という生徒さんがほとんどでしたね(笑)。


田中先生、メンバーの皆さん、ありがとうございました!!

「宇宙飛行士との交信」という大掛かりな計画が、田中先生を中心とした学校の皆さん、サポートするアマチュア無線家の皆さんのしっかりした下準備のおかげで、あっという間に実現。その夢のような鮮烈な体験は、きっとこれからの進学や社会に出るときにも役立つと思います。

ARISSスクールコンタクトがきっかけで、アイリスという素敵な同好会が結成できて、その後も成長していくんだなぁと感じました! 先生の情熱と生徒の皆さんの前向きで明るい取り組みが印象に残った学校訪問でした! アイリスの花言葉のように、これからも希望をもって夢の実現へむかってくださいね! そして良い便りを楽しみにしています♥ ちなみにこの取材の後、アマチュア無線技士の養成課程講習会を申し込んだ生徒さんがいらっしゃったとか~♪ 嬉しいなぁ~! 次回は一緒に交信しましょうね!

(JH1CBX Masaco)

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