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Masacoの「むせんのせかい」 ~アイボールの旅~

第49回 札幌ジュニアアマチュア無線クラブ(JR8YLF)の皆さん

Masacoの「むせんのせかい」 ~アイボールの旅~

皆さんこんにちは、JH1CBX Masacoです♪

春の訪れとともに、梅がきれいに咲いています! 今年は暖冬の影響でいつもより過ごしやすかったですね! でも花粉の飛ぶのも早いし、新型コロナウィルスの影響も日に日に気になります。熟睡と栄養! そして、手洗いの徹底。移動も多いのでかなり神経質になってしまう私。1日も早く落ち着いて、旅行やイベントが楽しめますように。。。免疫の力、がんばって!! と自分の体に!

さて、今回の『Masacoの「むせんのせかい」 ~アイボールの旅~』は、2月中旬に北海道札幌市にあるアマチュア無線クラブ、「札幌ジュニアアマチュア無線クラブ(JR8YLF)の活動にお邪魔したときの模様をご紹介しましょう。

第49回 札幌ジュニアアマチュア無線クラブ(JR8YLF)の皆さん


「Masacoのむせんのせかい~アイボールの旅~」は連載49回目にして、ついに! とうとう! 北海道に上陸しましたよ~!! 雪まつりの1週間後、地元の人が“いつもよりは全然雪が少ないですよ”という札幌にやってきました。まずはラーメンを食べて、札幌のシンボル、時計台とテレビ塔を見物です!!


札幌のシンボルといえば時計台!!


テレビ塔の近くではID-51を使って電波を出してみました!!

そしてテレビ塔のすぐ近くにある、北海道テレビ放送(HTB)の本社に到着しました。今日はこのテレビ局の中で札幌ジュニアアマチュア無線クラブの活動が行われるそうです。


北海道テレビ放送(HTB)本社が入る「さっぽろ創世スクエア」にやってきました!!

HTBのマスコット、onちゃんを見ながらロビーで待っていたら「Masacoさん、はじめまして!」と声を掛けてくださった方が! 札幌ジュニアアマチュア無線クラブ主宰者の岡田さん(JK8CFM)です! HTBの経営戦略局にお勤めで、今日のために局内のスペースを用意してくださいました。

参加されるメンバーの皆さんが集まるまで、クラブのことを岡田さんに伺いました!


札幌ジュニアアマチュア無線クラブの岡田さん(JK8CFM)

このクラブは、2004年に国際宇宙ステーションの飛行士と子供たちが無線で交信するイベント「ARISSスクールコンタクト」を札幌で行う際に、札幌市内の小・中・高校生を集めて無線クラブを作ったのがきっかけだそうです。

最初はクラブのコールサインはなく、メンバー各自が個人コールサインで運用していましたが、旭川市の「道北ジュニアアマチュア無線クラブ(JR8YFA)」に触発され、“自分たちもクラブ局のコールサインを取ろう”ということになり、2007年に「JR8YLF」のコールサインでクラブ局もスタートしました。


クラブ局、JR8YLFのQSLカード。イラストが上手なメンバーが原画を描いたそうです

現在のメンバーは18名! 小学生1名(3アマ)、中学生3名(全員3アマ)、高校生2名(全員3アマ)、高専・大学生4名(4アマ1名、3アマ2名、1技1名)と、社会人が8名(4アマ1名、3アマ5名、1アマ1名、1技1名)という構成だそうです。

――クラブ名にふさわしく、若い人が多いですね!

「そうですね。中高生で入会したメンバーが成長して、今でもクラブの活動に加わって手助けをしてくれるので、とても助かっています」(岡田さん)

ちなみにクラブのことはホームページやFacebookページでPRしているほか、北海道ハムフェアの会場やNPO法人ラジオ少年が行う4アマ養成課程講習会で勧誘のビラを配布しています。「入会時にはもう4アマを持っている人が多いのですが、クラブの50W機でガンガン交信してほしいので、3アマの取得を推奨しています」というお話でした。

クラブの活動拠点ですが、2010年頃まではラジオ少年のJA8ATG 原さんのご自宅(札幌市東区)のガレージを使わせていただき、その後は札幌市豊平区にあったHTB本社内の「HTB北海道テレビ放送ハムクラブ(JA8YKU)」のシャックを拠点にしたそうです。


HTBの移転直前、当時の局舎(札幌市豊平区)にあったHTBハムクラブのシャックに無線機を持ち込み、JR8YLFの運用を行いました

ところが2018年秋にHTBが札幌市中央区に移転し、HTBハムクラブのシャックがなくなってしまいました。そこで活動は移動運用が中心に。廃校を借りたり、メンバーの家にみんなで集まって運用したり、道の駅でアイスを食べながら運用したり…といった形で、2か月に1度ぐらい行っているそうです。


2019年6月に夕張郡長沼町で行った移動運用のスナップです

そして今日は久しぶりの活動日!! しかも前から岡田さんが予告していた「テレビ局内の見学」もあるそうで、メンバーの皆さんが次々にロビーに集まってきました。みんなでHTBの中にある屋内テラスに移動して、楽しいクラブ活動の始まりです!


HTB本社の屋内テラスに9名が集合しました!

この日はメンバーと保護者の方、合計9名が参加しました。屋内テラスのテーブルには、クラブのIC-7600Mや電鍵、ノートパソコンが設置され、7MHz帯の信号が聞こえています。メンバーの皆さんは無線機をいじったり、おしゃべりをしたりと楽しそうです。

――岡田さん、IC-7600Mで7MHz帯の電波が聞こえていますけど、アンテナはどこにあるのですか?

「はい、移転前のHTBは、屋上にたくさんのアマチュア無線用アンテナが立っていたのですが、この新社屋は再開発で作られた27階建てのオフィスビルなので立っていないんです…。今日はベランダに三脚でモービルホイップを固定しました(笑)」

――あ、そういうことなんですね。準備お疲れ様でした(笑)。


クラブの無線機、IC-7600Mなどをセッティング!! 縦ぶれ電鍵とCW送信が可能なノートパソコンも用意されていました


ベランダにテレビカメラ用の三脚を使って7MHz帯のモービルホイップを固定♪

屋内テラスから少し離れたベランダに、テレビカメラ用の三脚を使って7MHz帯のモービルホイップが固定されていました! 足元に雪が積もっていたので、アースに良いかもしれません!?

テレビ局内の見学に出発!!

岡田さんが「それでは、そろそろ始めましょう! 今日は楽しみにしていた、HTB新社屋での初めての見学会とモールスの練習会を行います。きれいになったスタジオなどをぜひ見てください」と挨拶をして、テレビ局の見学会が始まりました。まずはスタジオ! エレベーターに乗って、長い廊下を歩いて「STUDIO 1」という大きなトビラの前までやってきました。


第1スタジオに到着!! これから見学が始まります

「ここが普段、平日朝の“イチモニ!”や、夕方の“イチオシ!!”といった生ワイド番組で使っている第1スタジオです。ドアが重いので注意して入ってください」

第1スタジオの中は広くて、機材がいっぱい!! 岡田さんがカメラや照明のことなどを説明するたびに、メンバーから「おお~!」という歓声があがります。いつも見ているテレビ番組はここで作られるんだ!! という感動がありました。


HTBで一番大きな第1スタジオ。広さは約320平方メートルです


最新のテレビカメラを見て、触れて、貴重な体験になりました!

テレビカメラに触れて大喜びの人もいました。私は…というと、スタジオのセットからゲストが登場するシーンみたいに「今日の歌のお客様は、シンガーソングライターのMasacoさんです~」なんて、自分でやってしまいました、テヘヘ♪


「今日の歌のお客様は、シンガーソングライターのMasacoさんです~」と登場!!
歌いながら出てきたほうが良かったかしら!?

その後は副調整室(サブ)を見学させていただき、テレビ局の心臓部である主調整室(マスター)は窓越しでこっそりと! ニュースセンターがある報道部の部屋では、ニュースキャスターになったつもりでカメラに向かうなど、皆さんといっしょに楽しませていただきました♪

移転からまだ1年半ぐらいなので、どこもピカピカで最新の機材が使われているのにビックリ。岡田さんは少し前まで技術局に所属していたので、機械や設備のことも詳しく、楽しいエピソードと共に説明してくださったのがとても印象的でした。


第1スタジオの副調整室です


テレビ局の心臓部、主調整室(マスター)は窓越しに見学!!

クラブの活動について

テレビ局の見学を終えて、屋内テラスに戻ってきたメンバーの皆さんは「楽しかった~」と、まだ興奮が続いている感じ。実は私もそうでした、笑。

休憩を挟んで、今日集まったメンバーの皆さんからいろいろとお話を伺いました。

まずはクラブの活動について。最近は大きく分けると「お正月のQSOパーティ参加」「4月のALL JAコンテストの移動運用」「6月のALL JA8コンテストでの移動運用」「10月の全市全郡コンテストでの移動運用」という4つと、秋に「北海道ハムフェア」がある年はブースを出展してジュニアハムの勧誘を行っているそうです。


2019年のALL JAコンテストは石狩市への移動運用で参加


北海道の移動運用の定番、ジンギスカンでパワーをつけます!!


2017年の「北海道ハムフェア」のブース出展風景(左は岡田さん、右はJL8XSO 田島さん)。無線機の展示や勧誘パンフレットの配布を行いました

特に4月のALL JAコンテストには力を入れていて、最近のコンテストでの賞状を見せていただいたら、2010年、2011年、2012年、2013年、2015年、2017年、2019年のALL JAコンテストの「マルチオペ オールバンド種目M」で8エリア第1位を獲得しているのがわかりました!! コンテスト開催が近づいた2月や3月には「作戦会議」という位置づけで、CWの練習会も行っているそうです。


見せていただいたコンテスト賞状の一部です!!

ここで岡田さんがおっしゃったことが素敵で心に残っています!

「クラブでは、オペレート能力の向上も目指しますが、一番大切にしたいのは“みんなで1つの目標に向かって作業することの大切さ”を身につけて欲しいと思っています。例えば大きなアンテナを協力し合って組み立てるとか、ケーブルの配線をするなどは、学校では絶対に教わらないことですが、そうした体験を通じて、技術的にも人間的にも、大きくなって欲しいと思って活動しています」

本当にそうですよね! アマチュア無線クラブの活動は、普段の生活では経験できないことや、世代を越えてみんなで成功する喜びを味わえることが魅力の一つだなぁって思います!

9名の皆さんにミニインタビュー!!

ここで、皆さんに恒例のミニインタビューです!


テーブルを並べてミニインタビューのスタート♪

●JK8CFM 岡田さん(クラブ主宰者) 中学生の時にパソコンゲームがやりたくて、学校の無線部(JA8ZXS)にパソコンも置いてあったので入部しました。そうしたら「一応無線部なので、免許も取ってね」と言われたのがきっかけです。開局は50MHz帯で、同じクラスの子と宿題を半分ずつやって、無線で交換し合っていたら、その交信を先生も聞いていて叱られる、なんてこともありました(笑)。

最近は144/430MHz帯で「いかに本州と交信するか」がテーマです。あとは若い皆さんと一緒にいろいろと楽しいことを見つけていきたいと思っています。

●JL8ELK 相蘇(あいそ)さん(初代会長) このクラブの初代会長で、最近はサポート役を努めています。中学生のときにトランシーバーに興味を持ち、自分で勉強して資格を取り開局しました。好きなバンドは7MHz帯ですが、アパート暮らしのためモービルからの運用に限られています。職業は高校の教員で今日は教え子も来ています(笑)。学校にアマチュア無線クラブが作れたらいいなあと思い、少しずつ動いています。

●JR8NLH 山本さん(保護者) 娘と息子がこのクラブのメンバーですが、高校受験や学年末試験のため、今日は参加できませんでした。私は高校の頃にアマチュア無線を始めましたが、大学卒業後に無線局免許を切らしてしまいました。ところが数年前、2人が「アマチュア無線の免許を取りたい」と言い出しました。我が家の隣に実家があって、実家の父が今でもアマチュア無線をやっているので、その影響を受けたようです。

それで私も再開局しました。あと子供たちだけでなく妻も免許を取りました(笑)。子供たちは自宅ではほとんど無線をしていませんが、コンテストなどでクラブに来たときに楽しんでいるようです。


写真左から山本さん、相蘇さん、岡田さん

●JM8NIY 村本さん 高校2年生です。元々、いろいろなライセンスフリー無線を楽しんでいました。ハムである父親やライセンスフリー無線仲間から勧められてハムの資格を取りました。今は144/430MHz帯をメインにやっています。

このクラブのことは高校の相蘇先生から教えていただきました。前回はコンテストに参加してとても面白かったので、これからもコンテストの活動には出たいと思っています。

●JL8TLR 中川さん 高校時代に映画「ダイハード」を見て、無線のシーンが楽しく、この世界に目覚めました(笑)。無線を使っていると楽しくて、周りの人たちと一緒にやることで楽しさが倍増する感じです。好きなバンドは7MHz帯です。最近は3アマ資格を取ってCWに挑戦し始めています。送信はできますが受信がまだ追いつかない感じです。

アマチュア無線以外の資格(第三種電気主任技術者、第一種電気工事士)に挑戦していて、このクラブではそうした資格についての情報交換もできるのが嬉しいです。


写真左は中川さん、右は村本さん


中川さんはCWを練習中。ポータブル機とCW練習機、解読器などを見せてくれました

●JM8NYC 二ノ宮さん 小学校5年生です。父に勧められて一昨年に4アマ、去年に3アマを講習会で取りました。その講習会で勧められてクラブに入りました。今はコンテストが面白いです。ALL JAコンテストで7MHz帯に出ました。全市全郡コンテストでは自宅からオンエアして、このクラブの局(JR8YLF)とも交信できました。

去年の夏休みに自由研究で「アマチュア無線について」をまとめて、クラスで発表したら珍しがってくれて、興味を持ってくれた友達もいました。

●JF0SLO 二ノ宮さん(保護者) 会員の保護者です。小学生の頃に「科学と学習」という雑誌の記事でアマチュア無線やBCLに興味を持ちました。中学生のときはいろいろな国内外の放送局を受信しました。そのうちに語学を学びたいと思うようになって、大学では音声学研究室に入りました。そこに1アマの資格を持つ先輩がいて、私も4アマを取りました。地方に方言調査に出掛けたときなど合間に運用していました。

少しハムはお休みしましたが、2018年にラジオ少年の講習会で3アマを取り、娘にも「そろそろ取ってみたら?」と勧めました。札幌ではアパマンハムでHFのFT8を楽しんでいます。常置場所の長野県に戻ったときは7MHz帯に出ています。今後はRTTYをやってみたいのと、娘が中学生になったら一緒に2アマを受けようかと思っています。

●JI8MRL 坂口さん(保護者) 会員の保護者です。中学生のときから無線に興味をもっていて、高校2年生の頃に資格を取り、5W出力のハンディ機で開局しました。当時は道南に住んでいたのでGPアンテナで秋田や青森とも交信ができたのが嬉しかったです。

仕事が忙しくて局免許を切らしてしまいましたが、7~8年前に昔のコールサインで再開局しました。あるとき娘と妻を連れて「北海道ハムフェア」にいき、娘がラジオ少年のブースでAMラジオ作りを体験し、それがきっかけでアマチュア無線の資格を取りました。好きなバンドは430MHz帯で、今後はCWもやりたいと思っています。

●JM8IXO 坂口さん 高校2年生です。父が「北海道ハムフェアに行く」というので、無線がなんだかわからないのにノリでついていきました(笑)。その会場で岡田さんと出会いました。ハムの資格を取る前にクラブの移動運用にも連れて行ってもらいました。その時にいろいろあったハプニングが面白くて「一緒にやってみたいな」と思うようになりました。

4アマを取って、しばらくしてから3アマを取りました。好きなバンドは基本的に“コンテストで過疎っている(参加局が少ない)バンド”で、そこでずっとCQを出し続けて、何局と交信できるか挑戦するのが好きです。


2015年の「北海道ハムフェア」でNPO法人 ラジオ少年が設けたラジオ製作コーナーのスナップ。坂口さんもきっとここでラジオを作ったのでしょう


写真左は坂口さん(父)、写真中央と右のお二人が二ノ宮さん親子。

CW練習会とクラブ局の運用

続いてはALL JAコンテストに向けたCW練習会です! 岡田さんが作ったわかりやすいテキストと、縦ぶれ電鍵の練習機を使って楽しく進んでいきます。私も参加させていただきましたよ~。

最初はテキストを見ながら「欧文モールス符号の復習」。今日集まったほとんどのメンバーの皆さんが3アマ資格を持っているので、これは簡単♪ 岡田さんは「文字は音で覚えるのが大切です」と何度も強調していました。


CW練習会が始まりました!! 岡田さんの説明を真剣に聞いています

そして次は「自分のコールサインをモールス符号で書いてみる/言ってみる」。岡田さんは「例えばこういうコールサインの人でしたら…」と言ってモールス符号で“JH1CBX”と打ったのですが、私はそれが自分のコールサインだと気付くのがちょっと遅れ、皆さんが私の顔を見たのでピン!!と来ました(汗)。

そう! モールス符号で自分のコールサインが正確に打てる、聞き取れるというのは、実際の交信でものすごく大切なことです! せっかく相手局が「JH1CBXさん、交信しましょう!」と呼んでくださっているのに、それが聞き取れなければ交信が始まりません…。私ももっと練習しまーす!

お話はさらに進み、「コンテストでCQを出している局に応答する方法」や、「コンテストで“相手局のコールサイン”と“コンテストナンバー”を聞き取るには」といった、かなり実践的な内容に入りました!

「5NNというリポートの送り方を覚えよう」とか「国内コンテストなら、“CQ TEST”の次に来るのは“J”か“7”のどちらかです」、「コンテスト中の局を呼ぶときは、相手局のコールサインと送っているナンバーを何度も受信してメモしてからにしましょう。この作業に5分や10分かかってもOK!」「自分のコールサインやコンテストナンバーはパソコンに任せるのもアリ!」など、私でも“あ、それなら私でもできそう!”と思うことがいっぱいありました。

最後は岡田さんが練習機を使って、次々といろいろな局のコールサインとコンテストナンバーを打ち、みんなで一斉に書き取り! でも結構難しいですね・・・。正解を発表するときに「はい、今のコールサインは私の奥さんのものでした」とか、「私が入りたかった大学のクラブ局のコールサインです」など、解説が面白くて笑ってしまいました!


「さあ、このコールサインはわかりますか!?」と練習機で出題する岡田さん

和やかな練習会のあとは、クラブ局のIC-7600MとノートPCを使って、7MHz帯のCWでCQを出してみました。ちょうど国際コンテストが行われている時間帯で、普通のCQはなかなか応答してもらえなかったので、メンバーのJL8TLR 中川さんが、持参したポータブルトランシーバーと超小型電鍵を使って、10mぐらい離れた場所からJR8YLF/8を呼びました!! もちろん599-599で交信成立、周囲の皆さんからも拍手が湧きました。


IC-7600Mとノートパソコンを使って、7MHz帯CWでCQを出します。皆さんも興味津々!!


10mぐらい離れた場所から、中川さんがポータブル機でJR8YLF/8を呼びました。もちろん599-599で交信成立!!

その後もしばらくCQを出し続けていたら、千葉県の局が呼んできてくれて無事に599-599で交信成功! ちゃんと電波が飛んでいるんだとわかり、みんなホッとしました♪

気が付いたら、なんと屋内テラスに集まってから4時間! テレビ局の見学から皆さんのお話、CW練習会まで、時間が過ぎるのを忘れるほど楽しくて、フルコースの内容でした!

札幌ジュニアアマチュア無線クラブの皆さん、本当にありがとうございました。ジュニアハムの皆さんの元気でアクティブな様子や、社会人になった皆さんの経験を生かして次世代の人たちを育成する取り組みに、繋がりの大切さや無線の未来を感じます。養成課程講習会で免許を取った子供たちへの受け皿になるクラブがあるのは、本当に心強いですね! もっともっとこのようにあたたかくサポートしてくれるクラブが全国にできると、子供たちの元気な声があちらこちらのお空で聞こえるんじゃないかなぁ♪

次回はコンテストや、北海道のアマチュア無線イベントでお会いしたいなぁ! あと、ジンギスカン付き珍道中!? 移動運用に参加してみたい!(笑) ありがとうございました!

(JH1CBX Masaco)

★Masacoプロフィール

兵庫県生まれ。シンガーソングライター。
学生時代は陸上競技ランナー、全日本インカレ出場。公務員となったが「歌い手になりたい」を実現すべく退職し上京。

NHK朝の連続ドラマ小説出演などを経て、IBS茨城放送のレギュラーラジオ番組パーソナリティーを6年、ラジオNIKKEI第一でもパーソナリティーとして活躍。全国高校統一模擬試験「英語リスニングテスト」の 日本語出題ナレーターなども務める。

オリジナル「あなたとともに咲かせましょう/むせんのせかい」はバックに流れるモールス信号も話題となり無線愛好家からの支持も得る。昭和歌謡の懐かしさに心躍る最新作「晴れおんな」ではMasacoの新しい世界を聞くことができる。

コールサインはJH1CBX(第3級アマチュア無線技士)

・公式サイト:http://www.19box.net/masaco/
・オフィシャルブログ(Masaco Diary):http://blog.goo.ne.jp/33masaco/
・Twitter:https://twitter.com/Masaco3
・Facebookページ:https://www.facebook.com/Masacosama

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次号は 12月 1日(木) に公開予定

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